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“トヤマ”の由来は,「山の外にある地」という意味の「外山(とやま)」と呼んだことによる等の説がある。また「富山」は当て字である。富山と言えば,東に北アルプス,南に飛騨山系,西に加越国境の丘陵と,三方を峰々に囲まれた,自然豊かな土地としても知られる。
富山県は,1833(明治16年)年に石川県から分県し誕生した。本県は日本海に面し本州の中央北部に位置し,東南西を山に囲まれ,北は海に面する半盆地形の地形の中に,富山平野が広がっている。東は新潟県と長野県,南は岐阜県,西は石川県に隣接している。東に立山連峰が連なる3,000m級の北アルプス,南に飛騨山系,西に医王山から加越国境の丘陵,さらに能登半島基部の山地が連なる。
面積は,247.55平方キロメートル,人口110万1,292人は2008(平成20)年10月1日現在。
また,日本海側の中央に位置する本県では,アジア大陸や朝鮮半島など対岸諸国との古くからの交流の積み重ねを活かし,環日本海地域の中央拠点として活発な取組みを展開している。
●県庁所在地−富山市
富山県は,三方を急峻な山々にかこまれ,深い湾を抱くように平野が広がっており,富山市を中心に半径50kmというまとまりのよい地形が特徴である。 富山市は富山県のほぼ中央から南東部分までを占め,北には富山湾,東には立山連峰,西には丘陵・山村地帯が連なり,南は豊かな田園風景や森林が広がっている。
市内には神通川や常願寺川など大小の河川が流れ,古くから川で結ばれた文化圏を形成しています。海の幸に恵まれた富山湾から登山家たちを魅了してやまない3,000メートル級の山々までが織りなす自然の姿は,景観をなしている。
富山市は全国的に「くすりのまち」として有名であるが,近年は環境、バイオ 、IT関連産業の育成に努めるとともに、立山連峰や越中おわら風の盆といった観光資源をいかした、観光産業の発展にも取組んでいる。 面積1,241.85km2(面積 : 国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」) ,人口421,239人(平成17年国勢調査) 。
●県民性
富山県の県民性は,骨身を惜しまず黙々とよく働き,勤倹貯蓄を心がける実直さ,そして合理指向で,実行力がある,進取の気性に富み,家族を大切にし助合い,信仰心も厚い。思想面では保守的だと言われている。
こうした気質は,氾濫を繰り返す急流河川との闘いの歴史,そして,冬季積雪下での忍耐の歴史に育まれたのであろう。
歓楽街はPTAのおばはん連がが軒並み潰していくという,女性が強い土地柄でもある。
NHK県民調査にみる富山県の県民性
城端町(越中の小京都)
08年4月,全国一斉に行われた全国学力・学習状況調査(学力テスト)で,富山県は前回に続き,小6,中3とも全教科で平均正答率が全国の平均を上回った。全教科区分で5位以内と好成績を収めた。
好成績の背景として,県教委や教育関係者らは,実体験を通した学習などの取り組みと,教育熱心で勤勉な県民性などを挙げている。
こうした,教育的な背景に加えて,「生活が安定しており,学校での学習に向き合える環境が整っているのではないか」とし,その背景に勤勉な県民性があげられる。
●富山市で,新しい路面電車
富山ライトレール:06年4月,愛称「ポートラム」の運行が開始された。このLRT(ライトレール・トランジット)はJR西日本の富山港線を第3セクター会社に移管して路面電車化したものである。従来のJR線(富山港線)を超低床式車両にし,15分に1本,ラッシュ時は10分間隔とし,待ち時間を気にせずに運行間隔を短くするなどして利用者の利便性を高めている。交通手段の一つというだけではなく,街の魅力を高めるシンボルとしての役割もある。
富山ライトレール株式会社
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●富山,石川の比較
隣接する石川県とは人口規模が同一レベルであり,かっては富山県の方が上回っていたが,近年,人口の差は開くばかりである。富山県は,昭和初期から昭和50年頃までの約50年間だけ石川県の人口を上回た。
富山県の人口千人当たり出生率は,全国で下から2番目(最下位は東京都)であるだが,1人の女性が生涯に産む子供の数を示す富山県の合計特殊出生率は,全国平均よりも高い。
富山,石川両県の人口増加の大部分は,県庁所在地富山,金沢両市とその周辺地域で起きている。したがって,その都市的魅力の差が,両県の人口格差の要因とも考えられる。明治維新前後に,金沢は,13万人を超える大都市であり,これは名古屋よりも大きかったのである。これに対して,当時,富山は金沢の4分の1の人口にすぎず,以来,金沢と富山の都市的格差は縮まっていない。新潟県の1人当たり県民所得は平成9年度で3003千円で,全国平均に比べて187千円低く,全国20位である。就業率は63.3パーセントで,全国平均より2.5ポイント高く,全国9位,女性の就業率も51.3パーセントで同じ4.0ポイント高く,全国9位と高いレベルにある。
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●富山の方言
『か,か〜か,か〜か?』⇒カーチャン(お母さん)
『そくさいですけ』⇒元気ですか?
