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宮城県がまとめた08年12月1日現在の推計人口によると,県人口は234万3932人(男113万7290人,女120万6642人)で,前年同月比では5450人減った。
明治の廃藩置県で仙台県(翌年宮城県に改称)が誕生した。夏は酷暑が少なく,冬は比較的温暖で降雪量は少ない。農業・漁業が盛んである。
宮城県は,かつては青森・岩手・福島の3県を含む陸奥国として統治されていた。現在の多賀城市にその国府が置かれたのは,724年のこと。八幡太郎義家,大伴家持,坂上田村麻呂らが赴任したとも伝えられている。
県内では弥生文化の遺跡が多数発見され,紀元三世紀までに広範囲な開拓が行なわれていたことが証明されている。奈良時代には,坂上田村麻呂の遠征,多賀城,陸奥国府,鎮守府と中央政府の出先機関が置かれた。
芭蕉が『奥の細道』の中に「苔をうがちて文字かすかなり」と記している天平勝宝6年(754年)の多賀城碑(重の碑)も残っている。
独眼竜の異名で知られる伊達政宗【慶長五年(1600年)】が台頭したのは戦国時代。山形の米沢,福島の会津などを所領して奥州にその名をとどろかせ,他を圧する武力と知力をもって江戸期には陸奥国内60万石,常陸1万石,近江に1万石の合計62万石の大大名として繁栄を見せた。
●県庁所在地:仙台市
奥羽山脈に源を発する広瀬側が平野に流れる段丘上に発達した仙台。この街の名を生んだ武将伊達政宗。人口100万を超え東北一の都会,「杜(もり)の都」・といわれる仙台。そんな中にあって,喧騒がうそのように静かになる場所が仙台城址。市内を一望できる高台にあり,付近一帯は公園で,散策するにはもってこいの場所。
仙台の「初売り」は,300年以上続く伝統的な正月行事である。お買い得な「福袋」を買う為,毎年徹夜組を含め多くの人々で賑う。
なお,仙台周辺には,奥座敷と呼ぶにふさわしい情緒ある温泉街が点在する。
・成長神話の終焉 仙台市人口減へ
09年4月,政令市として「20歳」の節目を迎える仙台市。国立社会保障・人口問題研究所の人口推計によると,減少を予測している。
これは,「東北の人口の受け皿」「東京圏への流出を食い止めるダム」といった役割を担い,戦後60年余の間,一貫して成長を続けてきた仙台に政策の構造的な転換を促すものでもある。
◆仙台市で住宅地などの限界集落化が急速に進んでいる
河北新報社のまとめでは、65歳以上の高齢者が50%を超える「限界集落」と40%以上の「予備軍」は計10地区、30%台は44地区に上る。農村部に加え、造成から30年以上のニュータウンで高齢化が目立つ。老齢化に伴う地域コミュニティーの衰退は、政令市・仙台にとっても深刻な課題に浮上している。(特に,鶴ケ谷など新興住宅団地は深刻な高齢化が進む。無秩序に広がった北部、西部の住宅地は人口の伸び悩みに直面。衰退する農漁村部には「限界集落」となった地域も目に付く。
仙台市は既に,まちづくりの方向性を市街地の拡大から,「機能集約型都市」「コンパクトシティー」に転換している。とはいえ,市街地が拡散,スプロール化した現状で中心部に人,モノを移すことができるのか。外縁部に取り残された地域,そこに住む人々の暮らしはどうするのか。機能集約型都市の実現には,容易ならざる課題が待ち受ける。
●仙台,水戸,名古屋は日本の3大不美人の産地?
仙台,水戸,名古屋は3大ブスの産地だそうだ。誰が,いつ頃から言い出したのか,それが真実なのかどうかは定かではないが,まことしやかに言いつたえられている。
仙台藩主・伊達政宗が美人は国を滅ぼすと追放したから,仙台に美人がいなくなったという説もある。だが,政宗の記録,文献を見ても美人追放というのは一切ないという。根拠となるものはない。
●県民性
好奇心旺盛で個人主義,ドライな一面も。
江戸中期に仙台平野で米作が成功し,寒冷地産米が江戸に運ばれるようになったことから,経済的にもめぐまれたことが,宮城県人は,九州人に並ぶ,社交性を持つというゆえんであろう。
これは,家計調査にみる酒の消費量の多さからもうかがわれる。また,山形県とともに宮城県でもよく芋煮会が行われるが,宮城県人は,山形のしょうゆ味の芋煮は邪道,仙台みそを使った宮城の芋煮こそが本道ともいう。
宮城県では命日,盆,彼岸などの祖先の祭りがさかんであるが,これはそこに農村特有の気質,慣習が根強く残っていることを物語る。
なお,仙台の町なみは都会的で,東京の最新のファッションがそこにみられる。これは,伊達政宗の派手好きをうけついだ伊達モノ−−仙台藩士−−−の気風を今に受け継ぐ名残だという。
●宮城の方言
『ゴジャッペ』 ⇒バカ
『からこび』 ⇒げんこつ
『じぇに』 ⇒お金
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●宮城の小京都
村田町(宮城の小京都): 古くから山形と仙台を結ぶ街道の商都。商家の屋敷,蔵が立ち並ぶ。
岩出山町(いわでやままち): 伊達な小京都 城下町,有備館,内川遊歩道。
●ベスト&ワースト−ランキング
宮城県は埼玉県などと並び最も男女別学の高校が多い県の一つである。仙台でも,戦後男女共学高校が増えたが,男子なら仙台一高,二高,女子は宮城一女,二女といった別学の「ナンバースクール」が依然中心だ。
2000年の水陸稲収穫量では45万8千トンと全国4位であるが,「ササニシキ」や「ひとめぼれ」を開発した日本有数の米の産地である。
| 養殖ぎんざけ収穫量 |
(01年) |
11,572t |
1位 |
| 養殖ほや類収穫量 |
(01年) |
7,309t |
1位 |
| 水産加工品(ねり製品)生産量 |
(01年) |
77,702t |
1位 |
| 海面漁業・養殖業生産量 |
(01年) |
440,856t |
2位 |
| かれい類漁獲量 |
(01年) |
4,640t |
2位 |
| 養殖かき類収穫量 |
(01年) |
56,274t |
2位 |
| 養殖わかめ類収穫量 |
(01年) |
12,807t |
2位 |
| 水稲収穫量 |
(01年) |
428,300t |
5位 |
・松島−日本三景の一つ
名勝,松島は湾内に260余の小島が浮かぶ,日本三景の一つ。
●トヨタ 「国内3極体制」鮮明に・宮城に新工場
トヨタ自動車が宮城県に乗用車向けエンジンの新工場を建設する。新工場はブレーキ部品などを生産するトヨタ自動車東北(宮城県大和町)の工場の近くに立地し,2010年をめどに稼働し,当初の生産規模は年間20万基前後を計画。
トヨタにとって国内5カ所目のエンジン工場で,東北では初東北を中部,北部九州に次ぐ生産拠点に育成しようという戦略が鮮明になってきた。人材確保やリスク分散の観点から「国内3極体制」を整備する狙いだ。加えて世界的な需要動向の変化に柔軟に対応するには,従業員の熟練度が高い国内拠点の充実が不可欠との判断がある。
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