| 【報 文】
会員増強におけるROTEXの取り込みに関する研究 | ||||||||||
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| I. はじめに ROTEXにRACプログラムへの参加を促す。これにより会員増強の負担軽減と活性化が期待できる。 ROTEXにとっては、RC関連活動の基盤をRACに置くことによりスポンサーRC毎に散らばっていた人員がまとまり、自主的な活動が容易になる。 これはRIの指針である新世代プログラムの方向性にも沿ったものと考える1)。 II. 背景 国内にはROTEXが定期的に集まり、派遣候補学生の相談や来日交換学生との交流会を開催など積極的に活動している地区がある2)。当地区ROTEXは組織化していないため、要請に応じて個別での行事参加はあるものの、大半は帰国後RCとの関係が途絶えている。現状のROTEXは「組織」ではなく、RC行事参加時の「肩書」である。折角RC事業として留学しても、RCや地域への還元がなされていない。そのため青少年交換委員会では全国的なROTEXの組織化に向けて動きつつある。しかし、名簿の再作成など軌道に乗せるには時間を要するものと予想される。そこでROTEXの受け皿にRACを活用してもらえないものか、というのが本件である。 III. RACとROTEXの相互利益 当地区でRCからROTEXに行事参加のお誘いがかかるのは、地区大会やRYLAなど年に数回である。これでは「英語を使いたい」「留学生と交流したい」という要望は満たされないであろう。またこれらの行事はお客様的立場であり、ROTEXの自発的な活動ではない。ロータリアンが設営した懇親会の場を借りて、ただ喋って食べて終わりでは新世代の活用とはいえない。 RCにとっては新世代活動を企画する度にROTEXを探す手間がかかったが、RACを通じて簡単に動員できるシステムはRCの負担をも軽減できる。 RAC会員増強では「新興宗教と誤解される」「点鐘に戸惑う」「金持ち団体と誤解される」「そもそもロータリーとは何かわからない」といった初期的なつまずきで新入会員の獲得に失敗する事例が全国的に多い。ところがROTEXは、出国前オリエンテーションや派遣国RCの例会・行事への出席で、帰国する頃にはRCについて熟知していることになる。IAC同様、RCの慣例に驚かない稀有な人材といえる。さらにROTEXのなかにはロータリアンの子弟が含まれることが多いが、彼らは家族会等を通じて日本のRCに触れているので国内外のRCに精通していることになり、益々即戦力となりうる。 ROTEXの国際交流活動はRACの国際奉仕部門に相当する。ROTEXの立場を尊重するなら国際奉仕委員会専属でのRAC入会も考えられる。一定人数が毎年出国・帰国を繰り返しているので定期的に入会されれば、RACとしても会員増強に労力を取られることなく奉仕活動に専念できるであろう。 IV. 具体的な方策 帰国した学生に対し、スポンサーRCの国際奉仕委員長かカウンセラーがRACへの入会を勧めるのが最善だが、未提唱RCではRACを知らないロータリアンが多く期待できない。そこで地区の帰朝報告会でRACの案内に時間を割いてもらえるよう、青少年交換委員会への働きかけが必要になる(写真-1)。例年8月頃行われるので、春先のIACの取り込みと共に夏の会員増強活動として定着させれば半年毎の増強機会となる。また、RACの地区行事にROTEXを交える事業も考えられる。 |
交換学生は高校生なので、帰国後進学等で居住地の移動がありえる。地区内での移動は勿論、地区外への移動に際しても他地区との情報交換を密にすることによって会員候補獲得の機会は増える。アクター間では友人知人の他地区への引越情報をメーリングリスト3)で共有しているが、これに倣い全国規模でのつながりを保てば進学や転勤で北海道に来た他地区のROTEXを取り込むことも可能となる。 参考文献
[ 2001.7.3 受稿 ] | |||||||||
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01-02年度2510地区ローターアクト委員会 District 2510 Rotaract Committee, Hokkaido,
Japan Key Words : Rotex,会員増強,新世代,国際奉仕 | ||||||||||