はげの湯から涌蓋山へ

 6月の休日、梅雨の合間に太陽が顔を出した。早朝から暇を持て余した物好き達が集まり当てもなく阿蘇へと向かう。案の定、高岳の頂上には厚い雲があり、これじゃ面白くない、と目的地を変更。大観峰から久住方面へと向かう。空模様を見て「涌蓋山ならよさそうだ」、とリーダーが決断。いつも従順なメンバー達には異論があろうはずもなく、「登れりゃどこでもいいや」。 温泉から立ち上る蒸気を目標に車を進め、岳の湯からはげの湯へと入る。ところが道中登山口を探してうろうろしてしまい、更に登り始めにも登山道を間違える不手際もあり、ようやく登山を始めたときは既に10時を廻っていた。

 最初は広い緩やかな牧草地の草原を楽々登っていく。薄曇りの天気ながら湿度が高いせいか少し歩いただけで汗ばんでくる。今回のメンバーには、超健脚者も子供連れもおり、間隔が開いてくる。

 開けた牧草地の上部から柵を越えて林道に出る。右方向に少し歩くと登山口の標識に出会う。ここからが本格的な山道となる。

 一休みののち健脚組とともに勢い良く登っていく。ところが程なく息が切れ、自分の実力を知る。ここからはマイペースだ。写真を撮りながら休み休み登る。森を抜けると急坂となって、更にペースが落ち、前のメンバーとの距離があいてくる。発汗もあり、途中で水分の補給は必須である。

 前方が開けてくれば、頂上はあと少しだ。現金なもので自然とペースが上がってくる。汗を拭きながら頂上に到達。向こうに見える久住の山々には、まだ雲がかかっている。

 広い山頂でのんびりと横になり、山の名前を教え合ったり、いっとき世間話に花を咲かせる。そのうちに後続メンバーも揃った。ゆっくり歩いても2時間程度である。ちょうどお昼になった。弁当をすませて記念写真を1ショット。


風で・・・おかねが・・・

 しばらくすると、かかっていた雲が消えて久住が姿を現した。


久住連山を望む


久住側から牧ノ戸峠と涌蓋山

2004年6月