@洗浄技法と効果、問題点
オーバーウェットによる弊害
オーバーウェッティング(過剰に濡れた状態)のほとんどは作業を行うことでおこりやすく、洗浄方法の
選択、カーペット素材・構造の確認、洗浄ミスの防止など事前の点検・確認が必要です。
縮み
ウィルトン等の織りじゅうたんを濡らしすぎると縮みがおこりやすくなります。
事前の点検でグリッパ−のゆるみ、固定状態を確認するなどが必要です。また、洗浄機の整備不
良、故障及び操作ミスも濡らしすぎにつながりやすくなります。
乾燥後、ニーキッカーでの修正も限界があり要注意です。
【ニーキッカー】
波打ち、ふくれ
全面接着のカーペットでパッキングに天然繊維(綿、麻)が使用されている場合は、オーバーウェッティ
ングにより、接着剤の剥離が生じ、波打ち、ふくれが起きやすくなります。
また、施工時のカーペットの引伸ばし状態によっても起こりやすくなります。
ブラウニング現象
基布に天然繊維(綿、麻)が使用され、年月を経たカーペットに高温、アルカリ洗剤でのオーバーウェ
ッティングにより、セルロース中のリグニン繊維素がブドウ糖になり蒸発作用によってパイル先端が褐色
状態になる現象です。修復が難しく、実施前の確認が必要です。
オーバーウェッティングはカーペットを洗浄する際に、常につきまとう問題です。縮みの問題
もさることながら、一般に施工されている全面接着によるタフテッドカーペットの波打ち、ふくれは部分
的な修正方法はあるものの、面積によって修復が不可能な場合もあります。調査あるいは事前のイ
ンスペクションの実施重要性を充分ご確認下さい。
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