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●シルクロ−ド漫遊紀行(平成12年9月9日〜9月16日)
はじめに
我々のシルクロ−ド観光団は総勢25名、「BAGGAGE」を機内預けにした後、空港特別室で土産物の事前購入の説明会で初顔合せ、
わが観光団のクル−は老人夫婦が目立つ。15:35出発、フライト時間3時間、西安17:30到着、
中国大陸に第1歩を「印」た。西安の気温は日本と同程度である。以下は私達の体験記録である。
1. サ−ビスについて
中国は共産国。どこまでの職業が国家公務員なのだろう。
中国西北航空のスチュアデス、ホテルの従業員はどうであろう。少なくとも空港の係員は国家公務員である。
初日、西安空港到着が予定より早かったため、税関の係員が来ていないとの理由で30分ほど機内待機、
人口が多いので仕事が細分化されているようである。また、鉄道関係者は国家公務員でサ−ビス精神ゼロである。
食堂車でビ−ルを注文しても、有るのか無いのか、返事なし。車掌は1車両に1名いるが、
客が並んでいるのに2つあるトイレのうち1つしか使用できるようにしない。土産屋の売り子は、
流暢な日本語で非常に商売熱心に売り込み、ヨ−ロッパ、アジア各国と何ら変わらない。
2. オランダ人との交流について
第3日目の出来事。敦煌から100km離れたゴビ灘の中に2000年前の関所「玉門関」がある。
我々のバスが9時頃「玉門関」到着、添乗員に「英語」が分かるかと尋ねる2人のオランダ青年が現れた。
敦煌からゴビ灘をラクダ4匹・漢民族のガイド1人を雇い「ラクダ・キャラバン」で丸2日間かけて「玉門関」へ来たという。
ラクダで敦煌へ戻る体力は無いので敦煌まで「バス」に乗せて欲しいらしい。ラクダのスピ−ドは5km/h、ラクダの乗り心地は楽そうで「楽」でない、
私の経験からもそうである。添乗員が我々クル−全員とバス運転手の了解を取りつけ、オランダ人2人が我々のクル−に加わる。
外人は空いていた私の横の席に座った。早速Mr.M氏とオランダの情報
(シ−ベルト、ロ−ヤル・タッチシェ−ル・ハウステンボス・日蘭400周年等々)を集め、
イングリッシュで話し掛けた。相手から「ディフィカルト」言う返事である。
しかし、人間同士話している内に通じてくる。砂漠の夜の感想を尋ねたら「静かで、暗くて、寒かった・・」という。
なるほどと思う。また、オランダ製の寝袋は性能がいいとも言っていた。8月31日に北京に入り、
10月1日にニュ−デリから帰るとのこと。
敦煌で別れたが、バスを降りる際、運転手に100元(¥1300)を渡していったと添乗員から聞いた。
3. 東西物産(株)名古屋支店長について
パックツア−では食事の時、言葉を交わす事でクル−の年齢、関係、旅行歴等が段々と分かってくる。
ある夕食時、女性4人組から、オランダ人と何を話していたかと聞かれた。
私は「This is a pen.」と言っただけと答えると、相手は「商社」にお勤めの方ですかと言う。
Mr.M氏は東西物産(株)名古屋支店長と返事をしておけと言う。その後は、英語が堪能な商社マンとして我々は帰国した。
4.韓国人の反日感情について
第4日目夜行列車が早朝5時にトルファンに到着した時の出来事。
「シルクロ−ド」を訪れる観光客は日本人と韓国人が多く、ヨ−ロッパ系は少ないようである。
トルファン駅で下りる際、後ろの車両に乗っていた韓国人ツア−と出口でかち合う。韓国人の女リ−ダ−が、
韓国語特有の勘高い大声を上げ我々側のドア−を押さえて日本人が降りるのを妨害する。
温和な日本人の中にも頭にきた者がいたようだ。韓国にはまだ一部に反日感情が残っているのだと改めて感じた。
5. 省エネバ−ナについて
第5日目ウルムチ夜のバザ−ルでの出来事。夜のバザ−ルは「たべもの屋」が多く、何でもかんでも売っている。
コンロが10元(¥130)で売っていたので再度見に行きたいとある女性が言う。
そこでは、テ−ブルコンロのバ−ナヘッドを丸型のセラミックに変えると、
熱効率が上がる事を怪しげに実演中で50人程が見ている。
セラミックバ−ナと金属バ−ナで中華なべで水の沸き上がり時間の違いを実演している。
明らかに「イカ様」であり、不完全燃焼もする。
6. ウイグル族の美少女との交流について
第6日目の西安。夕食まで時間があったのでタクシ−<スズキ・アルト・初乗り6元(¥80)>でバザ−ルへ。
西安市民の市場である。約2kmにわたり、野菜・果物・肉・衣料品等何でもあり。ぶらぶらと進んで行くと、
「干ぶどう」など色々なものを売つている。干ぶどうは16元(¥210/kg)である。1kgを5つの袋に入れるよう頼むが通じない。
裏側にまわり一緒に作業、落着。隣で全く同じものをウイグル族の美少女が売っている。
自分の所でも買ってくれと言う。Mr.M氏は美少女に弱い。更にドライフル−ツ数種類買い込み、
10分間程ウイグル語と日本語で対話、心は通じ合うものである。
7. 値段について
中国は商人と客とで納得した価格で売買が成立する。我々のクル−でも10万円のものが1万円になったとか、
1個20元が5個で20元になったとか、隣で25元で買ったと言えば20元になったとかと言う話ばかりである。
時には10元のものを50元札で買っても、請求しないと「おつり」がこない「雲助の店」もある。
また中国には「古幣一掃」の制度があるようだ。百貨店で50元札を出したら、
札を引張つたり、のばしたり、透かしたり。店員が「古幣一掃」と書いてくれて納得。結果的には受け取ってくれた。
8. 衛星放送について
中国は日本との時差は1時間である。日本の22時は中国では21時である。
ホテルでは、NHKの夜22時のニュ−スが「LIVE」で送られている。
9月15日はシドニ−オリンピック開会式であったが、オリンピックの部分は放送権の関係であろうか静止画面となる。
またNHK・BSはそのままでは送られていない。外国向けに編集されて送られているようだが、
各国向けに編集されていのだろうか。「愛知県・西枇杷島町」の洪水のニュ−ス(=東海豪雨)は14日朝、ウルムチのホテルのBSで知った。
9.その他
「ゴビ灘の青空トイレ」・「高速道路のサ−ビス エリア」・「シルクロ−ドの昆虫捕獲作戦」・
「大陸鉄道の汽車の中身」・「中国漢方薬の講習会」・「砂漠の中のぶどう園」・「中国製 バイアグラ」・
「中国国民の21世紀へのパワ−」・「砂漠の空の色」などは省略する。
10.おわりに
ゴビ灘は荒涼たる土砂漠が延々と地平線まで続く平原である。
そこには空に飛ぶ鳥なく、地に走る獣なく、草木なく、生物の息づかいは感じられない。時々目に映るのは土葬の小山のみある。
そしてある時、忽然とオアシスが現れる不思議なところ、それが「シルクロ−ドの旅」なのである。
12.09.25 記