洗剤別清掃



洗剤とは

 清掃の業務にとって、洗剤は必要不可欠なものです。様々な場面、状況で洗剤の選択を迫られ
ます。汚れの種類、汚れた部分の材質、周期の状況、作業できる時間、使用できる道具や機材な
ど、全てを考慮に入れた上で正しい洗剤を選ぶには、やはり洗剤の特性も知っておく必要がありま
す。






洗剤の種類と特徴

■洗剤
 界面活性剤により、手あか・油などの一般汚れを落とします。4つのなかでは、素材を傷めることが
もっとも少ないのが利点です。

ただし、一部の皮革や布地では、変色やつやの変化がある場合もありますので、注意してください。

■洗浄剤
 アルカリ剤、溶剤、あるいは酸剤により汚れを落とします。
アルカリ剤と溶剤は重合・樹脂化した油汚れに、酸剤は石けんかすや、し尿汚れに効果があります。
化学反応を利用して汚れを落とすので、強力な効果を期待できますが、取り扱いに注意が必要で
す。もちろん酸のものとアルカリのものを混ぜては絶対にいけません。

単独で使用する場合にも、換気を良くする、まわりや体・衣服に付かないように注意する、子供の手
の届かないところに保存するなどを守るようにしてください。


■漂白剤
 酸化あるいは還元作用により漂白します。除菌効果(特に酸素系漂白剤はその力が強い)があ
り、カビによるしみを取り除くことができます。これも酸性のものが多いので、洗浄剤と同じ注意が必要
となります。

見る見る効果が現れるので、掃除のし甲斐がありますが、多量に使ってしまう傾向があるので、気を
つけましょう。


■研磨剤
 汚れを化学的に分解するのではなく粒子によりけずり落とします。そのため材質を痛めてしまうことが
ありますが、材質を痛めにくい微粒子タイプもあります。金属や塗装面に使うときは、こする方向にも
注意してくださいね。


■溶剤性洗剤
 業務用で使用され、頑固な油汚れや機械油、工業油の汚れに対して使用します。溶剤と界面活
性剤を化合したもので、原液のまま使用します。油を溶解する作用が強く、人体に対しても有害で、
塩ビ系床材やラバー系床材には使用できません。


■カーペット用洗剤
 カーペットの洗浄に使用し、泡立ちが良く、泡の持続性、速乾性、残臭性、浸透抑制など、カー
ペットクリーニングに必要な特性をもっています。中性でカーペットシャンプーとも呼ばれます。


■その他の薬剤
 消毒剤:逆性石鹸、アルコール、クレゾール、次亜塩素酸ソーダなどが消毒に使われます。
 防臭剤:悪臭の原因を除去する為に使用し、ゴミ置き場などに使います。
 帯電防止剤 :帯電の多いカーペットなどに使用し、電気の蓄電を防止します。
 防汚剤:主にフッ素系樹脂やシリコン樹脂でカーペットに汚れがつきにくくします。
 消泡剤 :カーペットクリーニングで泡の回収時に使用します。






■洗剤の保存方法
未開封の洗剤は、保管場所に気をつけていれば、使用期限はありません。
ただし、高温多湿の場所、温度変化の激しい場所、直射日光の当たる場所などに保管した場合、においや色が変化したり、洗浄力が低下することがあります。そうなったときは、保管年数にかかわらず、ご使用はお避けください。
また、一度開封した商品は、ホコリや雑菌が混入している可能性があるため、長期間保管せずに早めに使いきるようにしてください。
※次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)に関しては、濃度12%と6%とが有りますが、12%の長期保存は効果を下げるため、早めの使用をお薦めします。保管は冷暗所での保管が適当です。