結婚指輪(マリッジリング)の歴史

結婚指輪(マリッジリング)がどうしてこのように一般的になったか。結婚指輪(マリッジリング)のことを考える前に、まず歴史を知ってみましょう。

結婚指輪(マリッジリング)の起源については、諸説あります。現在では、古代エジプトにまでさかのぼると考えられています。歴史のおさらいをしてみると、古代エジプトとは、紀元前3000年ごろからはじまった世界四大文明のひとつ。ずいぶん昔からある風習だったのですね。円は象形文字で永遠を表すことから、永遠にふたりを結びつけるものとして円形のリングを花婿から花嫁へと贈ったそうです。

では、結婚指輪(マリッジリング)を贈る前に、婚約指輪を贈るような形式になったのは、いつからなのでしょうか。これも諸説ありますが、古代ローマ帝国のころにはすでに今のような形として確立されていたようです。

古代ローマ帝国では、「輪廻転生」「永遠」の象徴として指輪を贈ることが結婚の証となっていました。その頃婚約指輪に金を使用したのはわずかな特権階級に限られ、一般には重い鉄製の輪が愛用されました。強い力を象徴する「鉄」は当時信頼の結びつきを表すのにふさわしい金属とされていたのです。古代ロ一マの頃からしばらくの間は、結婚そのものよりもさまざまな約束事を含んだ婚約の儀式の方が重要視されていました。婚約指輪はひとりの女性が特定の男性の所有物になったことの証だったのです。いわゆる、貞節の証でもありました。

2世紀になると「金」の婚約指輪がかなり普及してきますが、外に出かけるときに着用するだけで、家に帰るとすぐに鉄の指輪に着け替えていました。当時の金は非常に価値の高いものだったからです。今の婚約指輪と結婚指輪(マリッジリング)の関係に少し似ていますね。

Last modified: 2006/8/22 16:48