○いまさら、なんで「旧制中学」にこだわるのかとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
○今、公立学校の「改革」というと「単位制」だの「総合学科」だの「フレキシブルスクール」だの
「中高一貫」だの、学校の「形」を変えることばかりが行われています。
○しかし、大切なのは「日々の授業」であり、それを通じて生徒達の能力を伸ばしていく
ことだと思います。
○今の公立が私立に押されている現状からか、「公立も改革すべきだ」というような
ことをいう意見が猛威を振るっています。
○しかし、私立は「改革」をしたから人々の支持を受けたのではありません。
「授業」を大切にし、生徒の能力を伸ばしてきた歴史の積み重ねへの信頼こそが、
私立人気の根源となっているのです。
○そういう、地道な積み重ねを軽視し、「形」だけ「改革」すればよい学校が作れるというのは、
思い上がりに過ぎないと思います。まさに、計画経済がうまくいくと主張した、
かつてのマルクス主義者の発想と同じです。
○そういう流れに対するアンチテーゼとして歴史の重みを持つ学校を並べてみたいと
考えたのです。
○もちろん、歴史の中で信頼を積み重ねてきた学校もあれば、不幸な歴史によって
それが中断してしまった学校もあるように見えます。
○そういうことを含めて「歴史」と「学校」の関係に思いを巡らせる一助になれば幸甚です。
○なんの変哲もない「当たり前」の学校を作り、時間をかけて磨いていくことで、
本当に地域から信頼される学校を育てていくような、地道な教育行政を求めたいと思います。
○本当に「よい」学校を作り上げていくことは一朝一夕ではできません。
一方で壊してしまうことはほんの一瞬でできてしまうのです。
そのことをよく理解して欲しいと思います。