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| 乾燥注意。 | ||
| today's photo | ||
| Pamukkale、石灰棚の温水路足浴中。 | ||
| today's hotel | ||
| LYCUS RIVER THRMAL HOTEL Kayseli Pamukkale |
| 廃墟の街 | ||
温泉の有毒ガスが噴出されるプルトニウムと呼ばれる場所は、神官達が其の洞窟の中へ入り、トランス状態になって預言を行なったらしい。また、若干修復されているアルカディア通りはメインストリート。敷石の損傷具合から歩行者天国であると推察されている。左写真はアルカディア通りの北門であるローマ門。1世紀に作られた。 まさに廃墟の街だ。地震が勃発せず、現存していたなら素晴らしい街であったろう。エフェソスが陽の遺跡なら、このヒエラポリスは陰の遺跡。修復の進行が遅いからかもしれないが、いや、そうではない。プルトニウムの神託といい、この都市は死に祭られた街なのだ。そういう印象を受けたのは、此処へ至るまでの山道が延々ネクロポリスだったからだ。ネクロ=死者、ポリス=街。つまり墓地。累々と残存する墓石墓標は、時代もヘレニズムから初期キリスト教徒のものまで幅広く、身分によって大きさも形も相違する。1千を越す墓墓は死骸の入れ物。入れ物が雑然と転がっている風景を想像して欲しい。車窓から写真を撮る気にはなれなかった。別に、レンズが拾ってしまう超常現象が怖いから、ではなく(と綴ってみて、実際に写っていたらかなり気持ち悪い。矛盾ですね)この入れ物の全てに当初は遺骸が入るべくして入っていた。今は地に風に溶けてしまったけれど。(埋蔵品目当てで掘り起こされ、拉致されたミイラもいたかもしれないが。)視点を変えれば、この膨大な墓の数は街の繁栄の証なのだが。 生命力、その明るさ大らかさを感じたエフェソスとは全く空気が異なる。死屍累々。幾百年の時間を経て、過去の死の上に現在の生が存する。そして未来にとって、現在の生も死として存するものになる。輪廻というより、生きとしいけるものの宿命、それは「歴史」の本質でもある。 ふと「月日は百代の過客にして....」の一節が浮かんだ。「行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老ひをむかふる者は日々旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず....」何処かで客死したとしたら、それは私の本望と呼べるものなのだろうと。 |
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| 綿の城 | ||
| パムッカレは1988年ユネスコの世界遺産の文化遺産と自然遺産の複合遺産に登録されている石灰棚。そこだけが雪を降らせたような白さ。足元のみ温水路があり、沐浴出来る。昔は本当に温泉であったらしいが、汚濁が進み今は足のみ浸すことが出来る。靴を脱ぎちゃぽん、温めで心地よい。 因みにパムッカレとは「綿の城」という意味。台地上の斜面に沿って流れ堆積した石灰が、岩肌を覆い夕映えに一面白く輝きだす。観光客が訪れる前は本当に純白だったらしい。世界遺産に指定されてから、この温泉の湧き出る辺りにあったホテルは移転させられた。建物は撤去しても、土台が残存している。だから、昔のガイドブックには、水着姿で此処を歩き回っている観光客の写真が掲載されている。 |
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| 黄昏時のパムッカレ。 非常に美しゅうございました。 |
| 黄昏直前。雛壇状になっています。 |
| 温水路と足浴の図。 |
| ない、か。 | ||
| ホテルへ行く。リゾートホテルで、サッカーのクラブチームも宿泊していた。部屋に入ると、クローゼットと冷蔵庫がなかった。tvも付きが悪い。であるので、部屋を交換して貰う。そろそろ旅の疲れも出始めた頃だ、快適に休息したい。 このホテルにはジャグジー及びハマム(トルコ風呂)もあった。リゾートホテルで、ワンフロアが八角形、中が吹き抜けになっており、地下のジャグジーが上層階の廊下から見下ろせ、姿も音も筒抜けだった。プールの塩素臭と湿気が建物中に篭っている。11時過ぎジャグジーの利用時間が終了してようやく静寂が戻る。乾燥気候だから潤いを与えてよい、といっても、スポーツクラブのプールサイドのようで、不快な匂いではないけれど大して好きでもない。お風呂の水質は悪い。なので持参した「ももの香り」の湯に入る。明日明後日とカッパドキアに連泊。洗濯は明日まとめてしよう。 夕食後ホテルのベリーダンスショーを観る。ベリーダンスは本場では初めて。身体のボリュームが日本人とは違うので見ごたえあった。ま、本場と言っても観光地のホテルのショーではあるが。暫くしてダンサーがチップをもらいに来る。同じツアーは学生が多く、突き出された胸元に紙幣を差し込む彼ら、指先が震えてたり赤面してたり。その不慣れな様子が初々しい。面白かった。おじさんたちのように露骨な、卑猥な眼差しと態度がまだ無い分。尤も社会人になって、世慣れてくるとそれなりになってくるのだろうな。(笑) |
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