衛生管理




衛生管理の目的


 衛生管理の目的は「ウィルス感染防止」です。施設関係者が相互に協力して統一されたルールを作成  実行  検証  修正し継続いくことが衛生管理です。衛生管理は、施設によって違い作り上げていかなければならない作業です。また、様々な知識も必要とされ、特に感染経路に関する知識は必須事項です。






感染経路を知る


 接触感染
皮膚や粘膜の接触、または医療従事者の手や聴診器などの器具、その他手すりなど患者周囲の物体表面を介しての間接的な接触で病原体が付着し、その結果感染が成立するもの。
 飛沫感染
患者の咳やくしゃみ、あるいは気道の吸引などによって飛散する体液の粒子(飛沫)は時に病原体を含んでいるが、5マイクロメートル以上と大きく重いものは90cm未満しか到達しない。これが他人の粘膜に付着することで感染が成立する。
 空気感染
飛沫として空気中に飛散した病原体が、空気中で水分が蒸発して5マイクロメートル以下の軽い微粒子(飛沫核)となってもなお病原性を保つものは、単体で長時間浮遊し、90cm以上の長距離を移動する。呼吸により粒子を吸い込むことにより感染を生じる。
 経口感染
感染動物由来の肉や、糞便で汚染された水などの経口摂取により感染が成立する。
 ベクター感染
他の動物(特に節足動物)が媒介者(ベクター)となって、伝播することで感染が成立するもの。
(1)病原体の生活環の一環として、ベクターの体内で発育、増殖し、そこから感染する場合。
(2)単にベクターの体表面に付着した病原体が機械的に伝播される場合(機械的ベクター感染) とがある。
 血液感染
注射や輸血などといった医療行為の他、外傷による出血が他者の目など粘膜に触れるなどして、血液中の病原体が感染を生じる。
 母子感染
胎内感染、産道感染、母乳感染がある。






感染症流行時期


 上記の表は、年間の主だった食中毒や感染症の流行時期です。流行時期が分かれば、対策時期も分かります。ここで認識しなければならないのが、対応すべき感染症は1年を通してあるという事です。感染症の拡大を防止することは、正しい手洗から始める事です。



【補足用語】
フェーズ (phase)  感染症や伝染病に対する警戒水準を表す語。1から6まであり、1では人間に対しては無発生であることを意味し、6では「パンデミック」つまり全世界的大流行であることを意味する。
パンデミック(pandemic) 感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語である。