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                   墓地の探訪

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         パリの墓地


         パリ市内には幾つもの墓地がありますが、代表的なものとしては下記に

         挙げる墓地が知られています。

         モンマルトル墓地            18区サクレクール大聖堂の西側

         ペール・ラシェーズ墓地         20区、パリ市内の東端

         モンパルナス墓地            14区、モンパルナス駅の東側

            (駅は15区になります)

         パッシー墓地              16区シャイヨー宮の西側

         ピクピュス墓地             12区、ナシオン広場の少し南側

         カタコンブ地下納骨堂          14区、モンパルナス墓地のすぐ東側

           (ダンフェール・ロシュロー広場の一角)


         全ての墓地を見て周りたかったのですが、パリ滞在中に、見学できたのは

         モンマルトル墓地、モンパルナス墓地、カタコンブの3ヵ所だけでした。

         カタコンブは新らたに遺体を受け入れる、墓地としての機能は有していません、

         「墓地」のカテゴリーには入らないかも知れませんが、暗闇の中にうずたかく

         積み上げられた遺骨、名も知られぬ600万人の死者の世界を探訪して、

         今まで経験した事のない衝撃を覚え、このページに加える事としました。

         一度は訪れて見る価値があります。


 



      モンマルトルの墓地


      モンマルトルの墓地は1860年に造成さました。

      其の頃まで、パリでは亡くなった人は共同墓地(イノサン墓地等)に埋葬されていました。

      埋葬と云っても、遺体は次々、巨大な穴に入れられ、自然に朽ち果て土に帰っていくのを

      待つだけでした。

      周辺には悪臭が漂い、衛生上も悪く、18世紀の後半になって、他のいくつかの墓地と

      共にモンマルトルの墓地が造成さました。

      墓地のロケーションはサクレクール聖堂の西側に当たります。

      私はサクレクール聖堂の裏側(北側)の急斜面の石段が好きでよく歩きました、この石段

      を降り、そのまま、コーランクール通りを西に向かい下り坂を歩くと、やがて、モンマルトル

      の墓地が右手に見えてきます、この辺りではコーランクール通りが陸橋の様になっていて、

      その下と陸橋の左手にも墓地の一部(入り口)があります。

      有名人のお墓も多く、墓地の案内図を見るとスタンダール、エドガー・ドガ、

      モーリス・ユトリロ、ジャック・オッフェンバック、ルイ・ジューヴェ、ハインリッヒ・ハイネ、

      などが目につきます。


      余談ですが、途中で5分くらい寄り道(ルピック通り)をすると、ゴッホが居候をしていた、

      実弟のアパートを見る事も出来ます、但し、内部に入る事は出来ません。



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モンマルトルの墓地 モンマルトルの墓地

モンマルトルの墓地 モンマルトルの墓地

モンマルトルの墓地 モンマルトルの墓地

モンマルトルの墓地 モンマルトルの墓地

モンマルトルの墓地 モンマルトルの墓地

モンマルトルの墓地 モンマルトルの墓地



       モンパルナスの墓地


       モンパルナス墓地は左岸でパリ環状道路内側にある唯一の墓地で、その他の

       墓地は全て右岸にあります。

       環状道路の外側には左岸ではパリジアン・ド・バニュー墓地があります。

       モンパルナス墓地はとても明るく、きれいにレイアウトされ、墓園内では散歩をする

       人、ベンチで読書に耽る人などを見かけ、墓地と云うよりは公園と云う感じです。

       完成したのは1824年で、モンパルナス・タワーから東に向かう、エドガー・キネ

       大通りの南側にあります。

       エドガー・キネ大通りの北側にはエドガー・キネの市場が通りに沿って店を開き、

       市場出口の向かい側に墓地の入り口があります。

       この墓地は夕方5時になると閉園となりますので、訪れたい方は時間に留意

       が必要です。

       モンパルナス界隈は大勢の芸術家が活動していた故もあって、この墓地にも

       多くの芸術家や作家などが埋葬されています。

       私の大好きな歌手、ハスキーで、すごく艶っぽく唄うジェーン・バーキンの夫、

       セルジュ・ゲンスブールもこの墓地に眠っています。


       埋葬されている有名人

       セルジュ・ゲンスブール、ジャン=ポール・サルトル、シャルル・ボードレール、

       ギ・ド・モーパッサン、ジーン・セバーグなど



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 エドガー・キネ大通りの北側に続く塀の内側がモンパルナス墓地で、塀の切れ目に入り口があります。
蔦がからんだ塀の内側がモンパルナス墓地 モンパルナス墓地の入り口


 斬新なデザインのお墓も目につきます。
斬新なデザインのお墓 このお墓もなかなかモダンです

 墓地の中空に浮かぶ超近代的な白亜のビル、墓標とのバランスがとても奇異な感じです。
お墓の上に浮かぶ巨大なビル 真っ白な巨大ビル、何の建物でしょうか?



 ベンチには読書に耽る人も(サルトルても読んでいるのかな?)
ベンチで読書に耽る人 ベンチで読書に耽る人

 散歩する人も見かける、公園の様な墓地です。
まるで、公園の様なモンパルナス墓地 散歩する人もいる、公園の様な墓地



                         カタコンブ(地下納骨堂)


        「カタコンベ(イタリア語)」とはローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会に

        造られた遺体埋葬場所の事を意味していたそうですが、後に、死者を葬る為に使われている

        洞窟や地下の洞穴の事など全てを指す様になったと云われています。

        イタリア語では「カタコンベ」、英語では「カタクーム」、フランス語では「カタコンブ」に

        近い音になります。

               (カタコンベ-Wikipedia より一部を引用しています)


        カタコンブはモンパルナス駅から地下鉄6号線で3つ目のダンフェール・ロシュロー駅

        のソルティェを出た広場の一角に入り口が有ります。

        かって、この辺りは採石場として地下から多量の石が採掘されて来ました、その跡に

        出来た空洞を改修して、地下納骨堂としたものです(全長約1.7km)。

        このカタコンブにはパリ市内の共同墓地(イノサン墓地等)に埋葬されていた、無縁仏

        600万体の遺骨が移葬され、18世紀後半から一般公開される様になりました、その後、

        内部を荒らす事件が多発した為、閉鎖された時期が有りましたが、2009年末から

        一般公開が再開される様になったそうです。



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 駅のソルティェを出ると、ダンフェール・ロシュロー広場に鎮座する獅子のモニュメントがあります、同じ広場の
 一角にはカタコンブの入り口があります。(右側写真の中央、黒い小屋)
ダンフェール・ロシュロー広場に鎮座する獅子 カタコンブの入り口(中央の黒い小屋)

 カタコンブの入り口

 入り口から螺旋階段を降りてくると、暗闇の中で
 全く、方向感覚が無くなります。
カタコンブの入り口 カタコンブの薄暗い通路


 此処からがいよいよ死者の世界への入り口です。
ここからが本格的な死者の世界

 頭蓋骨は想像していたよりは小さいなと感じました、(経年変化で収縮するのでしょうか?)
性別も不明な頭骸骨

未整理のまま積み上げられた骨の山

600万人の無縁仏の遺骨 600万人の無縁仏の遺骨

600万人の無縁仏の遺骨 600万人の無縁仏の遺骨

 出口に向かう途中でしずくが落ちてきて首筋に
 入りました、「ひゃー」一人で見学するのには
 かなり勇気が必要です。

 出口です、やっと活きているパリの街に戻って
 来ました。
娑婆に向かう通路です やっと、娑婆に戻って来ました(カタコンブの出口)

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