World His-Trip Maniacs
僕はパックバッカー

●HOME●

妙にノリのいいウズベキスタンツアーの参加者たち
 以前、モロッコのツアーで一緒になったオジサンが 「海外旅行はフリーで行ってこそ一人前ですよ。バックパッカーくらいやらなくちゃ」ととてもエラそうにのたまった。
  でも、それを聞いて、私は内心「???」と思った。
  そんなことお構いなしにオジサンは、鼻の穴を得意げに広げてふんぞり返り、「バックパッカーやったことある?」 と尋ねてきた。
  「いえ」と答えると、オジサンはますます鼻の穴を広げて「まだ若いんだからバックパッカーやりなさい」と、 それはそれはもう、うれしそうに「指導」してきた。
  しかし、それはよけいなお世話というものではないのか? どんなスタイルで海外旅行しようが 人の勝手である。
  私の海外初体験は、いきなり一人でタイへ行き、ムエタイ(キックボクシングね)のジムに住み込み、 日々ムエタイの練習をしながらバンコクをうろつく…というものであった。練習は辛く、夜寝ていると、バカでかいネズミがちょろちょろ動き回っていた。こんなものにかじられたら 「ネズミ恐怖症」になってしまう。それじゃ、ドラえもんだ。
  このとき「う〜む、俺は海外に来て何やってるんだろう? やはり海外は快適なツアーで来た方が よさそうであるな」となんとなく決意したのだった。
  その後は決意を翻すことなく、ずっとパックツアーを続けている。我ながらたいした意志の固さである。
  別に私はバックパッカーを否定しているわけではない。旅のスタイルに「正解」などあるわけがない。 私はたまたま次のような理由で「パックバッカー(略してPB)」になっただけである。

能率的に観光地を回りたい(仕事を休める日数は限られている)。
安全で快適なホテルに泊まりたい(泥棒やネズミや虫は嫌いである)。
現地係員とツアー中ずっと一緒なので、結構その国の実情とかを教えてもらえる。 意外に現地の人と接する機会は多い。
ありとあらゆる「手続き」というものが嫌い&苦手なので、そのようなことは是非、旅行会社にお願いしたい。
ツアーでないと行けない場所、入れない場所がときどきある。

  もちろん、よろしくない面があることも否定できない。
  参加者が20名を超えると、写真スポットで順番に写真を撮るだけでも相当な時間がかかるし、いつも 集合時間に思い切り遅れて足を引っ張る人が大体二人くらいいる(若い女性二人組に多い)。
  また、食事時に、得意気に「何カ国行ったことがあります」とか(30代男性に多い)、 「イタリアはいかにすばらしかったか」とか(50代女性に多い)を語りまくる人がいて、顔では笑いつつも 心の中は「もう勘弁してください」状態になったりすることもよくある。
  それから「お仕事は何ですか?」とか「どちらにお住まいですか?」とか、プライベートに直球で バシバシ突っ込んでくる(定年後の夫婦に多い)のはやめて頂きたいので、この場を借りてお願いしておきます。
  その他、高地や沙漠でいきなり走り出すなど、予想外の行動に出て添乗員さんや他の客に心配をかける バカもいる(すまん、それは私だった)。
  というわけで、人がいっぱいいるのも、なかなか大変だが、それも何かの縁。ときにはとても素晴らしい 人たち(ウズベキスタンツアーに多い←ものすごく個人的な見解)に会えることもある。
  能書きが長くなったが、そんなわけで、私はここに高らかに「パックバッカー宣言」をするものである。 全国のパックバッカー万歳!
  なお、冒頭に出てきた、モロッコツアーのオジサンも実はパックツアーしか参加したことがないらしい。 あんたも立派なパックバッカーだっつーの!


●HOME●