拉麺旬報┃>┃ニッケル水素充電池の劣化┃

  ニッケル水素充電池の劣化
   ※本項の内容は私の経験や測定であり、他の人でも同様の結果になると言うものではありません。

 その後充電池を増やし、デジカメではありませんが、ある電子機器にも6本使いで松下メタハイ2400と三洋トワイセル2500をBQ-390で充電し交互に使っていました。それぞれ週1回ほどの充電でしょうか。

◇◆◇◆◇

三洋トワイセル2500はダメ電池?

 最近(2006/2)どうもトワイセル2500の持ちが悪いのに気付きました。具体的数値ではなくあくまで感覚的なものです。買って7ヶ月ほどなので30回程度の充放電です。(※充電器は松下のBQ-390を使っていました。三洋の充電器であれば違った結果だったのかもしれません。)

両社の充電器セットを見ると、メタハイ2400では 『リフレッシュ機能無し』 ですが、トワイセル2500では 『リフレッシュ機能付き』 もあります。この辺に理由があると推測しました。

そこでリフレッシュ機能付き充電器を買いました。買ったのは三洋のではなくネクセルという台湾(?)のメーカーのNC-60FCです。単四が4本同時に充電できるのとACアダプター式が扱い易そうに思えたのが決め手でした。

この充電器で電池切れしたメタハイ2400を放電してみると程なく充電に移ります。さすが”リフレッシュ不要”と謳うだけのことはあります。シッカリと使い切れています。これならば放電機能のないBQ-390での充電でも問題ありません。

一方のトワイセル2500。同じ電子機器で電池切れしてもこちらではシッカリとリフレッシュ過程が継続します。充電終了時の電圧も明らかに低いし、数日たっての自己放電による電圧低下も明らかに大きいです。メーカーの違いは容量の違い位にしか思っていませんでしたが、同じニッケル水素電池と言っても性能は別物です。時間があったら具体的なデータをとってみようかと思います。

エネループ ネットを検索するとサンヨーのトワイセルシリーズの不調を書いたものをいろいろと見かけます…。表記上の容量こそメタハイより上ですが、寿命と言うのがいいのか扱い易さと言うのがいいのか、実質的には負けているようです。自己放電の少なさに方針変更したエネループなんてのを出してきたのも理解できます。(2006/2)



◇◆◇◆◇

トワイセル2500の自己放電

●実験1●

(2006/5)
 ダメ電池になって早くも現役を離れたトワイセル2500の自己放電を測ってみました。(たわいもない作業ですが、一気に放電させてその特性を自動で計るのと違い意外と根気がいります。)

・ネクセルNC-60FCで放電⇒充電させた後、充電器から取り出し室温で放置
・無負荷でデジタルテスターにて測定
・縦軸は電圧、横軸は日数
・横軸の1は充電完了後半日程度後に充電器から取り出した時の値
・以降そこから一日毎に測定
トワイセル2500
ダメ電池の自己放電特性 その1

8本の内6本は上でも書いたように週1回程度充放電をしていました。なので6本の電圧が早く下がるのはわかります。でもバラバラと五月雨式に電圧が落ちていきます。

上で、『一方のトワイセル2500。同じ電子機器で電池切れしてもこちらではシッカリとリフレッシュ過程が継続します。』と書きましたが、その原因は”電圧の落ち方のバラツキに起因する”と考えます。つまり、

一部のヘタレ電池の落ち込みによって直列での電圧が下がり機器が作動しなくなる。
⇒しかし他の電池はまだ電圧が高い。
⇒リフレッシュにかけるとその過程が継続するのはその証拠。

こんなところでしょうか。三洋トワイセルの充電器にリフレッシュ機能が必要なのがわかります。そして、リフレッシュをしないとまだ元気な電池は電圧があるのにヘタレ電池と一緒に充電を繰り返され、いわゆる『メモリー効果』を起こすのでしょう。『メモリー効果(もしくはリフレッシュ)を気にする必要のある充電地』というのは『自己放電のバラツキの大きい充電池』とニアリーイコールのようです。

◇◆◇

●実験2●

せっかくなので早々と0.94V程度に漸近したのを除いて、元気のいい2本をその後も放置してみました。その結果面白い個体が出てきました。
トワイセル2500
ダメ電池の自己放電特性 その2

系列2はどうしちゃったんでしょう??? 2週間ほど過ぎて落ち始め、その後漸近することなく一気に0Vまでいきました。内部でどんな化学変化が起きたのかわかりませんが、これには驚きました。テスターが壊れたのかと思いましたよ。

一見優等生、しかし壊れだすと一気に落ちるところまで落ちる…。勉強になりますねぇ、充電池は。そしてこの充電池、再充電したら更正しました!根っからの悪ではないようです。

(後日談:やっぱりこのセルもダメです。再充電で更正したように見えましたがその後数日でやっぱり0Vです…。このセルもダメ電池認定です。)

◇◆◇

●実験3●

実験1で早々に0.94Vに漸近した4本を今度は松下のBQ-390で充電しました。

・上記の自己放電後、松下のBQ-390で充電し、充電器から取り出し室温で放置
・下表の系列番号は実験1での特性の悪い順(7,8,4,1)
トワイセル2500
ダメ電池の自己放電特性 その3

実験1の下位4本と比較すると若干なだらかになっています。但しこれが充電器によるものとの明言は難しいです。正しくは、充電器のどこに挿すかによるバラツキの検証や、恒温槽内での放置・観察が必要でしょう。また、類似の特性の電池のみを選んで充電した好影響もあるのかもしれません。まぁ、お遊び程度なのでそこまではやりませんが。

◇◆◇◆◇

ネクセルの2600mAh

ネクセル2600  2006年2月から三洋トワイセル2500の後継として使っているネクセル2600も充電完了時のバラツキが出てきました(充電完了時、セルによって1.38Vから1.43V)。三洋トワイセル2500ほど顕著ではありませんが感じのいいものではありません。ただ電池の持ちには全然問題は感じられず、まだまだ普通に使えます。7ヶ月(充放電30回)ほどで不調になったサンヨーのトワイセル2500に対してこちらはどのくらい持つでしょうか。数ヵ月後が楽しみです。

それにしても松下メタハイ2400は元気です。三洋が倒れ、次のネクセルをも打ち負かしそうです。(2006/5/2追記)



PAGE 1:ニッケル水素充電池
PAGE 2:ニッケル水素充電池の劣化
PAGE 3:ニッケル水素充電器
PAGE 4:QEC-F20の静音化


Copyright(C) 1996-2006 Raumen Syunpou. All rights reserved.