御影石(硬質系)



御影石・石英岩(チャート)・流紋岩・石英斑岩

建材の性質
 御影石、石英岩(チャート)、流紋岩、石英斑岩は石材の表面の硬さは硬く、吸水率は一般的に低く、耐薬品性に優れる種類に属する。黒御影石の中で玄武岩は耐薬品性に劣る。
 御影石は本磨き仕上げや水磨き仕上げ、表面を凹凸に仕上げるジェットバーナー仕上げがある。チャートはほとんどが割り肌仕上げになるが、メンテナンスの考え方はジェットバーナー仕上げと基本的に変わらない。石英斑岩はジェットポリッシュ仕上げもあるが、これもジェットバーナー仕上げとメンテナンスの考え方は変わらない。一般的に硬くて丈夫であり、耐酸性にも優れるため、屋内だけでなく屋外などに施工される事も多い。特に本磨き仕上げのものは非常に汚れにくく、洗浄メンテナンスであっても大理石など軟らかい石材より比較的美観を維持しやすい。


メンテナンスの特性
石材の物性
耐薬品性
吸水率
硬さ
耐酸
耐アルカリ
低クラス
高クラス


仕上げ適性
クリーニング方法
本磨き
水磨き
ジェットバーナー・他
ワックスメンテナンス
×

屋外は×

屋外は×
洗浄メンテナンス
×

屋外は△
×

屋外は△
自動床洗浄機適性
○:適する △:やや適する ×:適さない −:無い


メンテナンス方法
 本磨き仕上げのものは比較的汚れが浸み込みにくいため、洗浄によるメンテナンスが適している。非常に硬く、傷付きにくいが、本磨き仕上げのものは艶の低下を避けるために研磨力が強いパッド(緑パッドや茶パッドなど)やブラシの使用は避ける。艶が低下してしまった場合には、艶出し専用パッドを用いた研磨作業で艶を復元させる手法を用いるが、大理石など軟らかい石材に比べると復元しにくい。
 水磨き仕上げやジェットバーナー仕上げのものは、汚れの浸み込み防止としてワックスを塗布するメンテナンスが適している(ただし石材の色味が濃くなるなど、風合いは若干変わる)。

御影石

御影石とは、花崗岩(かこうがん)や閃緑岩(せんりょくがん)、ハンレイ岩などと呼ばれている石種の総称で
す。英語では御影石は"グラナイト(granite)"と呼ばれていますが、その語源はラテン語で種子や穀粒を
意味する

日本語の御影石という名称は、かつて神戸市東灘区御影で数多くの花崗岩が産出したことにちなみ、
御影石と名付けられたと言われています。御影石は地底の深くでマグマが冷え、地殻変動により持ち上げ
られて、地表に露出した岩石です。石英、長石、斜長石などが主成分で、有色鉱物の量により様々な
色調が形成されます。強固で、見た目が美しく耐久性があるため、建物の内外装を問わず、様々な場
所で使用されています。御影石は国内においても、古来より城の石垣や石橋、寺院などあらゆる建築素
材として数多く利用されてきました。


御影石・石英岩(チャート)・流紋岩・石英斑岩
御影石(黒) 御影石(白) 石英岩(チャート) 流紋岩 石英斑岩