▲予防の基本
感染しても症状のない大人から子どもが感染し、さらに子どもが通っている施設内への感染につながることがあります。特に小さな子どもがいる家庭では、普段から排便後や食事前の手洗いは厳重に行ってください。
▲感染経路
感染経路はほとんどが経口感染で、原因食品としては生の貝類が主で、その他、人の手指や調理器具を介して汚染されたサラダやサンドイッチが報告されています。低温に強く,汚染された水や氷が感染源になる集団発生例もあり、特に液体汚染されると集団感染は大規模になります。感染力が強く、患者の嘔吐物や糞便、その飛沫などから容易に二次感染を引き起こします。患者は回復後も数日〜数週間以上糞便中にウイルスを排泄し、環境(ドアノブ、カーテン、リネン類、日用品など)からもウイルスが検出されます。集団発生場所としては病院、介護施設が多く、その他、ホテル、飲食店、学校などが報告されています。ある介護施設で、最初にノロウイルスが原因で下痢を起こした患者から、他の人に手などを介して糞口感染で広がり死亡者もでた事例があります。
▲室内環境
トイレの後、食事の前、調理の前、おむつ交換の後、おう吐物や下痢便の処理の後等では、流水・石鹸による厳重な手洗いが必要です。また、おう吐・下痢症状のある方とのタオルの共用は避けてください。
▲消毒
加熱(消毒対象物が85℃1分以上になる条件)が有効とされています。
消毒剤感受性試験では、約80%エタノールで約2〜3Log減少し、0.1%次亜塩素酸ナトリウムで5Log減少や0.5%グルタラールでは5Log減少したという報告があります。
ノロウイルスは、10〜100個程度でも感染の可能性があるので、エタノールでは効果は不十分であり次亜塩素酸ナトリウムやグルタラールが有効と考えられます。
塩素系消毒剤(200ppm以上:家庭用漂白剤では200倍程度にうすめたものが最適です。)約300ppmです。
手指を介した接触感染もありますので、手洗いは重要です。
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