last updated:Friday, October 02, 2009

県民性・地域性−静岡県

近世国名・藩名:伊豆(いず),駿河(するが),遠州(えんしゅう)



 
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 静岡県は,日本のほぼ中央部に位置し,太平洋に面して東西155km,南北118km,7,779平方キロメートルの面積を有する。遠州灘,駿河湾,相模灘に沿った約500kmの海岸線,富士山など3000m級の山々からなる北部山岳地帯,天竜川,大井川,富士川と浜名湖などバラエティに富んだ自然。そして,年間平均気温16,1度,年間降水量2326ミリメートルで,春,夏,秋,冬と四季のはっきりした気候など,さながら日本の地勢・風土の縮図ともいえる。
 現在の静岡県にあたる地域は,江戸時代には,幕府の直轄地,旗本の知行地,諸大名の領地などが複雑にいりくんでいた。1871年(明治4)年の廃藩置県で,韮山県(伊豆),静岡県(駿河,遠江),堀江県(浜名湖北部)の3県が誕生した。その後,合併を重ね,浜松県は廃止され,静岡県と合併し,1876(明治9)年に現在の県域の静岡県が誕生した。 

 県内人口は2000年(平成12年国勢調査)10月1日現在3,767,393人,世帯数は約128万世帯,1世帯あたりの人員は2.90人である。人口の大半が海岸沿いに走る国道,JRに沿った14の市に集中し,東海道メガロポリスを形成している。

地域性・県民性 

  47都道府県の中で,昔から「10番目の県」といわれる静岡県。その平均的な地域性から,新商品のテスト販売地となることも多い。
 静岡は暖かく,産物は,お茶,ミカン,久能山の石垣イチゴ,浜名湖の鰻と,バラエティに富む。こうした風土から,万事のんびりしていてお人好しで,おっとりした人間が多いという。反面,他者を押しのけてはい上がろうとの,ハングリー精神に欠けるとの指摘も聞かれる。

 なお,静岡は「川文化」といって,一つの川が枝分かれしていった先の地区の習慣がすべて異なる。例えば正月,静岡だけで地域別に11種類のしめ飾りがある。川文化の面目躍如である。

 また伊豆,駿河,遠江では,気質は相当異なる。性格の明るさと積極性では駿河,伊豆の順。人間のよさでは伊豆,駿河,遠江の順といわれている。
遠州地方:浜松のある遠州地方には「ようし,やろうぜ」「やってやろう」という意味の「やらまいか」精神が浸透しており,その精神がヤマハ,ホンダなど多くの起業家を生んだ。
 江戸時代の浜松藩は教育熱心な勤勉の風土があったという。東西の往来の要所にあり,文化をいち早く吸収する「先取り精神」に富んでいた。

◆駿河地方:清水の次郎長に代表されるような義理人情型。
伊豆地方:この地方の人柄をたとえて,人の良さ伊豆乞食(伊豆に行けば乞食も食うのに困らない,という意味)という。


強い“もの作り”生む風土
 浜松市を中心とする半径25km圏からは,トヨタ自動車,ホンダ,ヤマハなどの世界的企業が誕生した。加えて,光技術の浜松ホトニクス,シンセサイザーのローランドなど,専門分野で独自領域を確立した中堅企業も多い。この要因は,歴史と風土にある。
 江戸時代の浜松藩は教育熱心な勤勉の風土があった。東西の往来の要衝で,新しい文化をいち早く吸収する「先取り精神」が発達しており,江戸時代は綿花の生産や綿織物業,明治時代は自動織機やオルガンの生産と,常に時代の先端を行く産業が発展した。
 藩主が交代するたびに各地の文化や風習が伝わったことから,お隣の愛知県とは異なり,「よそ者」を排除しない感覚も根づいている。ヤマハを創業した山菜寅楠など,浜松の産業発展を支えたのは「よそ者」たちだ。
 浜松のある静岡県遠州地方には「ようし,やろうぜ」「やってやろう」という意味の「やらまいか」精神が浸透しており,その精神が多くの起業家を生んだ。




 過去半世紀にわたり,国内小売業は大店法,百貨店法という規制のために,本格的な競争をしてこなかった。静岡県は,日本でもっとも小売店の出店規制の厳しい地域であった。その最たるが静岡方式と椰諭された出店規制である。長期にわたり,大型店は静岡県に進出できなかった。
 たとえばカネボウの工場跡地にイトーヨーカ堂が静岡第二号店を出すときは,地元の中小・零紳小売業着から凄まじい反対運動が起きて,イトーヨーカ堂は売場面積を大幅に削られた。セブンーイレブンをはじめとするコンビニすら出られなかった。静岡とはそんな排他的な土地柄なのである。

