150SL (D=150mm、f=750mm)
ニュートン式反射望遠鏡用
自作アイテムの紹介


F=4.1 自作レデューサー

日々日記に記していたモノをまとめました。
2008年9月15日 150SL用コマ収差改善アダプターの製作
2008年9月22日 150SL用自作コマ収差改善アダプターの実力テスト
2008年10月1日 150SL+くくり付け60ミリガイド鏡筒で試験撮影

2008年9月15日 150SL用コマ収差改善アダプターの製作


 12日に試し撮りした150SLの画像を改めて眺めていたら、画像の周辺に「しずく型」のコマ収差を発見!
ピントもしっかりと出していないのでかなり大きめですが、気になります。
せっかくSE120鏡筒の青ハロから逃れられると思ったのに今度はコマ収差です。
上手く行きませんね〜ぇ。
そこでネット検索したらケンコー製SE150N用ですが、コマ収差改善に自作アダプターを作られたページを発見!
なんと「YIMG」など天体用ソフトの開発・配布元でした。(銀河☆さん)
レンズの光学計算されたシェアウエアソフトなども掲示してありますが、私には??
口径と焦点距離が同じなのでダメ元で作ってみました。
(材料は14日に秋葉原へ行ったときに購入済み)
150SLで使えなくても実費2000円で済みますから。
 ビクセン製コマコレクター2も購入を考えたのですが、どの様に取り付けするのか?
カタログにも取り付け方法の記載はなく、そもそも口径やアダプターが必要なのかも??
鏡筒をお借りした方は、150SLをメインで使っていた頃は惑星などを撮影する程度でほとんど撮影は行わなかったそうで、コマ収差などの改善はしていなかったそうです。

 利用するケンコー製ACクローズアップレンズbS、49ミリはヨドバシカメラで2016円。
比較用にビクセン製EOS用Tリングも新たに購入(1200円)
上手く行かなくてもレンズ代2000円の出費で済むのが嬉しいです。
Tリングは他でも使えますから。
AC4の分解は留めリングをノギスの口を使って回したら外れました。
(カメラやレンズ分解清掃用の治具があれば簡単に外せます)
ただ、EOS用Tリングの内径がレンズよりも約1ミリ程大きく、カタカタ動くので黒の厚紙をスペーサー代わりに挟みました。
(無くても固定出来ますが、動くのが嫌だったので)
元の留めリングは、Tリングの内径が1ミリ程小さいのでそのままでは留められず、途中で切断してヤスリで短く削りました。
適当な厚紙を探すのに手間取りましたが、30分もあれば完成です!

 実際に有効かどうかは試し撮りしてみないと何とも??
そのままで結像するのかさえ??
待ちきれず天文同好会会長殿にお聞きしたら、
凸レンズですので、レデューサーとしての効果が出るはずですが、ついでにコマ収差も改善してやろうというわけですね。
タカハシMTシリーズのレデューサーや、ビクセンのレデューサーRなどと同様の効果を狙っているのだと思います。
放物面鏡のコマ収差を軽減する効果はあるようですね。
もっとレンズの枚数を増やさないと、完全な補正にはならないと聞きますが、ましになるなら意味はあるでしょうね。
との事なので、まだ実際に撮影試験していませんが、期待が持てます。

 自作アダプターの解説ページにもありますが、レデューサとして働くそうなので、F値が4.1になるそうです。
このあたりの光学設計は私には??
口径が150ミリなので4.1倍すると615ミリとなりSE120鏡筒の600ミリとほぼ同じになって扱いやすくなるかも??



2008年9月22日 150SL用自作コマ収差改善アダプターの実力テスト


 昼間に雨が降ったので水蒸気や湿気が多く、かなり夜露が多い状態でしたが、先日作りました150SL用自作コマ収差改善アダプターの実力テストを行いました。
ケンコー製ACクローズアップレンズbSを使った自作レデューサ(F=4.1)のテスト)

 画角に関しては、計算書通りの画角でした。
計算では、f=750mmが615mmになるそうで、F=4.1の広角(18%短縮)になるとのこと。
PC画面の2星間をメジャーで測って計算すると、172mm→141mmになっていて、計算通りの画角(18%短縮)になっていました。
計算通りの広角となりレデューサーとしての機能が得られて、何とか上手くできている事が判りました。

