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昨年4月に引き続き今年も5月末から6月初めまでの1週間を沖縄本島、西表島で植物や干潟の生物の観察を致しました。 取敢えず初日の5月29日は那覇空港に到着すると直にレンタカーを借り、世界最大級と言われる大回遊水槽が新設された「沖縄美ら海水族館」に直行した。高速道路の両側は沖縄ならではのツバキの仲間・イジュの花盛り、車を降りてゆっくり観察したいところだが約1時間の行程にはドライブインらしきものは1ケ所も無く、まもなく出口の許田ICに着いた。昼食の後、海岸線を20分くらい走ると南国風なヤシや締め殺しの木(ガジュマル)に囲まれた水族館が見えてきた。私にとってはジンベイザメもマンタも見慣れた生き物でさして感慨は無いが、流石、7,500トンもの水圧を支える水槽の板の厚さと、4階まで吹き抜け風に設置された水槽の中をゆったりと遊泳する魚たちには暫し時の経つのを忘れさせてくれた。 石垣から西表への高速船は台風のせいで船浦港便は欠航、でも、旅なれたもので直に大原港の便に切り替える。少々揺れが激しく船内のあちこちで悲鳴が聞こえる。それでも無事予定のコース外の大原港に到着した。何度も訪れたレンタカー店で車を借りるとあの懐かしい南風見田の浜へ出掛ける。道々にはオオバナセンダングサが生茂り、浜ではグンバイヒルガオが我が者顔で海岸を覆い尽くす。アダンの藪の下で珍しいキキョウランに出会えた。本日の宿泊先の住吉までの道中はあちこちで車を止めては植物の観察を続け、仲間川の干潟では2時間近くあのミナミコメツキガニの大行進が観察できた。 いよいよ、本日は今回の旅のメーン会場となる東海大学沖縄地域研究センターへの訪問の日である。白浜港で待つ事30分、白塗りの軽快な船に乗り込むと台風の余波の荒波を受けながら20分で目指す網取の波頭に到着した。船を下りる時船長が『次の台風が来てるから、迎えに来るのは1週間後になるかも…』と話す。何時もの「成るようになるサ」の思いから全員が下船した。東海大学の如何にも人のよさそうな学生が一人出迎えてくれ荷物を手押し車で運んでくれた。簡単なミーティングの後、早速浜に出て干潟生物と植物の観察である。沖縄の6月は本土の8月の太陽と同じくらいジリジリと膚を刺すが、木陰に入ると5月の清々しさに逆戻りできる。 ここ網取は昭和43年頃までは、学校も役場もある人口300人の一つの村だったそうである。しかし、道路の無い陸の孤島であり、あの恐ろしい「ハブ」の被害の為に村民全員が石垣島に移住したとの事である。その後、西表が東海大学の研究所を誘致して現在の姿になったとの事であった。ここでは、学生たち8名、そして教員などが寝起きを共にしながら海洋学、生物学などの研究を続けているとのことで、あの素晴らしい海の生物図鑑もこう言う施設があるからこそ…と納得できる。我々、中年組みの4人がお邪魔したにも拘らず気持よく過ごさせて頂いた事を感謝したいと思います。
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