不織布カーペット



不織布カーペット(ニードルパンチ)

 ニードルパンチカーペットとは、積層した繊維を針で刺して絡み合わせたカーペットのことを言います。ニード
ルパンチカーペットの裏面は、合成ゴムなどを原料にした塗料でコーティングされています。ニードルパンチカー
ペットは、デザイン性には乏しいものの切断が自由で施工しやすい利点があり、商業ビルの床などに多く用
いられています。

カーペットの特徴
 不織布(フェルト状)カーペットに属し、薄く広く伸ばしたわた状(ウェブ)の繊維を重ね合わせてニードル(針)で突き立て、基布に絡ませてフェルトにして、裏面にはバックコーティングをする製織である。パイルはフェルト状で、表面には均一にニードルで突き刺した小さな穴の跡がある。毛氈は製織方法が異なるが、ニードルパンチカーペットと同様の不織布カーペットに属する。
 施工は、敷き詰めの場合は全面接着工法が一般的である。置き敷き敷き詰め工法も用いられる。また、ランナー敷きで使われる場合もある。
 パイル繊維はウール・獣毛などの天然繊維と化学繊維を混綿にして使われている。テクスチャーはヘアー・ベロアータイプやフラットタイプになる。
 不織布カーペットは土砂やホコリ、・汚れなどが堆積しやすく、除去しずらい性質であるため、メンテナンスは困難を要する。


洗浄の適性
クリーニング方法
部分清掃
全面清掃
洗浄力
洗浄パット方式
×
劣る
ミストマシン方式
×
劣る
シャンピング方式
×
劣る
エクストラクション方式
普通
シャンピング&リンス方式
×
×
普通
スチーム方式
普通
○:適する △:やや適する ×:適さない


メンテナンス方法
 不織布カーペットは商業施設、一般家庭用などで多く使われている。他の製織カーペットと比べ土砂やホコリ、汚れが2〜3倍に堆積し易く、堆積したものはほとんど、除去できないため、美観、清潔さを維持するにはメンテナンス頻度も2〜3倍は要する。一般的には、コスト上からあまりメンテナンスを掛けず、2〜3年で張り替える。
 不織布カーペットにおいての部分クリーニングは洗浄パッド方式(ボンネット方式)、ミストマシン方式が適している。全面クリーニングはエクストラクション方式が適している。ただし、クリーニング後に汚れが浮き上がるようになってきたらシャンピング方式が適する。
 クリーニング型は、汚れがかなり進行してからクリーニングするケースが多く、不織布カーペットの場合は、エクストラクション方式やシャンピング&リンス方式などの水を多く使う洗浄方式はクリーニング後に汚れが浮き上がるので適していない。パイル表面だけを洗浄するシャンピング方式が適している。
 フェルト層の土砂やホコリ、汚れの回収が重要で、日常ケアのバキューム作業はそのウェイトが非常に高くなる。


不織布カーペット(ニードルパンチ)