 目的の周辺コマ収差ですが、改善されました。
ピント合わせに苦労しましたが、何とか比較出来そうな2枚をチョイス。
ノーマル状態の画像では星が少し流れていますが…。
中央部分の収差はほとんど同じ。
左下部の画像を比べると改善していることが判ります。
画面エリアが広がるので同じ部分の星像では有りませんが、半分近く短くなっています。

 150mm絞り環の併用では、さらに周辺コマ収差が改善されました。
ピント固定した同一星像の比較なので違いがハッキリ判ります。
コマ収差の尾が半分近く改善されていて驚きの効果です!
130mmに絞れば暗くなるそうですが完璧らしいので、試してみたくなります。

 自作アダプターの解説ページにはもう一つ、ピント合わせの後に少し(0.05ミリ程)戻す事があげられていましたが、今回はテストしませんでした。

 総評として、150SLでも改善されることが確かめられました。
レンズ代2000円で済むのがなにより嬉しい。
ただ、Tリングをカメラ回転装置として使う予定だったのですが、レンズを組み込んでしまったので、Tリングの42mmネジ部を回転させてしまうとレンズにキズが付きそう。
何か考えなくては…。



2008年10月1日 150SL+くくり付け60ミリガイド鏡筒で試験撮影


 以前、どうしようかと思っていた「カメラ回転」(カメラの撮影画角・角度)ですが、プチ妥協して解決しました。
カメラの画角・角度が問題になるのは大きな被写体。
たとえばM31アンドロメダやM45プレアデス・すばる、M42オリオン星雲などです。
現状M31アンドロメダがちょうど天頂に来る頃で、撮影したい被写体です。
この他のメシエ天体などは小さいので画角を気にしなくてもOK。
以前使っていたペンタDsは長時間露光だと画面の1/4位が熱被りで赤くなってしまい使えませんでしたが、EOS DNに替えてからは熱被りも無く、画面をそのまま広く使えます。
その為、M31アンドロメダで画角を決めて固定させれば、秋〜冬の期間は問題ないだろうと考えました。
M42オリオンやM45すばるを撮り始める頃にはM31のシーズンは終わりになってるし。

 Tリングへ補正レンズ(ACbS)を組み込んだ為に、カメラ回転をTリングで行うことが出来なくなってしまっていました。
※何かカメラ回転装置を作ろうと考えたのですが、接眼部のドローチューブ引き出し量が約12ミリと短い事、接眼部側がメスネジになっている事、などで断念。
(オス・オスのネジ切り部品の調達が??な為。あるけど高額)
TリングのM42内ネジを留めているイモネジ3カ所を通常のネジ(頭付き)に替えて、Tリングの内ネジを回転させようと考えていたのですが、Tリング内へレンズを組み込んでしまったので…。
そのまま内ネジを回転させるとレンズを傷つけそうで怖いです。
(キズが付いても外側だけなので問題は少ないとは思いますが、精神的に傷つけたくない)
そこで、撮り比べに使ったノーマルTリングを見てみたら、カメラ取付印と社名版プリントが同じ位置なのを発見。
TリングのM42ネジ切り開始位置も同じなので、これは使えます。
少々面倒で手間ですが、下記の方法で位置決めしました。
まず、ノーマルTリングを使ってカメラの回転位置を決めます。
(鏡筒に付けたままTリングのイモネジを緩めてカメラを回転)
ノーマルTリングで決めた位置から、社名版プリントが同じ位置に来るように、レンズ組込済みTリングを調整します。
カメラや鏡筒に付けたまま回転させずに済むので、ゆっくり浮かせて回せばOK。
明るい部屋で行えるので安心感があります。

 少々手間の掛かる行程ですが、試し撮りしてみて良い結果を得ています。
M31アンドロメダに合わせましたが、M45すばるの画角も良い感じに使えそうです。
このままM42オリオンにも適用出来ればと思っています。
(ステラナビゲータの写野角(撮像エリア)表示では良い感じにガスのすそのまで入ります)

