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リノリユームは、亜麻仁油・松脂・顔料(鉱物からとれる色粉)・木紛・コルク・麻布を原料とした天然素材
によるシート床材です。製造工程において化学物質などを使っていないので、エコロジーな材料として話題
を集めています。
昔はよく病院や学校で使用されていましたが、ビニル床材の開発により、コストが高いこと(材料と施工費)な
どから、ある時期ほとんど、その姿をみかけなくなりました。東リは、日本で唯一リノリユームを製造していた
会社です。東リの元の名が東洋リノリユームだったことからもお察しいただけると思います。そんなふうに一時
期すっかり姿を消していたリノリユームが、最近のエコロジーブームで人気がでてきたと言うわけです。今では
国産の物はなく、市場で販売されているものは全てドイツやオランダからの輸入品です。

| 建材の性質 |
比較的弾力性がある。
水に対して比較的弱い。
酸・アルカリの影響を受けやすく、変色や脱色が起こりやすい。
光の照射により多少色抜けする場合がある。
表面の硬質層が削れてしまうと吸い込みが激しくなる。 |
| 建材の特性 |
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吸い込み |
密着性 |
耐洗剤性 |
可塑剤の移行 |
評価 |
多い |
良好 |
劣る |
無い |
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耐汚れ性 |
耐BHM性 |
耐スカッフ性 |
WAX光沢性 |
評価 |
劣る |
良好 |
やや劣る |
劣る |
| ※耐BMH性:耐ブラックヒールマーク性の略 |
| メンテナンス方法 |
リノリウムは、アルカリ性の洗剤類によって変色しやすい床材である。メンテナンスを行う際、弱アルカリ性の床洗剤(標準希釈液)であれば床材への影響は少ないが、強アルカリ性のハクリ剤を使用すると激しく変色する。よって、通常のメンテナンス方法では、ハクリ作業を行うことができない。したがって、この床材をメンテナンスするにあたっては、ハクリ剤の影響を受けない(ハクリされない)専用のフロアシーラーで保護し、ハクリ剤による変色からリノリウムを守らなければならない。
なお、フロアシーラーを下地に塗布して保護した後は、美観の維持や補修しやすい通常の樹脂ワックスを用いてメンテナンスを行う。 |
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