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堂々巡り

 

[中編] [短編] [短文]

(Contents)

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密会

 

その他の作家について

  <エリアス・カネッティー>

眩暈

  <ドストエフスキー>

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  <ガルシア・マルケス>

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  <フランツ・カフカ>


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  <その他の作家>

莫言/豊乳肥臀
モノリ リオタール/震える物語
B.H.レヴィ/サルトルの世紀
ヘッセ/ガラス玉演戯
キニャール/舌の先・・・
山下清/山下清放浪記
ザキ/脳は美をいかに・・・
シミック/コーネルの箱
ハイデッガー/芸術作品・・・
ガモフ/不思議宇宙・・・
サイフェ/異端の数ゼロ
サルツブルグ/統計学を・・・
その他

 そのときに、あなたはどう感じたのだろうかと、何度も何度も自問してみるが、いくつかのおぼろげな候補が挙がるだけで、どうやっても確信に近づくことは出来ない。私は、そのとき可能な最善を尽くしたと思う。だけれども、それが功を奏したのか、それとも、裏目に出たのか、それとも、何も起こさなかったのか、わからない。あなたの、挙動から、わずかな挙動から、言葉の端々から、何かを判断しようとしてみるのだけれども、堂々巡りを繰り返すだけ。気にしてもしょうがないのか、そう、結局それしか回答が無いのかもしれない。

 もし、それが回答なのだとしたら、もう、何もすべはないのだろうか。そう、結局、どれほど、集結させてみたところで、私が使用しうる感覚と、その処理能力にだけゆだねられている。このボタンを押すと、何が起こるのだろうかと、常にそれは同じではなくて、ブラックボックスの中で、何かの意図が、もしくは、時間経過による何らかの影響があって、いや、そういったことでも理由づけることは出来なくて、常に異なった結果が出力されて、そう、だから、堂々巡りになる、ここでも。

 常に、中心に取り残される。その周りを、何らかの意図が蠢いている。かろうじて、自分自身の意図だけが、わずかながらに認識できる、ある程度は。すぐに、制御が効かなくなる、何故、彼はそうなのか、何故彼女はそうなのか、それをどうにか使用としても、制御盤はこちらには無いのだから。すると、回答は一体どのようなものであるべきなのだろうか。

 常に、相互作用している。練成させて考えなければならない。変化が変化を生む。そして、作用は反作用にもなる。だからといって一体何になるのか。変わらないものは、変わらない。だから、気にしないようにする。

 どころで、今は、あなたはどう感じているのだろうか。あなたの立場になって考えてみる。だけれども、私の立場が頭から離れない。そして、あなたの思考パターンを再現することは、ほとんど不可能で。それに、あなたが保持していて、私が保持していない情報もある、そしてまた、逆も。すると、あなたは、私がどう感じていると考えているのだろうか。わからない、探る。その、探るようなまなざしが、私からあなたへと投げかけられる。その、きっと探るまなざしであるそれが、あなたから私へと投げかけられる。しかし、ただそれだけかもしれない。そうでないかもしれない。そうでなかったとしても、やはり、ただそれだけ。そう、そんなもの、堂々巡りを繰り返すだけ。

 つまりは、小さな変化だけなのか、それとも、大きな変化はあり得るのだろうか。その変化は、何によって起動されるのだろうか、脅迫的に、それとも、自発的に、それとも、自然発生的に、時がくれば、その時とはいつなのか、思いもよらない時、計画はいつもたてられたままで放置されるもの。

 そして、またもや堂々巡り。小さな変化だからかと思ったけれど、そうではなく、例え大きな変化があったとしても、結果的には、堂々巡り。そんなもの、そんなもの。

 

(Contents)

 

創作作品について
   <中編>

多重性

切り身

   <短編>

夕立過ぎ
目の取り替え
始まりの時

   <短文>

移転しました
崩壊しそうなそれ
可能性
眺める人
放り込む、穴
箱を運ぶ

堂々巡り
薄板
鼓動
扉と四次元目
終わり、続き
二つの家
いくつもの丘
極限値
再び、再び
窓と椅子
遅刻
小さな壺
モデル
軌跡と膨らみ
穴の前後
機能
ねじり込み
手探り
共犯者
水平
循環参照
時間
伸びる
転回の場
暗い穴
平面考
風吹く丘
状態変化
環境と乱れ
追跡
四角
敷き詰められて
脈拍の乱れ

転がり
劇場
靡く風
躓き
薄氷に対して
その間
固まり
樹形図の杜

石の固まり
待ち合わせ
主語
インサイドアウト・・・
湖畔に辿り着くこと
平地
炎天下
ペンとノートを
風景画
耳元のささやき
掴みかかる意志
生活
部屋の中の椅子
握手した人
木陰
余白における
棒の先端
積み重なり
集まる
ボールペンを握って
抵抗する感覚
逃げようとする感・・・
寒空の下
二日酔いのように
四次元の二次元の・・・
電車にて
倒れた枯れ木
扉とひもについて
あちらとこちら
隊長の物語
空についての対話
植物学者の新たな発見
接続面の考察
標的巡り
痕跡
解読
表現手法の崩壊と・・・
映像の乱れ
拡散性と水玉と針
防寒着を着た人形
壁の中へ
鞄の完成
礼拝堂

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