 前回同様、メシエ天体を比較用に試し撮り。
画面中央以外の周辺減光が著しく、どうすれば良いのか??
絞り環の影響なのか??
こんど外して撮ってみよう。
観望+撮影も3回目なのでピント合わせに慣れてきました。
時間は掛かりますが、キッチリ合わせておかないと周辺像が著しく悪化(コマ収差)するので。
 近隣のテニス練習場が平日でもナイター営業開始。(今までは週末か土日)
木星観望するけど南と西の空には裸眼では木星しか見つけられず。
今回も大赤斑の見える時間帯では無かったので次回に期待です。
どうにか150SLにも光害カットフィルターを取り付けたいのですが、どうすればよいのやら???(手持ちは2インチ用48ミリ径)
Tリングの内側にはACbSを組み込んでしまったし…、かといって新しくEOS内蔵用フィルター(FFフィルター)買うには値段が高いし。

2008年9月12日22:58頃
150SL鏡筒(f=750mm)、180秒露光
左下を等倍で切り出したモノ。
中央から放射状に「しずく型」のコマ収差が発生!
ケンコー製49ミリ ACクローズアップレンズbS (ヨドバシカメラで約2000円)
外枠、レンズ、留めリングの3つに分解できました。
下の黒い帯は隙間埋め用の厚紙
ビクセン製EOS用Tリングの内側に納めると1ミリ程の隙間が空くので、黒のつや消し厚紙を巻きました。
厚紙をレンズに巻いて、ピッタリ収まった状態。
完成状態!
留めリングはそのままでは付けられなかったので、短く切断して固定させました。
方眼がリングの内外で違うのが判りますか?
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ノーマルTリング使用
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ACbSレンズ組込Tリング使用
画角が広がり、計算通りの結果になりました。
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ノーマルTリング使用
画面中央部分を等倍表示
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ACbSレンズ組込Tリング使用
画面中央部分を等倍表示
中央部分はそんなに変わらない。
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ノーマルTリング使用
長い尾を引いています。
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ACbSレンズ組込Tリング使用
尾の長さが約半分になりました。
広角になったのでその分を考えても小さくなっています。
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ACbSレンズ組込Tリング使用
150SL鏡筒にEOS DN直焦点撮影
ACbSレンズ組込Tリング+150mm絞り環の併用
尾の長さが更に短くなりました。
厚紙で作った絞り環(内径150ミリ)
150SLの内径は約193ミリあり、約20ミリ幅の環(リング)を作りました。
撮影はこの無塗装のまま行い夜露に濡れてフニャフニャに。
紙だけでは無理か…。
後日、夜露対策に黒スプレーで塗装。
コレで濡れても大丈夫。
130ミリだと完璧らしいので、試してみたくなります!
カメラの位置決めした状態。
天頂付近でカメラがほぼ水平になる位置でM31アンドロメダを撮る画角にピッタリ!
カメラが水平になるので操作しやすいです。
鏡筒に書き込んだ位置決めの印。
観望しやすい位置にまず鏡筒を回転させて固定後にマーキングの印。
カメラ側の画角を決めるのに回転装置を考えていたのですが、接眼部の繰り出し量が約12ミリと短く、そのうえ接眼部側はメスネジなので、考えつかずに断念。
TリングのM42内ネジを留めているイモネジ3カ所を通常のネジ(頭付き)に替えて、Tリングの内ネジを回転させようと考えていたのですが、Tリング内へレンズを組み込んでしまったので…。
左がレンズ組込Tリング、右が通常のTリング。
カメラ取付の赤いマーク(外側)とM42ミリ内ネジの社名版プリントとネジ切り開始位置が同じなので、画角決めに使えます。
位置決め固定後に外してしまいましたが、テープなどでマーキングしておくと判りやすいです。
2008年10月01日23:07頃(M31アンドロメダ銀河)
150SL鏡筒にACbS、EOS DN直焦点撮影、ISO800、300秒150mm絞り環、原画縮小
SX赤道儀+PHDオートガイドを使い、八王子市自宅庭にて撮影。
上の画像を処理したもの。
周辺減光が大きく、JPEG処理の限界。
画像処理でM110は消えてしまったが、画面にはM32と一緒に入っています。
2008年10月02日00:22頃(M45すばる・プレアデス星団)
150SL鏡筒にACbS、EOS DN直焦点撮影、ISO800、32秒150mm絞り環、原画縮小
撤収開始前に画角確認用に撮った一枚。
もう少し下げれば良い感じ。






