last updatedFriday, October 30, 2009

県民性・地域性−福井県

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近世国名・藩名:越前(えちぜん),若狭(わかさ)

 福井県は,日本海側に面し,「越山若水」ともたとえられるように,越前の山並みと変化に富んだ若狭の海岸線や三方,管,水月,久々子,日向の5湖から成る景勝地,三方五湖と自然に恵まれた地である。木ノ芽峠を境にして,若狭湾を臨む南西部を嶺南,福井平野をが広がる北東部を嶺北と呼ぶ。県土の75%,31万haは森林で占めらる。
 2007年1月現在の住民基本台帳によると,総人口818,937人,男396,150人,女422,787人,世帯数 272,412世帯である。
 県内には15基の原子力発電所が立地し,近畿圏を中心に電力を供給する全国有数のエネルギー供給地域となっている。
 歴史的に,大陸文化の玄関口としての役割を果たすとともに,文化,経済面でも大阪,京都と古くからつながりのある地域である。ノーベル物理学賞の南部陽一郎博士が育ったのも福井県。アメリカの新大統領で妙に盛り上がった小浜市もそういえば福井県である。「ちょっと地味だけど案外スゴイ?福井県!」ということ。
 

● 県庁所在地−福井市

 福井市は,九頭竜,足羽,日野の三大河川の扇状地である福井平野に位置する。明治22年は市制が施行された当時の福井市の人口は3万9863人,面積は,4.43平方キロメートルであった。
 00(平成12)年特例市に移行し,06年に隣接する美山町,越廼村,清水町の3町村と合併し現在の人口は約25万人,面積は340.60平方キロメートルである。街には路面電車が走る。

 

●福井の県民性

ふくいの健康長寿の謎解き(福井県健康長寿調査分析報告書)より−2005年3月実施

 家庭と地域で育む心穏やかな長寿の気風
  祖先や家族を大切にする県民の気風・気質があり、地域交流も盛んなところです。
家の祖先には強い心のつながりを感じる人の割合が高い方です。(64.3%で全国6位です。)
人口当たりの寺院や神社の数が多い方です。(どちらも全国2位です。)
「お講」が地域のつながりを強めてきました。 つきあい費や交際費などが高く、人とのつきあいを重視しています。(つきあい費は全国4位、交際費は全国3位です。)

 出典:参考文献:ふくいの健康長寿の謎解き(福井県健康長寿調査分析報告書)の概要

 福井県民の気質は,浄土真宗の影響もあり,「忍耐力がある」、「温厚である」、「勤勉である」という。そして,地域交流も盛んであり,他人に親切,勤勉で粘り強いともいわれる。一方,マイナス面では保守的,消極であり,自ら積極的に主張しすることなく,「こせこせしている」との指摘もある。

 たとえば,繊維,衣服,精密機械(眼鏡)等の生活関連型分野で,高い技術水準と生産実績を有しながら,情報発信が不足しており,その素晴らしさが全国的にみて,あまり知られていない状況にある。

  なお,2009年3月時点での地デジ対応テレビやチューナーの全国平均の世帯普及率は60.7%となっている(総務省調べ)が,都道府県別では,1位が福井県の68・6%。「今回の調査はサンプル数が少ない。1位になれたのはたまたまでは」(同県情報政策課)と極めてクールだ。1位になった明確な理由は不明と前置きした上で、「ケーブルテレビの普及率が高いことは大きい。戦後、全国で初めて下水道ができたり、原発を誘致したり、新し物好きな県民性も影響しているのかな」(同)と話す。

 越前は器用なアイデアマンを生む。若狭は人情が厚いといった地域性を持つ

 帝国データバンクまとめの07年全国社長分析によると,人口10万人当たりの社長輩出数は福井県が1611人で1位となり,調査開始の1982年以降,26年連続トップである。
 この福井県がトップを維持する背景として,帝国データバンクは,@大都市から離れた地理的な要素に加え,A眼鏡枠製造,ポリエステルなど繊維織物産業など国内で高いシェアを持つ地場産業の存在,B古くから独自の文化・産業を築き,事業を立ち上げ継承する環境が整っていること,などを挙げている。

 
●福井の方言

『アヤ・ヌクテエ』 ⇒バカ

ランキング・ワースト&ベスト 
 

 越前の名勝・東尋坊は,フィヨルド,金剛山とともに世界三大奇勝の一つ。日本海に着き出す巨大な安山岩の柱に日本海の荒波が激しく打ち寄せる。


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●学力テスト

 全国の小学6年生と中学3年生計約224万人が08年4月22日に受けた文部科学省実施の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)によると,都道府県別の正答率では,秋田,福井など上位層。沖縄,北海道など下位層は07年と変わらずで,地域差の固定化が懸念される。
 公立校の都道府県別では,ほとんどが全国平均からプラスマイナス5%以内に入った。沖縄県が全科目で最下位だったほか,小学校では北海道,山口など,中学校では高知,大阪なども低かった。上位は小中とも秋田,福井などで,昨年度と同様だった。


・長寿県−貯蓄県−共働き比率

 厚生労働書まとめの都道府県生命表によると,平均寿命が男女ともに全国第2位である。

 福井県は,共働き率や兼業農家比率の高さに見られる多就業構造と,堅実で勤勉な県民性と相まって,一世帯あたり貯蓄現在高1位の源泉ともなっている。
 共働き率が高い要因としては,福井県は昔ながらの3世代同居家族が多く,育児を手伝えるおじいちゃんやおばあちゃんが家にいる。延長保育や放課後児童クラブも充実している。女性が子育てしながら働ける環境が整っていることが,あげられる。

 総務省「全国消費実態調査報告」1999年
  貯蓄現在高(一世帯あたり)1位:福井県19,639,000円
              47位:沖縄県 5,918,000円  

2002年預貯金ランキング
預貯金順位  県 世帯当たり預貯金(万円) 所得順位  県 人口当たり所得(万円)
1位 福井 2152 1位 東京 202
2位 岐阜 2073 2位 神奈川 186
3位 富山 2046 3位 愛知 167
4位 香川 1945 4位 千葉 165
5位 徳島 1931 5位 埼玉 160








   ・預貯金ランキング(2002年:日銀),所得(2002年度:市町村税務研究会)

 日本の人口減少,少子化に歯止めがかからないなかで,福井県の合計特殊出生率は,04年の1.45から,05年には,1.47に上げた。

 「学力テストの都道府県別順位


●福井県の主な産業は繊維産業,機械産業,眼鏡産業など

 県内には,眼鏡枠製造,ポリエステルなど繊維織物産業など国内で高いシェアを持つ地場産業が存在する。眼鏡枠は,鯖江市を中心に生産され、全国の眼鏡枠の生産額の9割強を占める。また,サングラス,老眼鏡の生産額も全国の約6割に及ぶ。素材はセル枠から軽くて丈夫なチタン枠,さらには竹とさまざま。


・織機数

 江戸時代に藩の殖産興業の一つとして機織りがさかんとなり,積雪地帯の冬の家内工業として縮織,絹織物が生産された。いまも織機数は福井県が日本一である。

 
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