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下関市・角島の磯

ウメボシイソギンチャク

カメノテ&クロフジツボ

ムラサキインコの群落

ハマユウの北限 |
山口県
下関市角島の磯&宇部市丸尾岬海岸
今年の計画に組んでいた山口県西部での調査である。
いつも参加している広島市環境サポーターの面々は6月初
めに開催される環境デーの準備のために不参加となった。
その代わり今回の調査には、村本女史の紹介で宇部市在住
の貝研究家・中村氏が案内役をつとめて下さった。
秋穂の道の駅で中村氏と落ち合い角島に向かう、
宇部市
から秋芳町を通る。道中で車窓から見る新緑の野山の風景
がけっこう楽しいものであった。
角島に着くと昼食後、灯台下の岩場に降りた。すぐにウメ
ボシイソギンチャクが毒々しい赤い色で私たちを歓迎?して
くれた。カメノテやクロフジツボが意外に低い位置で見ら
れる。呼坂さんとこんな話をしていて気付いたことは山陰側
に位置するこの場所は瀬戸内海と違って満干差が60cmく
らいしかない為にこんな光景が見られる事に気付いた。
その他ヒジキ、ワカメが多く圧巻は指標生物上位のイロロ、
イワヒゲ、イシゲの3種が同時に生えた岩が見渡す限りに続
いていることだろう。
貝研究家の中村氏は主として山口県で活動され微小貝の
研究家でもあるとの事であり、広島の貝の研究家・H氏とも
懇意だとのことだった。

昨日は中村氏にホテル・楊貴館近くの油谷湾にも連れて行
ってもらった。ここではムラサキインコ、カメノテが足の踏み
場もないくらい岩に張付いていた。響灘の荒波と強風の影
響なのか磯の吹き溜まりではこの近場に棲む貝の殻が集積
しており、その種類は200種を超えるそうである。
昨夜は風が強く今朝は曇り空から小雨が落ちてきた。油谷
湾の自然観察で有名な棚田を見て廻った。予定していた
下関での植物観察を変更して、急遽、香月美術館を見学する
ことになった。その足で一挙に宇部市まで南下した。
昨日、中村氏から聞いていた
宇部市
・丸尾岬の浜に着く
風波が強く傘もさせない状態だったが、そこは性根の入った 「磯乞食」連中完全武装で浜に降りる。この地は工業都市
宇部の東はずれに当たるが生物の数・種類とも多いのに驚か
された。カメノテ、クロフジツボ、ムラサキインコは当たり前、
イロロやイワヒゲなどの海藻類が大変に多い場所である。
こうしてみてくると、広島湾はいかに閉鎖性が強く生物の
多様性と言う面からは劣っているかがわかる。早いうちに
河川の浄化と広島湾に堆積するヘドロの除去対策が急が
れる。
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雨にも負けず風にも…

指標生物上位3種が登場

有名な油谷湾の棚田風景

珍しいハマウツボ

コウボウムギ
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