150SL用ガイド鏡筒をくくり付け

日々日記に記していたモノをまとめました。
2008年9月29日 150SLにガイド用鏡筒を搭載
2008年10月1日 150SL+くくり付け60ミリガイド鏡筒で試験撮影
2008年10月4〜5日 富士山須走口五合目天体観測会

2008年9月29日 150SLにガイド用鏡筒を搭載


 先日秋葉原へ行った際にスターベースさんで購入した微動装置付き60ミリ鏡筒を150SLのガイド用鏡筒として搭載させてみました。
以前SE120鏡筒でも「親亀小亀」状態でオートガイドさせていましたが、重心が高く振動も拾うので平行台へ移行させました。
しかし、設営・撤収に手間がかかり、自宅庭でのお気楽観望+撮影ではやはり簡単便利が一番です。
そこで、長期借用している150SL反射鏡筒に微動装置付き60ミリ屈折鏡筒をくくり付けてみました。
 鏡筒バンドへ穴あけやタップ切りが出来れば一番良いのですが、借用品なので出来るだけ鏡筒への加工無しに済む方法で・・・幾度か試作の末に結局こうなりました。
@プラ板(ポリプロピレン、PP0.75ミリ厚)を鏡筒バンドに挟んで巻く。
Aアルミチャンネルで「馬」を作り、同アルミチャンネルで微動用のスプリングが入っている筒の高さ分を嵩上げ。
B簡単に脱着出来ることを考えたが、結局「馬」の足部分はプラ板(下地)に接着。(プラ足レール部のみ)
C脱落防止と振動軽減の為に結束バンド(インシュロック等)で鏡筒に固定。
 アルミチャンネルが約500円、ボルト・ナット、結束バンド含めても1000円かからずに出来ました。
ガイド鏡筒の固定穴はカメラ三脚用のネジ切りが2穴してありましたが、現在使っているガイドマウントにも搭載できるように、M6ネジ穴を35ミリピッチで2穴追加しました。
それと付いてきた微動ネジの頭が小さく、滑るのでM8首下20ミリの頭付きネジに交換。
ファインダーが付いてなかったので、趣味人さんで購入した正立ファインダーを取り付け。

 振動の伝わり具合など、ガイド状態の確認は雨や曇り続きで出来ていませんが、薄いプラ板で固定させているわりにはしっかりと付いてくれています。
はたして鏡筒が垂直状態などの動いた場合でも長時間安定保持してくれるかどうか?
現在、平台で使っているガイドマウントよりも微動できる範囲が狭いので、上手くガイド星を見つけて導入できるかが心配。



2008年10月1日 150SL+くくり付け60ミリガイド鏡筒で試験撮影


 150SL用の60ミリ微動装置付き鏡筒(くくり付けガイド鏡)を使った試験撮影をしてみました。
結果は、良好です。
天頂付近の撮影では問題ないのですが、低高度をオートガイドさせたときにブレが大きく、何故なのか?? 今後の課題です。
低高度でもノータッチガイドであれば90秒近くOKなので、バランスや振動ではなさそうです。
PHDガイドの設定値を低高度と天頂付近とで変える必要が有るのかもしれません。
それともSX赤道儀側のバッククラッシュ補正値の修正が必要なのか?



2008年10月4〜5日 富士山須走口五合目天体観測会


 ガイド鏡の銅製滑り板状リングが外れてしまった不具合をプチ改善。
錆びた押しスプリングを直したときから外れやすかったのは判っていたのですが、そんなに脱落する頻度も高くないだろうと思っていたので、何もせず。
もし脱落が頻発するようならリングを外して押しスプリングを1本ネジ式に交換して押し引きにすれば良いや位に考えていました。
それが大事な遠征の時に起きるとは…。
自宅と違い遠征先ではペンチや−ドライバーなど直ぐには出せず、、、持っては行ってましたが。
 改善策として、
1,押しネジの先を丸くヤスリで削る。
交換した頭付きボルトの先は平たいので、回すとリングが押し出されてしまっていた。
そこで、元々付いていたボルトと同様に先を丸くヤスリで加工。
これでボルトを回してもリングが押し出されるのが少なくなるはず。
2,板状リングの浮き上がり脱落防止にインシュロックで堤防を作る。
鏡筒の奥側は少し高く(太く)なっているので、リングが滑っても奥には行かない様になっています。
しかし、手前側は高く(太く)はなって無く、浮き上がっても戻りません。
そこで、リングの浮き上がり脱落防止にインシュロックで堤防を作りました。
 この2点の改善で板状リングが浮き上がって脱落することは、今のところ有りません。
改善後、実際に夜間天頂付近でガイド星の導入は行ってませんが、まず大丈夫でしょう。

