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◆近世国名・藩名:甲斐(かい),甲州(こうしゅう)
山梨,八代,巨摩,都留の4つの郡からなる甲斐の国は,明治の廃藩置県で「山梨県」となった。県名「やまなし」の由来は,くだもののヤマナシがたくさんとれたからm山をならして平地にした「山ならし」からきているなどの説がありる。
山梨県は首都圏の西部に位置し,中部山岳地帯の一角を占め,面積4,465平方km(2006年現在)で,日本の総面積の約100分の1(全国第32位),県土の約78%が山林で,可住地は県土の21.1%,経営耕地面積も5.3
%ほどである。
甲府盆地を中心とした地域は典型的な内陸性気候で,降水量が少なく,昼夜・夏冬の気温の差が激しい気候である。
東は秩父山地と丹沢山地,西は南アルプス,南は富士山,北は八ヶ岳と,県土の四囲がすべて山であり,俗に「山があるのにやまなし県」ともいわれる典型的な山国である。
面積は4,465.37平方km(06年10月現在)で,日本の総面積377,914.78平方kmの約100分の1にあたり(全国第32位)、県土の約78%を山林が占める。06年10月の総人口は881,071人,世帯数は323,446世帯。(山梨県常住人口調査推計値)。
山梨県は、「1991年国民生活白書」で生活豊かさ総合指標全国第1位という評価を得たこともある。
●県庁所在地:甲府市−人口198,567人(09年6月)
甲府市は、山梨県のほぼ中央に位置し,人口は198,567人(平成21年6月1日現在)。 市の最北の山岳地域には八幡山、金峰山、朝日岳2,000mを超える峰々が東西に連なり、南には王岳、釈迦ヶ岳がある。
甲府に,戦国の武将 武田信玄の父・信虎が館を構えて以来,甲州の政治・経済・文化の中心として発展してきた。市内には信玄ゆかりの史跡や文化施設が多く,ブドウ栽培も盛んでワインの町としても知られている。甲府駅から車で30分ほどにある,巨岩に囲まれた昇仙峡。名物のトテ馬車に乗って,奇岩が点在する渓谷を散策するのも一興。
●山梨県の県民性
勤勉で,謙虚。自分に対するきびしさをもつ。山梨県は北に甲斐駒ケ岳,南に富士山と高い山に囲まれ,そこを水害で有名な釜無川が流れる。県土は火山灰のため,農業生産性は低い。こうした,貧しい土地と閉塞された盆地という,厳しい地勢から,自ずと人々には忍耐強さが備わったのであろう。
「甲州商人の通ったあとはペンペン草も生えない」といわれるよう,山梨は古来より商人の町でもあった。商人は大風呂敷に呉服物を包んで肩からかけ,村から村を勤勉にまわった。その商魂を「めちゃかもん」と呼んだ。
「甲州べえと牛の糞には油断するな」というたとえがある。牛糞はうわぺは堅いが,うっかり踏むと中から柔かいので大変な事となる。−−うわべと内面は大ちがいという意味である。 また,甲州人自身が「メカチャカモン」と呼ぶほど,りこうでずるがしこい,というのである。
山梨には無尽と言う仕組みが残っている。これは元来中国や日本で行われている講,相互金融の名残。銀行の沿革を遡ると、○○相互銀行の多くの前歴は○○無尽株式会社である。月一回ぐらい,定期的に集まり,金を出し合って,集まった金を会員で融通するって仕組み。
山梨県県内に今も残る”無尽”の慣習。山梨の「無尽」では,「月に一度集まって飲み会をして,食事代の他に無尽金というのを皆で出し合って何かの目的の為にそのお金を積み立てたり,「同級生の無尽会」「組の無尽会」「仕事の無尽会」「趣味の無尽会」といろんな無尽会に参加している。
山梨大学大学院医学工学総合研究部の調査によると,『無尽を楽しみにしている』人はより生活活動能力を維持し、『ほうとうをよく食べる人』『生きがいを持つ人』も生活活動能力と関連があった」という。
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●武田信玄
「人は城 人は石垣 人は堀 情は味方 仇は敵なり」
これは信玄の作った歌とされるが,中国の古典『国語(こくご)』の中に出てくる「衆人ヲ城ト成ス(しゅうじんヲしろトなス」という言葉が原典とされている。人こそ,城にも石垣にも劣らない最高の武器となることを認識していた信玄らしい,領国経営の根幹を成す思想である。
