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◆近世国名・藩名:安房(あわ),房州(ぼうしゅう),上総(かずさ),下総(しもふさ)
千葉県は,首都圏の東側に位置し,太平洋に突き出した半島になっている。県の総面積は,全国第28位の5,156.58平方キロメートルと,東京都と神奈川県を合わせたよりも広い。人口は,全国第6位の6,162,593人(2009年4月1日現在)平均年齢42,4歳である。
なお,09年11月,県内の人口は2017年の626万2308人がピークになるという推計(速報)を,県がまとめた。 推計は10月1日の人口(約618万人)を基準に,合計特殊出生率(一人の女性が一生の間に産む子どもの数)が08年の1・29のまま続くなどと想定した。
人口は17年をピークに減り始め,25年には617万人台となり,09年を下回る。年齢構成でみると,高齢化も確実に進展。09年は0〜14歳が13・4%,15〜64歳が66・7%,65歳以上が19・9%なのに対し,25年にはそれぞれ11・2%,60・1%,28・7%に変わる。
地勢は,房総丘陵と比較的平坦な下総台地,利根川流域と九十九里沿岸に平野が広がっている。海岸線の長さは,528.9Km(2002年3月現在)で,変化に富んだ景観を見せている。 三方を海に囲まれた千葉県は,冬暖かく夏涼しい海洋性の温暖な気候である。特に南房総沿岸は,沖合いを流れる暖流(黒潮)の影響を受け,冬でもほとんど霜が降りない。降水量は,夏季に多く,冬季は少ない。
江戸時代は,小藩と天領とに細分されていた。そのなかで一番大きかたのが佐倉藩で8万石であった。1871(明治四年)の廃藩置県により,房総は舘山県,佐賀県など24件,佐倉県など24の県となった。その後,上総・安房の地域が木更津県となり,下総地域は印旛県となった。1873(明治六)年,木更津・印旛の両県を合わせて千葉県となった。
●千葉県の地域区分
・湾岸・東葛飾エリア
千葉市,市原市,野田氏,流山市,柏市,我孫子市,松戸市,鎌ケ谷市,松戸市,鎌ケ谷市,船橋市,八千代市,習志野市
・北総エリア
・九十九里エリア
・南房総エリア
●県庁所在地-千葉市
千葉市の起源は,縄文時代にその源を発する。近代都市としての始まりは,1126(大治元)年千葉常重が猪鼻台に居館を築いたことに始まりまる。1873(明治6)年,木更津,印旛の2県が廃合され千葉県となり,県庁が千葉町に置かれたことから,県内の政治・経済・文化の中心地,そして交通の要衝として発展してきた。1921年(大正10年)
1992(平成4)年,全国12番目の政令指定都市に移行した。中央区,花見川区,稲毛区,若葉区,緑区及び美浜区の6区から構成され,その面積は,272.08km2。人口938,914人 世帯数 387,559 (2008年2月現在)。
●県民性・地域性
千葉県は安房(あわ)国,上総国,下総国の3国からなる。房総は海のほうから上総(かずさ),下総(しもうさ)と呼ばれている。安房の「房」と上総国(かずさのくに),下総国(しもうさのくに)の「総」を組合わせてこう房総と呼ぶ。
古代の房総は,総国(ふさのくに)とよばれていた。総国は二つに分けられ,南部に上総国(かずさのくに),北部に下総国(しもうさのくに)が成立した。特に麻がよくとれることから総(ふさ)の国と名付けられた。総の国は都に近い方が上総,遠い方が下総と呼ばれた。
安房地方は,阿波国の海洋部族である斎部氏が移民して新たな国を造ったとの史実がある。つまり,千葉県人の先祖は徳島県人ということだ。これを語るものとして,両地方の地名や方言にも共通性がみられる。安房には,おおらかな南国気質が今でも残る。 民謡「安房節」は,県南の女性の情の深さを歌っている