スターベース・高橋製作所さんで購入した微動装置付き望遠鏡。
掘り出し物市で微動装置故障と云うことで4500円は安い買い物だったと思います。
微動装置のバネ部分が錆びて固着していたので、分解清掃して直しました。
微動範囲が今使っているガイドマウントよりも狭い。
1.2kgなので今使っている80Sのほぼ半分。
口径60ミリ微動装置付き鏡筒をガイド用にくくりつけた完成状態。
幅広の青いテープはカメラ電源やUSBケーブルの固定用です。
150SLのファインダーに当たらないように少し傾けてます。
ガイド鏡は頂上が良いのですが、観望するのにはこの角度が一番良いのでどうしても脇にずらさないとファインダーに当たってしまう。
(ファインダーをずらしても良いんだけど)
150SL鏡筒にくくりつけた状態
3×20×40ミリ、アルミチャンネル(溝型)を使用。
アルミチャンネルで「馬」を作り、同アルミチャンネルで微動用のスプリングが入っている筒の高さ分を嵩上げ。
鏡筒への固定は、プラ板を鏡筒バンドに挟んで巻き、プラ足(レール)を接着、その上を結束バンドで固定。
簡単に脱着出来ることを考えたが、結局「馬」の足部分はプラ板(下地)に接着。(プラ足レール部のみ)
リブ板も2枚付けて剛性アップ。
銅製の滑り板状リングが外れてしまった状態。
元々外れやすかったのですが、遠征の大事な時に天頂付近のガイド星を探しているとき外れてしまった。
元々付いていたボルトと同様に先を丸くヤスリで加工。(左が購入時の平たい状態、右が丸く削った状態)
これでボルトを回してもリングが押し出されるのが少なくなるはず。
正常の位置へ板状リングを戻した状態。
板状リングが無くても微動させられますが、スムーズに動きません。
リングの浮き上がり脱落防止にインシュロックで堤防を作りました。
2008年10月01日23:34頃(M33さんかく座銀河)
150SL鏡筒にACbS、EOS DN直焦点撮影、ISO800、300秒150mm絞り環、原画縮小
SX赤道儀+PHDオートガイドを使い、八王子市自宅庭にて撮影。
上の画像を処理し、1/4縮小トリミングしたモノ。
かろうじて渦巻きっぽいのが判るかな?
極端な周辺減光で片腕(左上)消えてしまってる…?





自作レーザーコリメーター



日々日記に記していたモノをまとめました。
2008年10月23日 レザーコリメーターの製作と、初のニュートン反射の光軸合わせ…失p2


2008年10月23日 レザーコリメーターの製作と、初のニュートン反射の光軸合わせ


 秋葉原へ行ったときに秋月電子で購入していた「レーザーモジュール」@500円を使って反射望遠鏡用の「レーザーコリメーター」を作ってみました。
幾度かの失敗の後、なんとか完成に至りましたが、いやはや反射系光学は触らない方が良いと実感。

 秋月で購入したレーザーモジュールは2種類、薄平型円筒形のモノ。
筒に入れやすいように円筒形のモノを使おうかと思いましたが、レーザー光が・点ではなく-線条に5ミリほど広がっています。
薄平型の方は・点に照射されるので、どちらを使おうかと考えましたが、接着しやすい円筒形の方を使いました。(小さい穴を通せば良いしね)
薄平型円筒形の2種類購入したのは、光軸合わせの他にレーザーファインダーとして使えるか試してみたかった為です。
結果的には、晴天だったら反射するモノが無く、チリが多くても水蒸気や雲で拡散してしまい結局「使えない」って事でした。
レーザーモジュールはずいぶん前に購入していたので、電源だけつないで夜遊んでいました。
100m以上離れた屋根や電柱へ照射しても赤い点がわかって凄いです。(だいぶ広がりますが、目に入れたらつぶれそうで危険です)

