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各種合成ゴムを主原料にして作った床仕上げ用の内装タイルのこと。厚手で、独特の弾力と歩行感があ
り、しかも水に濡れても滑りにくいため、百貨店やエレベーターの床材などに使用されるケースが多い。ただ
溶剤や強アルカリ性、油類に弱く、メンテナンスが難しい床材の1つであるともいわれている。
| 建材の性質 |
比較的弾力性がある。
表面が平滑で比較的光沢がある。
吸い込みはほとんどない。
耐洗剤性に劣るものがある。
樹脂ワックスが密着しにくい傾向にある。
紫外線、オゾンなどにより徐々に退色、劣化を起こす。 |
| 建材の特性 |
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吸い込み |
密着性 |
耐洗剤性 |
可塑剤の移行 |
評価 |
少ない |
劣る |
劣る |
多い |
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耐汚れ性 |
耐BHM性 |
耐スカッフ性 |
WAX光沢性 |
評価 |
やや劣る |
良好 |
劣る |
良好 |
| ※耐BMH性:耐ブラックヒールマーク性の略 |
| メンテナンス方法 |
ゴム床材にはパラフィン等の劣化防止剤が含まれており、これが床表面へ移行してくるために樹脂ワックスが密着しにくい傾向にある。そのため、初期洗浄の際は多少強めに洗浄を行い、床表面へ移行している劣化防止剤を完全に除去する必要がある。またこの床材の場合、弾力性が高いため歩行など外部からの衝撃により床材が変形しやすい。特に樹脂ワックス塗膜が厚くなり過ぎると、床材の変形に対して塗膜の変形・密着の限界を超え、塗膜の割れや剥がれが生じる場合があるため、樹脂ワックス塗膜はなるべく薄く維持するよう管理しなければならない。
ゴム床材の中には、ハクリ剤や床洗剤(高濃度液)の使用によって変色や退色を起こすものがあるため、洗剤類を使用する前にはあらかじめ目立たない場所などで確かめる必要がある。
樹脂ワックスは、塗膜が厚くなり過ぎるのを予防するために高濃度タイプのものは避け、ある程度の柔軟性がある樹脂ワックスを塗布する。また、アルカリ性のハクリ剤は使用できないため、中性のハクリ剤でハクリができるような樹脂ワックスを選定する。
ただし、中性のハクリ剤でハクリができるような樹脂ワックスを表面洗浄するには、アルカリ性の床洗剤を使用するとワックスの仕上がりが悪くなることがあるため、中性の床洗剤を使用する。 |
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