風土
日本各地には,地勢や気候風土の差,遠く律令の時代にさかのぼる国,藩幕といった地域固有の歴史と風土に育まれた数多くの個性的な文化を築きあげてきた「地域性」や「気質」そして「風習」が今に残ります。その風土は,「一定の自然環境の枠内においてではあるが主体的な人間存在の変化におうじて,内的にも外的にも(内在的にも外在的にも)変りうるもの」であります。(出典:『歴史のなかの風土』飯沼二郎著,日本評論社)。すなわち,私たち人間は地域の生態系のなかで,自然環境に強く制限された生活を強いられているている一方で,その環境を生活しやすいように改変してもきました。