 レーザーコリメーターを自作するにあたり、参考にしたのがココのページ
(驚きの知人ページでした)
いろいろ教えていただき、「完成後の校正は鏡の上に置いて行えば簡単だよ!」って聞いたので、楽観的に考えていましたが・・・。
材料は、秋月電子で購入した円筒形の赤色レーザー発光モジュール@500円。
それに単三電池2本用電源ケース(スイッチ付き)たしか千石で100円。
写真屋さんでもらってきたフィルムケース2+1個と厚紙、テープ、接着剤、爪楊枝、などです。
校正用に鏡が有ると便利ですが、私は小さな手鏡をもって無いので廃CD・DVD-Rを利用。
手間さえ惜しまなければ総額600円+α程度で済みましたが、、、疲れました。

 当初の計画では、コリメーター本体は塩ビパイプを削って31.7ミリバレルを作ろうと考えていましたが、前にQCAM Pro 4000を改造したときに塩ビパイプの外周を1ミリ削るのに大変な思いをしたので、今回はフィルムケースで作ってみました。
完成予定の姿・状態はコレを参考にして・・・。


製作過程は、
@、レーザーユニットの固定に、まず熱収縮チューブで絶縁して小さな円筒容器(私は水槽用ポンプの口)に差し込んで、接続面を紙ヤスリで水平にならす。
(口径が合わないので、ビニールテープなどを巻いて太さを合わせます。)
A、フィルムケースの上半分をザックリ切り取ります。
B、Aの底に1ミリの穴を開けて、@で作ったレーザー部を当てて中央にレーザー光が出ているか確かめます。
(フィルムキャップの中央にレーザー光が当たっているか確認)
C、厚紙に楕円を書いて照準紙(私は製図用のテンプレートを利用)を作り、中央へ0.6ミリの穴を開けてAで作ったフィルムケース内へ接着。
接着するとき紙の中心を出すために、針金か穴あけしたドリル刃やピンを使い仮止め。
仮止めした状態で一度レーザーを鏡の上で当てて中心を決定。
D、Cの紙が接着・固定できたら@で作ったレーザーを接着。
この時、鏡の上でレーザー光を出して反射を見ながら位置出しして接着・固定。
 ※ココまでで約2時間、レーザー部が完全に接着するのに24時間かかるので、次は翌日。
F完全接着できたら再度鏡の上で接眼部を使って仮校正
(フィルムケースの外周にビニールテープを1回巻けば接眼部にピッタリ収まります)
360度回してみてズレが無いように校正させますが、ズレが有るので@で巻いたテープを片側増やしたり減らしたりして調整する。
校正後に接着剤を流し込んで固定させようかと思いましたが、かなりしっかりと固定できたので、試作の出来上がり!
 ※ココまででも良いモノが出来上がったと思っていましたが、更なる改良として次の4項を追加!
G、電源ケーブルを短くまとめて固定。
H、フィルムケースをレーザー部へ被せて接着・固定。
3方向から押しネジを入れてレーザー光を微動できる機構を追加。
I、接眼部への差し込みも薄い製図用テープを巻いて微調整してガタが無いようにする。
回転させたりするので、落ち込み防止にビニールテープを数回巻いて堤防・あごを作る。
J、校正はできるだけ長い光路を使って調整する。
これで完成です!!
(とりあえず「壱号」と銘名)


 自作レーザーコリメーター「壱号」を試す前にグダグダになってしまった鏡の位置を直さなければなりません。
他に光軸合わせの治具はフィルムケースの底に小さな穴をあけた簡易なモノだけ。(とりあえず「初号器」と銘名)
なんとかしなければなりませんが、反射系の光軸合わせは今回が初めての、ちょ〜〜〜ぉ初心者!
グダグダになってしまった鏡を合わせるのに2日間も掛かってしまった。
しかもドライアイになりかけているのに目を開き続けたので片目だけ痛いです。
いっそうのこと主鏡をバラして斜鏡も一緒に洗おうかと思いましたが、借り物だし傷つけたら大変です。
格闘すること数時間(断続的にですが)、斜鏡は中央ズレも有ったのでかなり時間をかけて直しました。(5ミリ近く引き上げました)
※後日、斜鏡のオフセット量なる計算式を発見して斜鏡は主鏡側へ戻しました。
シンプル・簡易なフィルムケース底へ穴あけしただけの治具ですが、コレさえあれば光軸も同心円を見て斜鏡ズレも直せるのでレーザーコリメーター要らないかも?