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●静岡県がテストマーケティングの好適地といわれる理由

1 全国市場に近い特性をもっている
  静岡県は年齢別人口構成比など,デモグラフィック要因が全国と近い。経済数値や意識調査データは全国平均。民力など様々な指標が全国平均を上回り,テストのリスクが相対的に低い。
2 気候が温暖で気象条件による差異が少ない
3 適度な市場規模を持っていること。
 全国の約3%の市場規模でテストがしやすい。市場規模に見合ったコストで展開できる。
4 媒体コストが首都圏や関西エリアと比べて安価
 静岡県内だけの放送網があり,電波メディアが外に漏れない。逆に他県からの電波は入りにくい。新聞は静岡新聞が世帯普及率約60%で行き渡っていて,1紙でカバーできる。
5 マーケットとして独立したエリアである
  静岡県には,ほぼ同レベルのエリアパワーをもつ東部・中部・西部という三つの経済圏があり,それぞれのエリアの産業構造が異なっている。(それらが県レベルで合成されることにより,日本の全体市場に類似する。)それぞれのエリアの特性を比較しながら同時にテストを進行することができる。



静岡県の不思議事典   [本]

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●小京都&桜の名所

森町(遠州の小京都): 白壁の土蔵,遠州瓦の町並,寺社。 伊豆市−旧修善寺町−(いずし):中伊豆の小京都− 桂川,渡月橋,嵐山といった地名,修善寺虹の郷。  

 河津桜は1995年ごろ,河津町で発見されたという。ヒガンザクラとオオシマザクラとの自然交配種である。

・全国初,静岡で桜が開花

 08年3月22日- 静岡市の桜(ソメイヨシノ)が22日,全国のトップを切って開花した。静岡地方気象台の標本木で観測された。平年より6日早い。 
 東京と熊本でも同日,桜が開花。東京は平年より6日,熊本は平年より2日,それぞれ早い。



●静岡の方言

 『ぶしょったい』⇒格好悪い。
 『えらい』⇒疲れた。
 『みるい』⇒幼い,未熟な。
 『ばかうまい』『ばかうれしい』『ばかきびしい』,
 『しぞーか』⇒静岡。
 『〜じゃん』⇒〜でしょう。
  横浜の方言として有名であるが,発祥はしぞーかのよう。 『いかず』⇒行こう,行きましょう。
  一見否定語のように見えますがその逆である。

●ベスト&ワースト−ランキング

 ・富士山
 裾野が長く美しい姿の円錐状成層火山。山梨県と静岡県にまたがってそびえる富士山は,標高3,776mと日本の最高峰の山。1707年の宝永の噴火で中腹に宝永山ができて以来,活動を休止している。富士山の名前の由来は,「不二山」。他に比べようがない唯一無二の高峰という意味とする説。さらには「不尽山」。山の頂に年中,雪が絶えない,という意味にあるともいわれる。ちなみに,第2は,北岳3,193m (山梨県)である。
 静岡県の温泉源泉は,総数2283(200年 環境省都道府県別温泉利用状況)で,大分,鹿児島県に続き全国3位である。



日本茶
 元禄のころ,すでに茶とミカンがつくられていたことを示す句である。ところで,「一富士,二鷹,三なすび……」の“駿河名物”には,たばこと綿は歌い込まれてはいるが,ミカンと茶は出てこない。江戸初期には茶はそれほど重要な物産ではなかった。
 静岡県の茶の栽培は,1241年(仁治2年)に聖一国師(しょういちこくし)が宋から種子を持ち帰り,生れ故郷の静岡市にまいたのが始まりといわれている。明治期に,士族授産と川越人足救済のために茶畑が開発され,清水港の開港とあいまって静岡茶を名産として有名にした。茶園面積19,900ヘクタール,荒茶生産量39,900トン(2004年現在)で全国のおよそ43パーセントを生産し,工業統計調査(02年度)によると出荷額(1,926億3500万円),出荷量(98,320kg)とも全国1位である。静岡市は,お茶処だけあって全国平均の約2倍の年間1世帯で,14,711円お茶を購入している。

 お茶とともに,静岡県の特産物でもあるわさびは,日本固有の植物で,奈良時代の文献にもその名が出ており,鎌倉時代には食用にされていたという。わさびの栽培は,今から400年前,慶長年間(1596〜1615年)に現在の静岡市有東木(当時・安倍郡大河内村有東木)で始まったとされている。

みなみまぐろ:漁獲量全国2位 1,1044トン(2位。1位は宮城県)
 しらす:カタクチイワシやマイヤシなどの生後1〜2か月の体長3cm程度の稚魚のことをいうしらす。2003(平成15)年のしらすの生産額は42億7700百万円で全国1位。漁獲量では,6,931トンで全国3位。

・マグロの消費量日本一

 マグロが家庭で消費される量は,全国(都道府県庁所在地別)で静岡市が長年トップの座を維持している。平成18年は,1世帯当たり購入量が6745cで,月に1,2度は市民の食卓に乗った計算だ。何と全国平均の約2,4倍にもなる。
 この理由は,「静岡には水揚げ量が日本一の“マグロ基地”清水港(静岡市清水区)があり,地元消費も多い」。だが,7年は同9459cと今よりも旺盛。他市も同様でマグロの消費全体が減っている。
 購入量の2位は海のない甲府市(山梨県)でベスト3の常連。「ギョーザの街」宇都宮市(栃木県)も4位。甲府市の広報担当者は「かつて海産物は甲斐と駿河を結ぶ[中道往還]を通った歴史もあり,静岡は近い」。宇都宮市は「市内に回転寿司店も多く,マグロ好きの人が多いのでは」と解説。ちなみに最下位は長崎市(長崎県)の554cと全国一。やはり地場産が好まれるということであろう。




