中小企業診断士の思考法 
<創刊号>

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■■       中小企業診断士の思考法

■         04/09/10 第1号  発行:0281部

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=今日のテーマ=

■創刊にあたって

■今日の言葉「M&A戦略」

■確認問題

■中小企業診断士的思考法で注目記事を読み解く!

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■■〔1〕創刊にあたって

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◆メルマガの構成

 創刊準備号でも述べましたが、もう一度、ここでおさらいいたします。

 

このメルマガのテーマは3つ。

1.中小企業診断士になること、もしくは同等の思考力をつけること

2.日々の学習が日々の仕事・生活に活用できること

  (プロの思考法を身につけること)

3.読むだけで、企業内のプチ・コンサルタントになること

 

 まず、今日の言葉で重要項目の要点をまとめます。無理なく覚えられる

よう、ポイントを絞って解説します。情報整理にも役立てて下さい。

 

 次に確認問題。みなさんが覚えたものをおさらいします。答えは前項の

今日の言葉の中にあります。自分なりに考えてみて下さい。考えることが

自分の成長に繋がります。

 

 最後がメイン項目。「注目記事を中小企業診断士の目で読み解く」。

みなさんが覚えた用語などが、実際に世間でどのように使われているのか、

新聞や雑誌などからピックアップします。頭に定着させる事が目的です。

 

 記事に対するコメントは、その号のテーマに沿った形で書いていますが、

勉強を進めていくうちに、ひとつの記事でもいろんな切り口があることに

気がつくでしょう。差別化といっても、ポーターの競争優位戦略のみに

着眼した場合とマーケティングの概念を組み合わせた場合で捉え方が

違います。個々の企業が置かれた立場でももちろん違います。そして

それを読む読者それぞれでも感じ方が違ってきます。

 

 違っていていいのです。答えはひとつではありません。大切なのは、

その記事から自分なりに「感じる」こと。そして自分の知識を「つなげて」

いくこと。それを繰り返すうちに、自然に知識も身につき、もうひとつ上の

自分に成長していることでしょう。

 

 偉そうに書いていますが、このメルマガは私自身への挑戦でもあります。

プロではないので文章力・分析力などどれをとっても一流とは言えません。

そんな文章を読んで下さる読者の方には頭が下がります。屈託のない

意見を遠慮なく言っていただくことで、多くの事を読者の皆様から学び、

共に成長していけたらと思っております。

 

 

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■■〔2〕今日の言葉 「M&A戦略」

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【企業経営理論】

 「経営管理と経営計画、経営戦略」>M&A戦略

 

1.M&A戦略

 

企業戦略は内部成長戦略と外部成長戦略に大きく分けられる。

 

企業内の経営資源を再活用する内部成長戦略は環境変化に適応する

スピードが遅い。それに対し、外部成長戦略はすでに出来上がっている

外部経営資源を活用すべく行われる企業戦略で、M&A戦略がある。

 

M&A戦略とは、他企業を合併、あるいは株式所得や事業譲渡により

買収し、他企業がすでに持っている人材・技術・ノウハウ・特許などの

経営資源を利用して成長を図る戦略である。

 

a.水平統合・・・同じ業種の企業を合併・買収する戦略。規模の経済(※)

によりコストを削減、体力増加により競争力を高める事が出来る。

 

b.垂直統合・・・川上や川下の事業を手がける企業を合併・買収する戦略。

コストを削減、範囲の経済(※)による競争力強化を目指す事が出来る。

 

c.コングロマリット的多角化・・・異業種の企業を合併・買収する戦略。

資金力を背景に、相手企業の経営資源を利用して迅速に多角化する事が

目的。一分野に頼ることによる企業のリスクが低減される。

 

 

※規模の経済・・・ある企業が同じ財・サービスを提供するときに、

        生産量の増大につれて平均費用が減少する結果、

        利益率が高まる傾向をいう。

            

        例えば、皆さんがお店で買い物をする時、まとめ買いをすると

        安くなり、まとめ買いをしなかった場合よりも儲かります場合が

        ありますね。その商品を提供する企業はまとめて買ってもらえる

        事で、費用(この場合は販売経費が主)を減少させる事が

        出来たんです。だからその分お客さんに利益を還元できたんです。

        規模の経済の恩恵を受ける事ができた、という事です。

 

※範囲の経済・・・ある企業が複数の種類の財・サービスを生産するときに

        必要とされるその企業の費用の合計が、個々の財・サービスを

        単独で生産するときの費用の合計に比べて小さいことをいう。

           

        旅客列車と貨物列車を考えてみましょう。線路や信号などは

        共通に発生する費用です。それぞれの会社が単独で

        費用をかけるより、両方にまたがってまとめて費用を                      かけた方が効率もよく、安上がりです。そうであれば、

        複数の市場にまたがって大々的に生産を行う方が、

        個別の市場でサービスを行っている企業に勝つ事ができます。

 

 

 

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■■〔3〕確認問題

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1問

M&A戦略にはどのような種類があるか。

2問

規模の経済・範囲の経済について説明せよ。

 

 

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■■〔4〕中小企業診断士的思考法で注目記事を読み解く!

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M&A戦略】

★ 日本企業のM&A件数、半期初の1000件突破

                  (2004/06/30 日本経済新聞)

 

 日本企業の合併・買収(M&A)が増えている。2004年1―6月の日本企業の

M&A件数は半期ベースで初めて千件を超えた。企業業績の回復を背景に、

競争力強化や事業の多角化を狙う「攻め」のM&Aが増加。投資ファンドも

新たな再編の担い手として存在感を強めている。

 

 

→ M&Aは毎日のように新聞を賑わせています。今後「M&A」を目にした時は、

  どういう意味があるのか、水平統合・垂直統合・コングロマリットのどれなのか、

  市場への影響はどうなのか、に着目して読み進めていって下さい。

 

  例えば水平統合とは、同一製品やサービスを提供している企業同士が

  一体化する事で規模の経済性を実現しようとするもの。

 

  垂直統合とは、製品を市場に投入するために必要な業務や生産工程の

  段階を社内に取り込んで、企業活動の範囲を拡大しようとする動き。

 

  自動車業界を例に取ります。各メーカーによる自動車販売会社や

  部品供給会社を系列化することは、垂直統合の一つです。これにより、

  企業は生産や販売へと自社のコントロール範囲を広げられますので、

  他社と競争する時の攻撃手段が広がる訳です。また、生産や販売の

  一体化によって、経営資源を有効活用でき、経営効率も上げることが

  できるのです。

 

   また、近年のダイムラーとクライスラー、日産とルノー、マツダとフォード

  などの連合は、水平統合の一つ。市場における自社の影響力を

  増大させることが目的です。UFJ銀行を取り巻く銀行業界の動きも、

  水平統合です。

 

 

 

 

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【編集後記】

今回は創刊号にも関わらず、いきなり講義に入ってしまいました。

本当は次回に予定している講義ですが、具体的にメルマガの内容を

知ってもらいたかったからです。

次号も重複した内容になりますが、注目記事は違う内容にします。

覚えた用語を活用し、「何気ない」日常を、「意味のある」ものにしましょう!

試験のための勉強ほど無意味なものはありません。勉強は自分自身の

成長のためにするものですから。

それでは、次号でまたお会いしましょう!!

 

 

 

 

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