< 受信特性 >
エラーレートテスターを使用して、PN9 NRZ 9600(BPS)の信号を送った時の受信データー帯域特性
対 受信エラーレート特性を調べて見ました。
| エラーレートテスター アンリツ電子 MP1201C 左側がPN発生器 右側がカウンター部となります。 |
( 受信エラーレートと離調周波数との関係 )

受信感度が-3(dB)低下する受信機の帯域幅は、上の図の測定結果から約±18(KHz)あります。発振回路の周波数が±57(ppm)ずれても受信感度は、9600(BPS)伝送時、-3(dB) -110(dBm)取れと言う事になります。
これは、9600BPS)の伝送レートで測定した場合ですから、低速になれば、余裕が出ますし逆に9500(BPS)より早い16K(BPS)と言う事になれば、更に周波数ズレに対しては、余裕がなくなってきます。
この条件は、送信周波数は、まったく動かなかった場合ですからお互いに半分ずつ逆方向に
動いたとしますと±28.5(ppm) 315(MHz)帯では±8977.5(Hz)のズレが、温度を含めて最悪値
で許される事になります。
1章は『発振回路の周波数シフトについて』で、説明致しました様に送信・受信で周波数を切り
替えなかった場合には、温度範囲を考えると動作範囲が狭くなると言う事が理解出来ると
思います。
セキュリティ装置や屋外で使用する装置には、送信・受信の周波数切り替え回路が備わって
いないと安心して出来ない事になりそうです。
室内使用の製品や温度範囲の狭い製品には、切り替えは無くても良いと思います。
ICの性能を充分に発揮させるには、周波数切り替えと言うようなちょっとした工夫が必要です。
( 受信復調帯域特性 )

この特性は、受信のデーターフィルターで、ほとんど特性が決定します。
-3(dB)の点で約6000(Hz)ですから12K(BPS)程度までは、問題無く通過出来ます。
約-5(dB)点の8000(Hz)では、16K(BPS)のデーターは、通過出来ないかと言いますと『3章 受信アイを観測』の16K(BPS)の
写真を見ますと振幅成分が小さくなってきているのがわかります。
PN9 16K(BPS)の信号をもう少し詳しく見ますと”0000”または”1111”の連続データー列は、16K(BPS)/4=4(KBPS) 受信復調帯域の2(KHz)に相当します。この時のLOSSは、無し 0(dB)としますと16K(BPS) では-5(dB) 振幅は4K(BPS)の成分が100(%)の
振幅(目の開き方)としますと16K(BPS)の成分では56(%)の振幅(目の開き方)となりますので、受信は出来ますが、無線には付き物の外来波に対しては、エラーしやすくなります。
無線通信に落とし穴を体験されている設計者は、NRZのような連続した’0’ または ’1’の信号を伝送する事は、少なくほとんど
マンチェスター符号やMSKに変換して送る事になると思います。気持ち的には、NRZで送りたいですね!!
微弱無線モジュール(TR315MT)では、送信に関しましては、ALL '0' ’1’を可能にしていますので、NRZ信号の伝送も楽に出来ます。波形整形の項目で解説しましたように受信に関しましては、ALL’0’ ’1’の受信データーと受け取る事は出来ません。
A/Dコンバーターによるソフト処理すれば、可能となります。
( 受信スプリアス特性 )

これは、何の特性と思われる方もおられるでしょう。
( RSSI特性 )

( 検波特性 )
