ようこそ! RANの青春18キップの旅へ−
●青春18キップ「東北1800km漫遊紀行」
平成13年4月2日(月)〜6日(金)
春:利用期間 3月1日から4月10日
夏:利用期間 7月20日から9月10日
冬:利用期間 12月10日から1月20日
秋:鉄道の日記念・JR全線乗り放題切符===10/2(土)から10/17(日)2週間
はじめに
3月中旬「雑誌 旅 3月号」の青春18キップ特集記事を見て、
可処分時間が余るほどある暇人には打ってつけの青春18キップでの旅にでたくなった。
候補地は東北。すぐ、時刻表を購入し計画を開始した。青春18キップの有効期間は4月10日まである。
余り寒くても困るので、出発日は気温との相談である。そんな折、寒気団が日本海・東北方面に襲来、3月末東京地方、
「満開になった桜に雪が舞う。桜が満開後に雪が降ったのは25年ぶり」との寒波のニュ−ス。
名古屋地方も真冬に逆戻りの寒さである。
一日目
4月2日(月) 晴 名古屋:最低気温2.6℃ 最高気温18.0℃ <出発→新潟 499.1km>
青春18キップひとり旅のスタート。朝6時10分自宅を出発。青春18キップ最初のスタンプはJR××駅。
「ムンライトながら」大垣行きに乗車。この列車は東京を23時43分発の夜行「快速」指定席の人気列車である。
名古屋からは自由席になるが、東京方面からの疲れた様子の若者・中年で満席である。
岐阜から高山線に乗換える。乗客は少ないがサラ−リマン・学生である。
途中から下呂の医者に行くと言う老女が3人乗り、お互いの病気のことを話合っている。
今年は雪が多かっため、車窓から時々一面雪景色が現れる。初日は約12時間・500kmの旅である。
移り行く景色を眺めているだけで退屈はしない。
時間の余裕がある者が感じる何となく贅沢な心のゆとりであろう。
「高山」「富山」「猪谷」「直江津」で乗換え「新潟」へ到着。
二日目
4月3日(火) 新潟:雨 会津若松:曇り <新潟→仙台 315.9km>
新潟の朝はかなりの雨降りである。新潟発8時23分快速で会津若松へ。車中で全国観光地図を見ているおばさんと同席、
青春18キップの仲間かと思い車窓から見える大きな川の名前を聞いてみた。「阿賀野川」と教えてくれた。
鹿児島の方で新潟の二男の所に寄り、会津若松の長男の所へ遊び行くと言う。私の旅行目的を話すと「働かないのですか?」と聞く。
会津若松駅前から飯盛山へ向かう。まだ観光シ−ズンには早いので人はまばらである。飯盛山→鶴ケ城へ。
鶴ケ城は桜のシ−ズンには賑やうであろう。沖縄の2人の女子高校生と朝のテレビドラマ「ちゅらさん」が話題になった。
会津若松駅に戻った13時頃、M氏からの携帯電話のベルが始めて鳴った。自分の事だけを一気にしゃべったように思う。
駅前で本場の「喜多方ラ−メン」を食べ「郡山」へ向かったが途中雪がちらついていた。
仙台駅では仙台育英高校が選抜野球で宣野座高校に勝ち決勝進出したと騒いでいた。
その時T氏から「鶴舞公園」へ花見に行こうと誘いの電話のベルが鳴った。仙台の夜は風が強く寒いが活気のある街である。
三日目
4月4日(水)仙台:晴れ 最低気温2.9℃ 最高気温11.0℃ <仙台→山寺→松島海岸松島→一ノ関 190.5km>
今日は早立ちである。仙台発7時9分で芭蕉が「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ山形の立石寺へ。
早朝で観光客の一番乗りのようである。山頂で休んでいたら高知からのツア−客が登ってきた。
仙台へ戻り青葉城址へそして松島めぐりの遊覧船に乗り、タクシ−で松島駅まで行き、一ノ関へ向かった。忙しい一日であった。
四日目
4月5日(木) 一ノ関:晴れ 暖かい 仙台:最低気温0.2℃ 最高気温13.7℃ <一ノ関→東京 441.5km>
定期観光バスで中尊寺等の見学である。8時55分発の乗車手続き完了。乗客は一人のみ。運転手とバスガイド付きの貸切り。
厳美渓・達谷窟・毛越寺・中尊寺、私一人に親切に説明してくれる。
毛越寺で老夫婦から「観光バス」を貸切られたのですかと?聞かれ…。3400円で「貸切」です…。
毛越寺には「夏草や兵共が夢の跡」、中尊寺には「五月雨の降りのこしてや光堂」芭蕉の句がある。
NHK大河ドラマ「北条時宗」に触発され、鎌倉に寄るため、計画変更して、
一ノ関発12時51分で上野まで一気に441.5km移動することにし、「仙台」「福島」「黒磯」乗換えで東京・上野に21時10分に到着した。
上野では6箇所ほどホテルにTELしたが満室、7件目でツインが空いており、22時頃にチェックイン。ホテル探しに苦戦した。
五日目
4月6日(金) 東京:晴れ 暖かい 最低気温11.0℃ 最高気温20.9℃ <上野→名古屋 380.7km>
上野発7時10分で鎌倉へ。鶴岡八幡宮参拝後、江ノ島電鉄で鎌倉大仏・江ノ島に寄り、
藤沢駅から「熱海」「浜松」「豊橋」「名古屋」乗換えでJR××駅に18時到着。
おわりに
「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」ではじまる芭蕉の「奥の細道」は
旧暦3月27日(陽暦5月16日)に東京・深川を出発し、仙台・
一関から日本海側に出て大垣に旧暦8月21日(陽暦10月4日)着くまでの2400km/5ケ月の旅紀行である。
私は1800km/6日の旅である。
今度、青春18キップを利用するなら、函館まで一気に移動し、函館山からの夜景を見て、青森の竜飛岬、雪が残る奥入瀬渓谷、
そして日本海側を帰ってこようと思う。
「行春や鳥なく魚の目は泪」
13.04.27 記