シバナの保護活動(続編)

  

《6月10日シバナを移植しました》

  包ケ浦の汽水域の小さな池では100株ほどのシバナが順調に育っています。

 しかし、どんな環境の変化が起こるか分かりません。或いは、不用意に捨てられた

 油脂や農薬による絶滅の危険も考えられます。出来るだけ条件の違う場所に植え

 危険分散をすることが大切だとの結論から、今回広島大学附属宮島実験所の向井

 技官にお願いしてかつてシバナが生えていた島内の3ケ所に数株ずつ移転させ

 ました。

  移転当日は包ケ浦に出向き泊野所長に趣旨を説明し、移転の了解を貰った。

 三年間増殖と保護を続けた結果一部場所では20株くらい密集した所も見られます。

 その内の15株ほどを土をつけた状態で大切に採取して、包ケ浦とは反対方向の大学

 までの10kmを車で運びました。早速、向井技官が用意したネットや支柱を大学所有の

 ボートに積込み、数キロ離れた3ケ所に移植いたしました。シカの被害に遭わず、旨く

 生育して今秋には実を結び、子孫が増えてくれることを願って帰路に着きました。

 @大川浦…ミヤジマトンボも数体確認でき、湿地の状態も最高です

 A江ノ尻浦…適度な汽水域が保たれているが、作業中もシカが出没した

 Bあての木浦…昨年の台風19号の影響が大きく砂が汽水域まで入っていた


《シバナの移転先》