“背戸の菜畑で話したことを,
うぬしゃあじゅしてくれるのか”
東京に隣接する県西部上総や北部の下総地域は,東京のベッドタウン化が進み,郷土意識は崩れつつある。郷土意識を持たない新住民は,当時の言葉でいうところのゴーイングマイウェイの生き方は「チバリーヒルズ」といった言葉を生み出した。
九十里には鰯を迫って大阪や和歌山の人々が移住しているし,銚子市に住む和歌山県人の末裔は,いまでも毎年夏になると,先祖の墓参りに戻る人たちがいるという。
安房郡,夷隅(イスミ)郡は三重県の志摩半島,静岡県の伊豆半島とともに,海女の活躍する地域である。女性が活躍するエリアに共通して,家庭内での女性がサイフを握り,その発言権もきわめて強いことがあげられる。
07年実施の第33回県政に関する世論調査(N:1539)によると,「千葉県に住み続けたい」が65.6%,「千葉県以外に移りたい」が5.6%
●千葉県の食
房総半島は江戸時代から醤油造りで知られてきた。なかでも野田と銚子は代表的な産地だった。これは醤油造りに必要な気候,原料,消費地の三条件を満たしていたにある。
●白井のナシ−安全
ナシの特産地,千葉県白井市で3日,幸水の試食会が行われ,関係者が安全性をアピールした。
同市白井の市梨業組合などによると,本格出荷を前に,検査した放射性物質は検出されなかったとしている。今年は春先から天候に恵まれ,非常に甘く,この日の試食会でも好評だった。関係者は「消費者のみなさまには安心して食べていただきたい」と話している。

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●待望の辛口が登場 “千産千消”コンセプトの 「情熱カレー」
千葉県内4JAが食材を持ち寄って商品化し昨年7月に販売して大好評だったレトルトの「情熱カレー」(中辛)の第2弾として「辛口」が登場,7月末から県内JA農産物直売所で販売を始めました。
このカレーは「千産千消(千葉県版地産地消)」がコンセプト。きみつ,山武郡市,千葉みらい,富里市の4JAの農産物直売所と,東金市に工場を持つ食品製造業の上原食品工業(株)が共同開発した,農商工連携による逸品です。
中辛は昨年,予想を大きく上回るペースで5万食を完売したことから,今年は10万食を用意。年間を通して買い物客のニーズに対応できるよう,辛口と合わせて昨年の3倍に当たる15万食を販売します。
材料は中辛・辛口とも,JAきみつがジャガイモ,JA山武郡市はタマネギ,JA千葉みらいはニンジン,JA富里市は豚肉を提供しています。1袋210グラム入りで198円です。

<千葉のタコ米> 初の予備調査で放射性ヨウ素とセシウム検出なし
千葉県は8月9日,同県内で初めて実施されたコメの放射性物質の予備調査の結果,放射性ヨウ素,セシウムともに検出されなかったと発表した。4日に北東部の多古町内5カ所で,特産の早場米「ふさおとめ」の玄米を採取し検査していた。
千葉県は「予備調査は中間試験なので,8月下旬,収穫後のコメを対象にした本調査の結果が出るまで,多古町内の出荷自粛は続ける」としている。
▼多古が誇る絶品
「多古米」をご存じですか?おいしい多古米は,「おかずのいらない米」と評されています。寿司米としても人気が高く「シャリなら多古米」とお寿司屋さんの信頼も抜群です。
多古町産の米は良質で,古くは江戸時代からその味の良さが評判となっています。栗山川にはぐくまれた土壌はミネラル分が多い粘土質で,米作りには適地です。
昭和38年には天皇陛下の献上米に選ばれ,昭和46年には札幌で行われた「全国自主米品評会」において,食味日本一に輝きました。近年では,平成2年に日本の米づくり100選に選ばれています。

●旧跡&桜の名所 千葉県の小江戸