 静岡県の楽器産業は,山葉寅楠(やまは とらくす)明治22年山葉風琴製作所を設立し,明治33年にピアノの国産化に成功したことが,今日の楽器産業の基礎を築いた。

 模型産業の中で静岡県の占める位置はく大きい。プラスチックモデルに限っても,2005年の全国の年間出荷額168億300万円の9割に当たる152億7000万円分が静岡県から市場に送り出された(経済産業省まとめ)。


プラモデル王国

 経済産業省や県の統計によると,04年の県のプラモデル出荷額は約132億円で,全国(154億円)の85・4%を占めている。なお,全国の出荷額は前年比で20%減,静岡県も23%減と,需要は頭打ち。県内に本社を置く有力プラモデルメーカーは,タミヤのほか,青島文化教材社(静岡市)とハセガワ(焼津市)などがある。



・花卉類の支出-全国で下位水準

 花き類に対する支出金額は地域により大きく異なる。静岡市における「切り花」の消費支出全体に占めるウェイトは,全国の県庁所在地の中で第44位,「園芸品・同用品」は同42位と低迷しており,最も多い都市と比べて半分にも満たない数字である。

 「園芸品・同用品」では借家比率の高い都市あるいは借家比率が低くても消費者物価地域差指数(総合,東京都=100)が高い都市は,そのウェイトは低いという傾向にある。東京都区部などの大都市は借家比率が高く,園芸を楽しむ空間的余裕は少ない。また,空間的余裕はあっても大都市並みに物価が高い静岡市(全国第4位)などもまたその余裕は少ないと考えられる。
  
 こうしたことから,「切り花」及び「園芸品・同用品」の消費支出に占めるウェイトは,居住環境や所得水準など,物理的・経済的要因が購入を制約していると思われる。


   花き類の消費における地域性とその要因の探索農林水産研究所

・免許返納 −<運転免許返納>最高率は静岡,高齢者1万人当たり69人

 65歳以上の運転免許保有者のうち,06年に免許を自主的に返納した人の割合(返納率)が都道府県により最大約70倍の差がある。返納率の高い地域では,運転をやめた高齢者の移動や生活を支援する取り組みが進んでいる。対して,施策や交通機関の整備が進んでいない所では,運転をやめられない高齢者が多い傾向にある。
 毎日新聞調査によると, 返納率が最も高かったのは0.69%の静岡県で,高齢者1万人当たり69人が返納している。静岡県のバス・鉄道会社は返納者を対象とした料金割引制度を導入。続く富山県(0.49%)では富山市が同様の制度と地域交通網の整備など「脱クルマ」の街づくりを進め,3位の青森県(0.45%)は,青森市が高齢者の市街地への移住支援に取り組んでいる。地

 返納率が0.1%に満たない地域は18県。最下位の和歌山県は0.011%で,返納者はわずか16人。

モニタリング王国静岡
  よく企業が商品の販売を全国に先駆けて静岡で試験販売して反響を試す,というのが多いようです。

  理由としては・・・
  (1)県の指標が全国平均に近い。
     県民所得,預貯金残高,小売業販売額,産業別就労者数,政党支持率,これらが全国平均に近似している。
  (2)東日本・西日本の中間である。(一方に偏っていない)
  (3)TV電波が閉鎖的である。 
     つまり県内のTV局の電波は,0.7%が山梨県にもれるだけで,CMモニターの効果を計りやすい
  とのことです。

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エリア区分
西部地区 菊川町,小笠町,浜岡町,大東町,大須賀町,掛川市,森町,豊岡村,袋井市,磐田市,浅羽町,福田町,竜洋町,豊田町,天竜市,龍山村,春野町,佐久間町,水窪町,浜北市,浜松市,雄踏町,舞阪町,新居町,湖西市,三ヶ日町,細江町,引佐町
   
中部地区: 富士川町,蒲原町,由比町,清水市,静岡市,岡部町,焼津市,藤枝市,島田市,大井川町,吉田町,榛原町,相良町,御前崎町,金谷町,川根町,中川根町,本川根町
   
富士地区: 清水町,小山町,御殿場市,裾野市,長泉町,富士市,芝川町,富士宮市
   
伊豆地区 熱海市,伊東市,東伊豆町,河津町,下田市,南伊豆町,松崎町,西伊豆町,賀茂村,土肥町,戸田村,沼津市,三島市,函南町,中伊豆町,大仁町,韮山町,伊豆長岡町,修善寺町,天城湯ヶ島町

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