信玄の非凡さは,隅々まで目配りしながら領地内の統治を推し進めると同時に,周辺大名と戦い,ときには外交戦略を駆使し,着実に領土を拡大していったことにある。
●山梨の方言
方言といっても県内や郡内では違り,方言の語調があらっぽい。四方を山にかこまれ住時交通が不便であったためであろう。
『そうずら』 ⇒ そうだろう
『やくばん』 ⇒ 煙草盆
『わにわにしちょ』 ⇒ ふざけるな
『ももっちい』 ⇒ くすぐったい
『行かず』 ⇒ 行こう
『いかざあ』 ⇒ 行こう
『おようだけ』 ⇒ 午後の間食
『ええからかんに』 ⇒ いい加減に
●ランキング−ベスト&ワースト
・空き家率
総務省が2009年7月28日に発表した「2008年の住宅・土地統計調査(速報)」によると、08年10月1日現在の住宅の全国総数は5759万戸。このうち、空き家の割合は13.1%を占め、前回調査(03年)を0.9ポイント上回って、過去最高を更新した。総務省は「世帯数よりも住宅戸数の増え方が大きいので、その分空き家になっている」とみている。
空き家率の高い都道府県は、山梨県が20.2%と最も高く、第2位が長野県の19.0%。和歌山県17.9%、高知県16.5%、香川県16.0%と続く。 山梨県の空き家率は、全国平均を7.1ポイントも上回る。20%を超えたのは全国でも初めてだ。県内の住宅総数は39万7700戸で、空き家は8万400戸を数える。空き家は前回調査より6800戸、9.2%増加し、空き家率は0.8ポイント上昇した。
山梨県は「空き家とみなされる別荘が多いことが、空き家率が高い要因」(観光部)と説明する。たしかに、県内は富士山麓や八ヶ岳などの別荘地を抱えていて、別荘が1万4000戸、2次的住宅(週末を過ごすための住宅など)1万6200戸ある。しかし、これらは前回調査から減っており、必ずしも別荘の多さが要因とは言えなくなってきた。「最近は高齢化や過疎化が進んでいるので、その影響もありそう」と、総務省の調査結果を踏まえ、これから精査していくという。
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2001年の「事業所企業統計調査」によりと,山梨県における製造業の製造品出荷額等の割合は,一般機械器具製造業,電気機械器具製造業,輸送用機械器具製造業,精密機械器具製造業などの加工組立型工業の占める割合が64.3%と,全国の45.4%を上回る。
県内は,山地や富士川などの河川,富士五湖といった豊富な自然環境により,生み出される良質な水資源を活用したミネラルウォーターの生産は盛んである。 国内で山梨県が最も生産量は71万1817キロリットルで第一位,シェアは約4割。(日本ミネラルウォーター協会)。
・富士山
玄武岩を主体とする標高3,776メートルの成層火山で山梨,静岡両県にまたがる。数十万年前に活動を始めた小御岳火山は,2500メートル前後の高さがあったとされる。約10万年前に小御岳の南斜面から古富士火山が活動を始め,爆発的な噴火を繰り返して小御岳火山を覆った。
・果実生産
甲府盆地は,昼と夜の気温差が大きく,土地の水はけが良いなど,くだものづくりに適している。生産量が日本一のブドウ,モモ,スモモをはじめサクランボ,カキ,リンゴ,ウメなど多くの果実が栽培されている。
生産量 ブドウ 58,500t モモ59,700t ワイン 40,944Kl。
・日本一のぶどうの産地・
山梨は日本一のワインの産地でもあり,「甲州ぶどう発祥の地」伝説を伝える大善寺がある。大善寺は別名はぶどう寺とも言われ,ぶどうを持った薬師如来を本尊としている。奈艮時代のに行基が開いた約1300年の歴史を持つ由緒ある寺で,薬師堂は厨子とともに国宝に指定されている。
ぶどうは歴史的に薬効があることで珍重され,キリスト教とともに,仏教でも大切にされてきた。
・富士吉田のうどん
富士山の北麓に位置する富士吉田市(人口56,000人)。市内には60店舗弱のうどん店がある。「コシというより歯ごたえ,ゴシゴシする食感」の硬い麺が売り物である。
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