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ウィルトンカーペットとは、基布とパイルを同時に織る機械織りのカーペットのことを言います。ウィルトンカー
ペットは、18世紀の中頃に、イギリスのウィルトン地方で織られたのが始まりで、この名が付けられています。
ウィルトンカーペットは、2〜5色の柄出しができ、パイル密度が細かく、耐久性に優れると言う特徴がありま
す。二重組織りのものを「ダブルフェイス」と言います。
| カーペットの特徴 |
ウィルトンカーペットはパイル糸と地組織のたて糸、しめ糸、よこ糸の4種類の糸で織り上げている。パイルをかき分けて地組織を見ると、1本の茶色のよこ糸(主に麻糸)と白色のしめ糸が見える。
施工方法の多くはグリッパー工法で、クリーニングで、水を多く使う洗浄方式でクリーニングすると縮みを起しやすい。
使われるパイル繊維はウールが多いが、アクリル・ナイロン・ホリエステル・ポリプロピレンなどの化学繊維もある。テクスチャーはカットパイルのプラッシュが多いがいろいろな種類のものもある。パイル密度は高く、地組織は密集している。
ウール糸は短繊維の紡績糸であるため、ウィルトンカーペットのパイル糸の場合は織られているだけで、固定されていないため、カットパイルは施工当初にムダ毛が発生する。 |
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| 洗浄の適性 |
クリーニング方法 |
部分清掃 |
全面清掃 |
洗浄力 |
| 洗浄パット方式 |
△ |
× |
劣る |
| ミストマシン方式 |
○ |
× |
劣る |
| シャンピング方式 |
× |
× |
劣る |
| エクストラクション方式 |
○ |
△ |
普通 |
| シャンピング&リンス方式 |
△ |
△ |
普通 |
| スチーム方式 |
○ |
○ |
普通 |
| ○:適する △:やや適する ×:適さない |
| メンテナンス方法 |
ウィルトンカーペットにおいての部分クリーニングはミストマシン方式、エクストラクション方式、スチーム方式が適している。全面クリーニングはエクストラクション方式が適している。
クリーニング型は、汚れがかなり進行してからクリーニングするケースが多く、洗浄力に優れたシャンピング&リンス方式やスチーム方式が適している。
ウィルトンカーペットは縮みを起しやすいため、エクストラクション方式やシャンピング&リンス方式などの水を多く使う洗浄方式でクリニーングするときは注意が必要となる。また、ウール繊維のカットパイルは施工当初にムダ毛が発生する。施工から約6ヶ月〜1年は目立て作業やバキュームがけなどでムダ毛除去作業が必要となる。 |
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