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香港電影明星(香港映画スター)
2002年11月ペニンシュラの嘉麟楼(スプリングムーン)へ
お昼の飲茶に行った時のこと。
そこは雰囲気といい、料理といい、従業員の態度も申し分なく、
それでいて馬鹿高くもないのでお気に入りの
中華レストランである。
入り口を入って席まで案内してもらう途中のソファーにその人は
品良く足を組んですわり電話をしていた。
スクリーンの印象とはちょっと違い、ダークスーツ姿の彼は
洗練された青年実業家といったところだった。
あーー実物もなんて素敵なんだろうと思い
席についても彼が戻ってこないかと、ちらちらと
入り口のほうを見てはいたけど、どうやら食事は済んでいたらしく
二度と彼の姿を見ることはなかった。
数年前から旅行にカメラもって行かなくなっていたのを
このときは少し残念に思いながら…それでもおいしい食事を
同行した従姉妹と彼の話を肴に堪能させてもらった。
翌年4月
その人の自死のニュースが入ってきた。
すばらしい仕事に恵まれてこれからも有意義な人生が
送れるだろうと思っていたのは私ばかりではないだろう。
いったい何があったんだろう…。
金銭問題やら、ホモの噂のある彼の男性の恋人との仲やら
様々な噂や、憶測が飛び交っていた。
華やかな映画スターとしての顔とは裏腹のさびしい人生の幕引きに
胸の詰まる思いだった。
カンヌ映画祭で受賞した「さらば わが愛/覇王別姫」は
私のbest10の中でも上位に入る作品だ。
そのほかにも挙げればきりはない。
まだまだこれから円熟した演技でファンを楽しませてくれても
よかったんじゃないの?
今度香港に行ったら彼の最後の場所にお花でも手向けてこようか…。
どうかあなたの魂が寧らかならんことを
張國榮 レスリー・チャン様のファンは祈っております。
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