0 見渡す限り『白』の世界が広がっている。
その中に白いワンピースを着た女と上下白い長袖の服を着た男が向かい合って立っている。
女は男に銃を向け、激しく何か叫んでいる(この夢は無音)
男は女を諭すように冷静に話し掛けている。
やがて女はしゃくり上げながら銃を床に捨てた(ここで『あー、よかった』と思ったと思う)
男は微笑を浮かべ女の方へと近づいていく。
しかし女の前に落ちていた銃を拾うとそのまま女に微笑みかけたままそれをこめかみに向け、撃った。
周囲に血が激しく飛び散り、女は叫びながら走り寄っていく。
さっきとは違う泣きかたをしながら必死に男に話し掛けている。
そこで妙なことに気がついた。
飛び散った血の一部が床だけではなく浮いてるように何かにこびりついている。
血の筋が人間のような輪郭を浮き上がらせている。
それは白いマネキンだった。
よく見ると白いマネキンはその一体だけではなく男と女を囲むように大量にあった。
女はぐったりした男を胸に抱え、今度は天をあおいでまだ何か叫んでいる。
白いワンピースは真っ赤になっていた。