『ねまられ』⇒ゆっくりしていって
『おっさまおるけ?』⇒弟はいるか?
●ランキング・ベスト&ワースト
山岳地帯を源流とする,水量豊富な急流河川を利用した電源開発で,富山県は全国有数の電源県となった。1897(明治30)年に富山電燈会社が設立され,150kwの発電力をもつ大久保発電所が運転を開始,1899(明治32)年,富山の街路にアーク灯がともった。その後,県内に発電所・ダムが建設され,豊富な電力を利用した工場誘致が進み,加えて県外資本による電源開発も行われ,京阪神地域へ送電されるようになった。
このように,電力資源を豊富にもつ富山県は,富山高岡新産業都市構想や,富山新港開港などにも取り組む,日本海側屈指の工業県である。
なお,富山県の発展と配置薬販売業は深い関係にある。「先用後利」(せんようこうり)という独特な商法で知られる富山の配置薬業は,江戸時代以来受け継がれ,その薬は全国的に身近な軽治療の薬として使われてきた。富山を『クスリの都』として全国に知らしめたばかりでなく,明治時代の富山県においては,銀行・電気・織物などの近代産業の発生を支える大きな力となった。富山の産業の多くは,そのもとをたどれば配置薬業と結び付く,とも言える。
●真宗王国
越中は,越前・加賀とともに浄土真宗が盛んで,真宗王国といわれる。本願寺8世蓮如が伏木の勝興寺の前身である土山御坊を創立するに及んで,真宗は砺波郡から越中全域へ急速に教線を拡大した。信仰は深く根をはり,今日も富山県は真宗王国と呼ばれるほど,浄土真宗の家が多い。
富山県の持家率は,79.3%で全国第1位。富山県民の「家」に対するこだわりの高さを示している。1世帯当たりの人員が3.09人(全国3位)と多いが,1人当たり延べ面積は
46.9平方メートル,1住宅当たり延べ面積の平均も155.69平方メートルでともに全国1位である。
道路整備率が全国1位など社会資本が整備されており,「火災」「有感地震」「犯罪」が少ないのも,富山県の住みよさの一つの特徴である。
富山県の勤労者世帯の1ヶ月当たりの実収入は全国第1位。共働きの家庭が多く(全国第3位),世帯主以外の世帯員による収入が多い(全国第1位)ことなどが,家計を豊かにしている。対して,平均消費性向(可処分所得に占める消費支出の割合)は全国第37位と低く,逆に平均貯蓄率は全国第3位であり,消費を抑えて貯蓄をするという堅実な県民性がうかがえる。こうした背景には,富山の女性は働き者で,女性の就業率は51.5%と全国第4位といった風があげられる。
厚生労働省の「心疾患,脳血管疾患死亡統計」によると,2004年に全国の都道府県の中で男性が心臓と脳の病気で死亡する率(人口10万人あたりの死亡数)が最も高かったのは青森県,男女とも死亡率が最低だったのは富山県で,沖縄県も男性が下から3番目,女性が2番目だった。
厚生労働省の「2005年都道府県別年齢調整死亡率の概況」によると都道府県別で男性の自殺率が最も高かったのは青森の52.2人。女性は,高知15.1人,富山13.9人,秋田13.1人の順だった。
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