<統計で見る広島の労働事情>

増加一途の賃金不払
 広島県内の賃金不払いは、労基署に申告されたものだけでも2003年で915事業場にのぼる。その数は年々増加の一途である。2003年に労基署が賃金不払い事件として処理した件数は876件(対象労働者数1,730人、金額6億38百万円)だが、3分の1にあたる305件が「解決不能」と報告されている。


●年次有給休暇の取得状況
 常用労働者30人以上の県内民営事業所における、年次有給休暇の1人当たり取得日数は9.2日。取得率は新規付与日数16.9日の54.4%です(2004年)。日数、取得率とも減少傾向にあります。なお、20.5%の事業所でリフレッシュ休暇が実施されており、5/6%の事業所ででボランティア休暇が、2.3%で教育訓練休暇が実施されています。



●増加するパート労働
 広島県内の女性パート・アルバイト労働者は2002年には21万1千人で、女性雇用者全体の40.6%を占める。
この15年間で、正規職員・従業員が1万4千人減少した一方、パート・アルバイトは9万6千人も増加した。
広島県は、この増加・減少の度合いが全国平均に比べ著しい。

パートと一般労働者との処遇の格差
2003年における広島県のパートタイム労働者の賃金は、時給平均964円。一般労働者の41%にとど
まっている。
 04年度に、賞与を支給する事業所はわずかに49.1%、年次有給休暇が73.2%、雇用保険の加入は
80.2%、健康保険が58.7%にとどまっている。しかも、これらの割合は前年より悪化してい