 で、フィルムケース穴あけ治具「初号器」を使い精神的にも肉体的にも疲れるまで光軸合わせした鏡は・・・。
自作レーザーコリメーター壱号(長光路校正済み)で測定してみると!
ズレは2〜3ミリほど、しかも360度回転させてもほとんど照準から移動せずに小さく円を描きます。
なかなかの出来だと自画自賛して完了!!
(フィルムケースへ穴あけしただけの「初号器」でもかなり良い感じに調軸できた事と、「自作レーザーコリメーター壱号」の出来も良かった事の両方含めて自画自賛)

 後は実際に星を導入してみて観望+撮影して試さねばなりませんが、体調の方が悪くて試せませんでした。
その前に、オーナーさんから市販のレーザーコリメーターをお借りして光軸確認せねば???

試作した「零号」(仮称)
校正は鏡の上に置いて反射してきたレーザー光が中心に入っていればOKのはずですが・・・・。
反射してきたレーザー光が照準紙の中央に入っている状態。
ちょっぴり右下にズレていますが、気にしない・・・・
いえいえそれではいけません!
と、気がつくのは最悪の事態の後のこと…。
レーザーユニットを接着後、剛性アップさせるため爪楊枝を縦に接着してみましたが、良い感じです。
鏡と接眼部を使って仮校正。
接眼部は金属製なので回転させると鏡にキズが付くので廃棄しようと思っていたDVD-Rで代用。
この時はまだ校正するには光路長が短いって事は思ってもいませんでした…。
少し傾けた状態。
レーザー光の返り点が移動するのを確認。
実際に150SLへ取り付けて仮測定。
電源とケーブルの重みで上方への移動量が大きいですが良いかんじです。
自作レーザーコリメーター改修@
電源ケーブルを短くまとめて固定。
自作レーザーコリメーター改修A
フィルムケースをレーザー部へ被せて、3方向から押しネジを作りレーザー光を微動できる機構を追加。
自作レーザーコリメーター改修A
こんな感じに3方向からビスで押してレーザー光を微動できるようにしてみた。
改修B接眼部への差し込みも薄い製図用テープを巻いて微調整してガタが無いようにする。
回転させたりするので、落ち込み防止にビニールテープを数回巻いて堤防・あごを作る。
自作レーザーコリメーター改修@〜Bを行った状態。
(とりあえず「壱号」と銘名)
自作レーザーコリメーター改修C
校正はできるだけ長い光路で調整する。
フィルムケース本体だけの状態で校正させても光路を長くするとこれだけズレが出ます。
鏡(廃棄DVD-R)へ反射させたレーザーが照準紙の中央へ入るように校正させた状態。
実験などを行っている様子。
校正も済ませて完成状態?の自作レーザーコリメーター「壱号」
自作レーザーコリメーター「壱号」(中央)
フィルムケースの底へ穴をあけただけの「初号器」(右)
初号器使って自力で光軸調整させた150SLへ取り付けた状態。
良い感じに中央付近に返ってきてくれてます!
ズレもほんの数ミリ!!
自作レーザーコリメーター「壱号」を90度回転させた状態。
大きなブレもなく良い感じです。
自作レーザーコリメーター「壱号」を180度回転させた状態。
ほぼ中央に戻っています。
自作レーザーコリメーター「壱号」を270度回転させた状態。
360度回転させても元に戻ってくれました。
これで一安心??
フィルムケース底へ穴をあけただけの「初号器」
シンプルで簡単に製作でしますが、最強です。
コレさえあればレーザーコリメーター不要!?
ビニールテープを1巻きすると良い感じに接眼部のスリーブに入ってくれます。
落ち込み防止にビニールテープを数回巻いて堤防・あごを作ってます。
初めは1ミリの小さな穴をあけましたが、小さすぎて覗きにくいので2ミリ程に拡大。
開口側へ糸で十字を作りましたが、無くてもOK!
逆に有るとじゃまかも?
禁断のフタを開けてしまった主鏡固定部。
実際には開けずに3カ所のネジで調整。
主鏡の調整は中央が六角ネジになっているのをゆるめて外側を回すと「押しネジ」、そして六角を締めると「引きネジ」となっていて、初心者には調節しづらい。
初回時には悪魔のささやきで斜鏡まで手をかけてしまいグダグダにさせてしまった・・・泣
元に戻せて良かった。





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