佐原市(北総の小江戸):商家,蔵造りの建物,小野川沿いの町並,伊能忠敬旧宅及び記念館。
大多喜町(房総の小江戸):城下町,古い商家や蔵造りの民家,クランク状の道路,千葉県立総南博物館(大多喜城)。
「南総里見八犬伝」は江戸時代,戯作者滝沢馬琴によって書かれた大長編小説である。勧善懲悪の理念に貫かれたこの物語は,房州を中心に,関東から甲信越にかけて展開している。この「八犬伝」発祥の地富山町には今もゆかりの名所が数多く残されている。
●千葉県の民芸品−−房州うちわ
房州うちわは,柄が丸いのか特徴。京都「京うちわ」,四国の「丸亀うちわ」と並ぶ3大うちわの一つとして,千葉県を代表する伝統的工芸品である。骨と柄(にぎりぶぶん)を別々に組み合わせてつくる京都の京都うちわ,柄の平らな丸亀うちわに対し,房州うちわは,一本の丸い竹から24の工程で作られ,丈夫で半円の格子模様の窓が美しい。
かつては,それぞれの工程を漁師が副業として担っていたが,後継者も減り,現在,職人は50人ほど。それでも,03年に経済産業省指定の伝統工芸に指定されるなど再び注目されている
房州うちわの写真
●ランキング・ワースト&ベスト−−
・農産物産出額
千葉県の農業産出額(2006年度)は,北海道(10527億円),鹿児島県(4079億円)に続いて僅差(4014億円)で全国3位。乳牛飼養頭数は同5位,海面漁業・養殖業生産量も同5位。だが農業産出額の4割弱を占める野菜(1570億円・全国シェア7.7%)は,従来の全国トップの座を04年に北海道に明け渡すなど伸び悩んでいる。東京に近く大量出荷できるという優位ゆえに,ブランド育成では立ち遅れた。販売促進には産品に「個性が必要」であろう。
06年都道府県別農業産出額
・「貝塚密集度,世界一」
千葉県は日本を代表する空と海の玄関を有し,産業・経済の重要な拠点となっている。成田空港は,年間約3,000万人が利用し,貨物取扱量194万トン(平成14年)と世界有数の取扱量である。また,千葉港の年間貨物取扱量は1億5,893万トン(02・平成14年)で,全国第1位の国際貿易港である。
また,千葉県は首都「東京」に隣接し,農漁業,製造業,商業の各分野で,出荷・生産・販売額ともに全国の上位にランクされる。製造業では,主に臨海部で鉄鋼・石油化学,内陸部で電気機械・食料品の生産が活発。温暖な気候となだらかな丘陵地帯,豊かな漁場にも恵まれ,野菜の粗生産高は全国第1位,牛乳の年産量および水産加工品は第3位である。
−鴨川市の曽呂(そろ)地域を含む嶺岡山麓地帯一帯は,日本の酪農の発祥の地とされている。
文化庁調査の「平成18年度の周知の埋蔵文化財包蔵地の実態調査」によると,日本全国で発見された縄文時代(約12000〜3000年前)の貝塚は,約2300ケ所。そのうちの約3割弱の644ケ所が千葉県内にある。千葉市内には,加曽利貝塚(千葉市若菜区桜木町),荒屋敷貝塚(あらやしき:千葉市若葉区貝塚町),月ノ木貝塚(千葉市中央区仁戸名町),犢橋貝塚(こてはし:千葉市花見川区さつきが丘)が,国指定の史跡として保存・整備されている。中でも,縄文中期の「北貝塚」(環状直径130m)と,縄文後期の「南貝塚」(長径170m)からなる加曽利貝塚は,日本最大級の規模である。
なお,縄文時代の貝塚は,茨城県365ヵ所,宮城県216ヵ所,埼玉県172ヵ所と続く。
ハード面・ソフト面をともに強化する 「自然と都市機能の調和した21世紀の新環境都市」をテーマにユーカリが丘(千葉県佐倉市)の街づくりがスタートしたのが,35年前のことである。当時は昭和40年代初頭。大気汚染を始め,さまざまな公害問題が発生していた時代である。そのような中で,環境に優しい街を作ろうというのがユーカリが丘誕生のきっかけであった。
