お掃除の動作



動作の基本

掃除は時計回りに掃除する

 では、準備ができたら作業に入りますが、掃除を効率よく行うためには「ムダな動きをしない」事が大
切です。

汚れを見つけてあちこちに動いていたのでは作業がイヤになってしまいますし、効率も悪く、やり残しの
出る危険もあります。基本的な部屋内での動きは、入口からスタートして時計回りに順番に掃除して
いきます。

掃除は常に上から下にする

 これも最も基本的なルールの一つです。床を掃除した後、照明器具を拭いたら床に汚れが落ちた
と言う経験はないでしょうか。汚れは重力によって下に向かって落ちます。部屋内のホコリは掃除機で
吸い取るか、雑巾などに付着させるか、浮遊させて部屋外に放出させるかの方法により除去します
が、掃除中はどうしても部屋内にホコリは浮遊し、やがて床に沈着します。床は最後に掃除する部分
です。したがって、はじめに掃除する場所は「高い場所」から。仕上げてしまっても汚れることはありませ
ん。 部屋内の汚れやホコリを部屋外に持ち出す・流す・掃き出す等の方法の出口に向かって掃除
を行うようにしましょう。

※ただし、例外的には建物の外壁や台所の壁面のように下から上に掃除する必要がある場所もあり
ます。(外壁や台所の壁面などは、上から洗浄すると洗剤の液垂れによるスジが残ってしまう為)

外せるものは外して掃除

 汚れを直接落とすための物質は何か?との問いに「洗剤」と答える人がいますがそれは間違いで、
洗剤は汚れを対象物から切り離すものであり、直接汚れを落とすのは水や雑巾にという事になりま
す。従って、水で洗い流せる場所や雑巾で拭きやすい場所で掃除を行うことが物をキレイにするため
の最短距離になるわけです。家の中の設備や器具はドライバー1本で簡単に外れるものがたくさんあ
ります。お掃除の時にはドライバーなどの工具も用意し、器具はできるだけ外して、水洗いできるもの
は水で洗ったり、手元で雑巾拭きできるようにすると、お掃除の効率もよく、きれいに仕上げることが
できるでしょう。

外す為のコツ!

 台所の換気扇ファンはビスやボルトを外します。外して洗うこと必須の場所です。サッシ窓は落下防
止用のストッパーがついています。これを外せば窓は持ち上がります。水栓のハンドルもキャップを取る
とビスで外れるようになっています。

【外して洗える部位】(例)
サッシ窓・網戸・換気扇・ファン・(フード)・排水トラップ・水受け籠
水洗ハンドル・照明器具カバー・トイレの便座・エアコンのフィルター・カバー
ユニットバスの鏡など

光るものは必ず光らせる

 掃除の常識となっている事ですが、掃除が終わり部屋を見渡した時にキレイと感じるポイントは、光
るものがキラキラと輝いている事です。「光るものは光らせろ!」が合言葉です。清掃後の確認もこの
光るものが光っているか曇っているかにより大きく印象が変わってきます。特に完全に清掃して光らせ
る必要がある場所としては、「水栓」「鏡」「ガラス」「便器」「鏡面加工の石材・金属」などです。もと
もと新品の時に光沢を持っていた部分は、輝きを復元させてあげるべきなのです。掃除の評価を大き
く上げるポイントとして、自分の顔が映るくらいの気持ちで光らせたいものです。ただし、気合を入れる
余りに擦り過ぎて、表面に傷をつけてしまう場合もありますので、磨く材料や洗剤には気を配り、細心
の注意で作業しましょう。

こんな所は!

 ステンレス製品は絶対に光らせなくてはならない場所のひとつです。ピカピカにしましょう。フローリング
の床も光らせる場所!よく洗浄した後、ワックス塗布を行いましょう。

掃除の仕上げは『左手に湿ったタオル・右手に乾いたタオル』

 洗剤を使って汚れを落とすことができたら「仕上げ」を行います。仕上げは残った洗剤分や洗浄によ
り残った汚れを完全に除去し、掃除の最終目的である美観の回復を達成するための作業です。掃
除の後「キレイになった!」と感じる度合いは、この「仕上げ」次第であると言っても過言ではありませ
ん。さて、仕上げの方法ですが、よくすすいで「絞ったタオル」を片手に、もう一方の手に「乾いたタオ
ル」を持ちます。まず、洗剤清掃により汚れを落とした場所を絞ったタオルでよく拭き上げます。残った
汚れや洗剤を完全に拭き取る気持ちで、斜めではなく水平と垂直の方向に拭き残しのないように拭
いていきます。完全に拭いたらこのままでも十分にキレイだと思うでしょうが、乾いた後には拭き跡が浮
かび上がってくるものです。そこで、もう片方の乾いたタオルで拭き上げ、余った水分を完全に除去
し、不純物のない状態にするのです。照明の角度により拭き跡のスジが見えたりしますので、見る角
度を変えながら拭いていきます。特にスチールやステンレスなどの金属類やガラス面の掃除には必ずこ
の方法で仕上げを行いましょう。

タオルの準備!

 乾いたタオルはよく使うので多めに準備しましょう。でも、新品のタオルの使用は厳禁です。なぜな
ら、タオルの繊維屑が後に残るのです。そのため2度手間をかけてしまう事もあります。その為にタオル
は何度か洗濯した物を準備しましょう。それだけでキレイな仕上がりが期待できます。

作業の確認は3つの視点で

 作業が終了したら、必ずチェック「確認」を実行します。チェックの基本は自分以外の人間がこの部
屋を見たらどうか、という気持ちを持つことです。 そして、必ず3人の視点でチェックすること、いちばん
簡単なのは、「自分と同じ身長」と「自分より高い身長」と「自分より低い身長」の3つの「視点」でも
う一度部屋を観察します。

作業中は見えなかった汚れがまだあるかもしれません。 汚れを見る人の「視点」の位置は一つでは
ないということを忘れないようにしましょう。