★★★★熊野古道ウォ−キング/紀路・中辺路編★★★★
「大門坂コ−ス」/「発心門王子コ−ス」
------平成14年12月8日(日)〜9日(月)------
はじめに:
「四国遍路道」と共に「熊野古道」は歩きたい道の一つである。
本宮大社、速玉大社、那智大社への参拝の道が熊野古道である。
熊野詣の道は平安期にはじまった京から紀伊半島を西回りする紀路(大辺路・中辺路)と江戸時代にはじまった伊勢からの伊勢路がある。
紀路は京の都人が通ったのに対し、伊勢路は庶民の道である。
更に、熊野三山参拝後、高野山に抜ける「小辺路」、吉野・大峰山に抜ける「大峰道」がある。
今回のウオ−キングは都人の中辺路<ナカヘジ>の道で熊野那智大社に向かう「大門坂コ−ス」と
熊野本宮大社に向かう「発心門王子コ−ス」を歩いた。以下はその報告である。
■一日目:
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| 那智の滝 | 那智大社の鳥居 | 小林千登勢さん | 中ノ島H専用船 |
人気コ−スである。バス11台、480名の大所帯である。バス3台ずつ時差出発して行く。
1集団130名、男女比率4:6、年齢は四国遍路参加者より5歳以上は若く皆さん元気印である。
熊野古道・那智大社に向かう「大門坂コ−ス」入口に着いたのは13:20、生憎、雨である。
傘をさし歩きはじめたが、蟻の行列、雨で濡れた石畳が滑りやすい。40分の道のりであるが結構汗をかいた。
神仏集合で那智大社と青岸渡寺は隣同士にある。
西国一番札所「那智山・青岸渡寺」で、西国33ケ寺もいずれは巡拝するであろうと納経帳を購入した。
那智の滝を眺め、那智大社をめぐり15時にバスに戻った。
公民館で16時から青岸渡寺高木副住職の講話とNHKテレビ小説「ほんまもん」に出演した小林千登勢さんの話を聞きた。
高木副住職の講話は「ほら貝の音色」を聞いただけでうかつにも舟を漕いでしまた。
小林千登勢さんの話は「ほんまもん」のロケ裏話、姑、孫の一般的な話である。
雨の中、船で勝浦「中ノ島ホテル」に到着したのは18時、ホテル浦島と並び大きなホテルで立派な露天風呂を備えていた。
15.11.27日小林千登勢さん死去を新聞で知った。1年前元気にお話をされていた姿が目に浮かぶ。
新聞には心不全にため26日死去と書かれている。66歳。
ご冥福をお祈り申し上げます。
■二日目:
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| ほんまもんロケ地 | ほんまもん「山中家」 | 左・紀三井寺/右・高野 | 関所 |
今日のウオ−キングは「発心門王子」から本宮大社への6.8km・2.5時間のコ−スである。
発心門王子を歩き始めた10:30頃には雨も上がり、お茶のみを持ち出かけた。
ボランティアガイドが要所で説明してくれる。
途中、伏拝<フシオガミ>王子跡の近く、本宮町伏拝に「ほんまもん」のロケに使った山中家等が残されている。
山中家は現に松本さんというか方が住んでいる家の外壁を改造し利用したものである。
本宮町と2年契約しており再来年(H16年)4月までこの状態で残るとのことである。
コ−スの途中に○○王子跡が各所にある。
王子と言うのは「茶店」今風に言えば「サ−ビスエリア」にあたるらしい。
紀路の中辺路の道には九十九の王子があったという。
13時に熊野本宮大社に着いた。
熊野本宮大社には日本サッカ−協会のマ−クあの「3本足の八咫烏<ヤタガラス>」が神の使者として祀られている。
理由は烏が人を導く鳥と言われ、サッカ−で「相手のゴ−ルを外すことなくボ−ルを導く・・」といった意味から
このマ−クになったようである。
高さ34mの日本一の鳥居を見学し、西日本最大のわたらせ温泉「大露天風呂」で汗を流し、「寅さん」のVTRを見ながら帰路に着いた。
ちなみに日本一の露天風呂は源泉が豊富な登別温泉にあると言っていた。
■おわりに:
参加者が多いのには驚いた。
最近話題になってきた「熊野古道」という名前と「ほんまもん」の小林千登勢の講演が魅力的だったからだと思う。
旅行社の売上は約800万円、ホテル代、バス代、弁当代、露天風呂代、人件費、広告費、講師謝礼等々仲間と計算したが
旅行社の利益は出ない。
参加者が増えてもあまり利益に結びつかない。旅行社の経営も厳しい。
H14年12月6日、文化庁がユネスコの世界遺産候補に、神道、仏教、修験道という日本を代表する信仰形態が集約した
「紀伊山地の霊場と熊野古道」を世界遺産に推薦したと新聞に載った。
正式に決まるのは2004年6月らしいが、来年(H15年)から「熊野古道」が賑わうと思う。
熊野古道は大勢の人が歩くにはトイレなどが不十分である。
今後、世界遺産登録に向かい駐車場、道路等が整備されていくであろうが、自然破壊に繋がらないことを望む。
また、そこで生計を立てている人々もいることも忘れてはならない。
来年(H15年)も熊野古道を歩いてみようと思っている。
おわり H14.12.16 記