|
香川県は,四国の東北部にある。日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心に位置し,南部には讃岐山脈が連なり,北部には讃岐平野が展開している。面積は1,876平方kmと全国で最も小さい県であり,平地と山地はおよそ相半ばしている。海岸線の総延長は約699km,海面には多数の島が点在し,風光明美である。県の人口は、2000(平成12)年1月1日の103万928人を最高に減少。同15年からは死亡数が出生数を上回る自然減に転じ,今年3月1日現在で100万2176人まで落ち込んでいた。
国立社会保障・人口問題研究所の都道府県別将来人口推計によると、香川県の将来人口は,2015(平成27)年に96万3000人に落ち込むと予想されている。
香川県の地域性を考えるときに,無視できないのが香川県の気候である。香川県は南には四国山地、北には中国山地にはさまれ、温暖で降水量が少なく,日照時間の多い瀬戸内海型気候区である。
讃岐平野ではじめに作られたといわれる満濃池からはじまった「ため池」。雨が少なく大きな川もないため、水不足になりがちな香川県では、ため池の大半が今でも田植えなどに使われている。ため池数は,香川県内に14619箇所,第1位は兵庫県44207箇所,2位広島県21010箇所。
●県民性
「思いがけないお金が手に入ったらそれぞれどうするか」というたとえで,四国4県の県民性をみる。無頓着に「そのまま何かに使う」香川県民,質素倹約を旨とする徳島の人々は「がっちり貯金する」,「これを元手にして何倍かに増やそうとする」のが商売上手の愛媛県民。そして,「それにいくらか足して酒を飲む」高知県民となる。
またこんな嫁取り・婿取りに関して,「讃岐男と阿波女」というタトエがある。養子をとるならやさしい讃岐の男を,嫁にもらうなら働き者であいそのよい阿波の女を,という意味である。
香川県民は,温暖な気候風土を反映してか,県民気質は温和で,争いごとを好まず,人付き合いはよい。反面,野心に欠け,すぐ妥協するなど,個性や積極性に乏しく,諦めも早い。時として,「へらこい」(ぬけめがない)とも評されるが,単にずるいというのではなく,自己防衛的で小成に安んじやすい,ともいう。
●小豆島
小豆島本島と前島の間の土渕海峡は幅10m弱。世界で一番狭い海峡として認定を受けた。土庄町役場では絵ハガキの横断証明書を発行している。小豆島ふるさと村手延そうめん館では,箸分け作業体験ができ,お持ち帰りOK。
●四国の小京都
善通寺市:門前町,区画された町並,寺社,善通寺,金倉寺,甲山寺。
●香川県の方言
県民性を示す典型的な言葉が「へらこい」。利にさとく,抜け目なく立ち回り,打算的で,自己防衛が強いといった様を意味している。
また,人のまねをしたがる「讃岐の猿まね」という言葉もある。
『かわいげなかった』⇒かわいかった。
「かわいげなかったなあ」と言われ,「どうせ私は可愛げがありませんよ」とへこんではいけない。香川県では,誉め言葉なのだから。
『おとっちゃま』⇒臆病者。
『うまげな』⇒立派な,良さそう。
(例:うまげな服,うまげな人)
『がいに』⇒とても。
(例:がいにおとっちゃま⇒とても臆病者)
『がいな』⇒気が強い。
(例:がいな女⇒気が強い女)
『あっぱがお』⇒唖然とした顔。
★宿・ホテル,航空券+宿 予約−じゃらんnet☆
●ベスト&ワースト・ランキング
香川県は,ハマチ養殖発祥の地である。1928(昭和3)年,それまでの捕る漁業から育てる漁業を目指した野網和三郎氏によって,引田町安戸(あど)池においてハマチ養殖の事業化に成功した。こうした経緯もあって,「県魚」として「ハマチ」が指定されている。ちなみに,ハマチの養殖は12,572トンで全国第4位である。(全国トップ:鹿児島県52,014トン)。
・醤油
日本の醤油生産量は「県別には千葉県(銚子,野田),兵庫県(竜野,高砂),そして小豆島の香川県が3位である。小豆島の醤油は、大坂城築城用石材の切り出しが全島的に行われていたときに,醤油発祥の地・湯浅(和歌山)産の醤油を各大名の採石部隊が島に持ち込み、それで醤の味を知った島人が湯浅に学んだのが始まりといわれる。その背景には伝統的に塩作りが盛んだったこと,原料の持ち込みや産品の流通に海運が使えたこと,島が天領であったことが有利に働いたともある。
・「生うどん・そば」の購入数量全国一の高松市−−
家計調査によると,「讃岐うどん」で有名な高松市では,「生うどん・そば」の平成13〜15年の年平均の購入数量は27,859gで全国平均(11,363g)の2.5倍である。
また,「日本そば・うどん」の外食の支出金額も全国一である。うどん店数は約900店舗あるという。当然のことながら,うどん生産に使用した小麦粉の量は56,755トンで全国第1位(シェア19.2%)である。
小麦粉では,さぬきうどん専用の「さぬきの夢2000」が開発されている。うどんにすると今までより色が明るく,黄色がかっり,味,香りが従来品より良く,コシが強いのが特徴である。
・手袋−−
東かがわ市は国内シェア90%を占めるほど,手袋生産が盛んな地である。この手袋の技術をいかし、手袋メーカーとカバンメーカー計10社が,革製品の生活雑貨ブランド「GLOBE
DESIGN(グローブ デザイン)」の展開に本格的に乗り出した。
・丸亀うちわ
瀬戸大橋で渡った丸亀見どころは,扇の勾配と呼ばれる曲線美の石垣が見事な丸亀城そして,全国シェア90%を誇る丸亀うちわ。
香川県は,日本自動車連盟(JAF)四国本部実施の交通マナー調査で,3年連続の四国最下位という不名誉な結果が出ている。 交通マナー調査の総合成績は順守率の高い順に高知(56.5%),徳島(50.4%),愛媛(38.8),そして最下位が香川(30.0%)。これで3年連続の「定位置」である。
人口十万人あたりの交通事故死者数で,ここ2年は連続で全国ワースト一位。交通事故の大半はドライバーのルール違反から発生している。
・空き家率
総務省が2009年7月28日に発表した「2008年の住宅・土地統計調査(速報)」によると、08年10月1日現在の住宅の全国総数は5759万戸。このうち、空き家の割合は13.1%を占め、前回調査(03年)を0.9ポイント上回って、過去最高を更新した。総務省は「世帯数よりも住宅戸数の増え方が大きいので、その分空き家になっている」とみている。
空き家率の高い都道府県は、山梨県が20.2%と最も高く、第2位が長野県の19.0%。和歌山県17.9%、高知県16.5%、香川県16.0%と続く。
|