当時の千葉県は成田空港や幕張メッセ,上総アカデミアパークの三つが千葉県の中核をなすという政策が示されていた。その三つの中間に位置し,東京に近くて自然も豊富なベッドタウンを作るフィールドとして注目されたのがこの地域だったという。快適環境実現のために進めてきた都市計画プランのコンセプトは,駅前を立体開発して中心市街地の商業施設を充実させることと,住宅地の平面開発である。公共用地となる種地の買収から始まり,ディベロッパーである山万の街づくりノウハウをすべて注ぎ込んで誕生した街,それが「ユーカリが丘」だという。
イセエビ(伊勢海老・学名Panulirus
japonicus)
イセエビの県別漁獲高は千葉県と三重県が日本一位を競いあっている。関東農政局千葉事務所の06年海面漁業漁獲量統計によると,全国の漁獲量は440万4662トンで,うち千葉県は4.7%を占める。
銚子港の03年の水揚げ量は約22万トンと,焼津に次いで全国2番目(農水省「水産物流通統計年報」03年)。水産業の振興上,特に重要とされる特別な漁港でもある。
イセエビの県別漁獲高は千葉県と和歌山県が日本一位を競い合っており,これに三重県が続いている。
日本三石塔寺の一つ
館山から房総の山を北へ登っていくこと車で約30分程度の山中にあう,南総市(旧丸山町)の古刹,石堂寺(いしどうじ)は,重量感ある本堂,多宝塔,鐘楼がずらっと並ぶ。この寺は,近江(滋賀県)の阿育王山,上州(群馬県)の白雲山とならび,日本3大石塔寺の一つに数えられている。
県福祉指導課が発表した人口動態統計(概数)によると,2005(平成17)年の合計特殊出生率は1・18で前年比0・04ポイント減少し,過去最低を更新した。全国平均の1・25も下回り,全国順位では埼玉県と同率で40位であった。
県では昭和51年に2・0を割ってから一時的な上昇を除き,低下傾向にある。平均初婚年齢が男性30・3歳,女性28・3歳と男女とも前年比0・3ポイント増と晩婚化が進行。さらに,34歳以下の女性の出産数が減る半面,35〜44歳で増えるなど晩産化傾向にあることも影響しているとみられる。
・醤油生産量−日本一
上総の野田や銚子は国産醤油の約5割を生産している産地である。中世に紀州湯浅の醤油商人が,銚子付近が和歌山の湯浅と同じような温度と湿度をもち,発酵食品の生産に適していることを発見したのがはじまりとされる。日本の醤油生産量は「県別には千葉県(銚子,野田),兵庫県(竜野,高砂),そして香川県が3位である。
・日本一低い「県内最高峰」
南房総市丸山平塚の航空自衛隊−通称峯岡山レーダー基地の敷地内にある愛宕山(あたごやま)は,標高408.2メートルで,各都道府県の最高峰の中では最も低い山。)
・ミネラルウオーター−生産量ゼロ
千葉,茨城,山口,沖縄県は,ミネラルウオーター生産量ゼロ。
乗車マナーが全国ワースト1
乗車マナーが全国ワースト1と悪評が広まった路線がJR内房線とJR成田線である。内房線の車内や木更津駅で高校生が喫煙や座り込み,座席占拠などをしている様子が03年3月,民放の報道番組で放送された。放映後,県教育委員会に「一体,学校は何をやっているんだ」と苦情が相次いだ。
●第45回衆院選の投票率(小選挙区)
各都道府県選管が発表した第45回衆院選の投票率(小選挙区)を集計したところ,69.28%になった。前回の2005年(67.51%)を1.77ポイント上回り,現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の選挙では過去最高。
投票率が最も高いのは島根県で78.35%,最も低いのは千葉県で64.87%。男女別では,男性が69.45%,女性が69.12%だった。
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