男池から黒岳

 9月下旬になっても連日夏日が続き閉口していた。休日の昼間に家にいるとクーラーをつけないではとても居られない。遊びに行くには元手がない。そんなとき仲間からくじゅうへ行こうとの誘い。そこで私のわがままを聞いてもらい、くじゅうの山でも木陰の多い黒岳へ向かうことになった。当日の熊本県の天気予報は「晴れ」、しかし大分県に入ると久住方面は山頂が雲の中だった。
 普段の行いが良かったか?牧ノ戸峠から長者原を過ぎた頃から、山頂が僅かに雲の中から顔を出すようになった。上の写真右手が平治岳、正面が目標の黒岳だ。男池駐車場(860m)に車を止め、協力金100円也を払い、黒岳の登山道へと進む。 


駐車場から出発

男池で名水を汲む

 原生林の中をなだらかな傾斜の道を進んでいく。このあたりは標高900〜1000m付近なので、涼しいという程ではないが、なんとかしのげる暑さだ。途中1kmくらい歩いたところで「かくし水」を行き過ぎる。帰途で水が足りなくなったらお世話になりそうだ。 


始めは林間を進む

なだらかな道

 少し傾斜がきつくなったと思ったら、もうソババッケだ。標高1100m付近。ここまでは40分弱だ。正面には大戸越と平治岳が望める。「ソババッケって何だっけ?」「ソバ畑のことさ」、ばかな事を言いながらいっとき休憩の後ここからは左方へ、大船山と黒岳の間の谷間を風穴へと向かう。


ソババッケで一服

大戸越方面

 ソババッケからしばらくはなだらかな道を進んだ後、急斜面を登って高度を稼ぐ。ほどなく奥ゼリ分岐にさしかかる。


傾斜が急になってきた

奥ゼリ分岐

 そこから岩にこけの生えた結構滑りやすい道を慎重に進み、少し下って風穴に着く。およそ45分だ。風穴に入りたがる物好きも居て、時間のロス。


左手に黒岳が見える

滑りやすい、注意して進む

風穴で休憩
穴の底から清涼な風が・・・

 ここからいよいよ急斜面を登っていく。ぐんぐん高度を上げていくと背後の大船山が見えてくる。グループの間隔が空いて、あっという間に仲間の姿が見えなくなった。自分のスピードが格段に落ちている。天狗分かれの鞍部までもう少しだ。


仲間の姿が見えなくなった

背後の大船山

 先行したメンバーの間では何か行き違いがあったようだ。高塚山と天狗岩の双方から呼び掛け合う声がする。結局天狗岩集合に落ち着いたようなので、そちらへ向かう。ここまで約40分。今朝は早くから起きていたせいで、ひどい空腹でやる気がなくなる。


もう少しだ

天狗分かれに着いた。やれやれ・・・

 天狗岩は1550mだそうだが、岩だらけで高度感抜群だ。ふと誰がこんなに大量な岩を積んだのだろうかと思う。目が回るのは空腹のせいだ。


目標が見えてきた

もう登りたくないと言う人もいる


背後には高塚山1587m、山頂に人影が見える

 風穴から1時間で天狗岩に到着した。ここから眺める大船山はいつもとは反対側の景色だ。頂上に雲がかかっていて良い雰囲気である。


正面の大船山には雲がかかり米窪がかすかに見える


天狗岩での弁当風景、指さす先には大船山が?

大船山から高塚山まで

黒岳周辺地図

 

2007年9月