ミズクラゲ生態一生

クラゲの殖え方

1,成熟した雌雄のクラゲから出る、卵と精子の受精と
  
いう有性生殖によってプラヌラが生まれる。
  
育ち、出芽によってポリプからさらにポリプを生じる。
                       (浮遊生活期)

2,プラヌラから雌雄の区別のないポリプ(無性世代)が
  育ち、出芽によってポリプからさらにポリプを生じる。
                       (固着生活期)

 従って、1個のポリプから、条件さえ揃えば無性生殖で無数のポリプを作り出すことができる。これが、クラゲの数が増える原因であり、ミズクラゲの生命力の強さであり怖さである。

《用語の解説》

*【プラヌラ】 200〜300ミクロン、絨毛を持って泳ぎ、
  
4〜5日で基質に付着する。
*【ポリプ】ポリプから2週間で、口径750ミクロン、
  
高さ1.5ミリで触手が16本のポリプになり、
  
どんどん分裂して増えていく。
*【ストロビラ】
充分に成長させたポリプを15度まで水
  温を下げ100W蛍光灯で照らしておくと、4週間でスト
  
ロビラを形成する。
*【エフィラ】 
くびれたストロビラは、コーヒーカップの受
  け皿の形で、八枚の花びらのような縁弁が泳ぎだす。
  これが、エフィラで直径2ミリくらいで、3個から8個の
  妖精となる。


《クラゲと言う生き物》

 
 クラゲの身体には上皮、筋肉、神経と言った組織はあるけれど骨格、消化器系、循環系などの組織はもっていない。口はあっても肛門はなくエサの残りかすは再び口から排出する。
生活形は固着生活をするポリプ形と浮遊生活をするクラゲ形とふたつの形態を取るものが多い。また、真水で生活するクラゲとしてマミズクラゲが知られている。
 クラゲは遊泳力が弱く、それ自体が大きなプランクトンと言える。時にミズクラゲの大きな大群が漂着すると、魚網や発電設所や工場の取水口を塞いでしまい、大きな被害を与える事もある。また、刺胞毒の強いカツオノエボシやアンドンクラゲは人を刺すので嫌われている。
しかし、エチゼンクラゲやビゼンクラゲは食材の幅を広げ、また、クラゲはあの赤潮生物を食べてくれ、環境浄化に役立っていることも「クラゲさま」の為にも申し添えておかねばなるまい。