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製作の要点/
銃把(グリップについて /
弾ゴムホルダーの製作/
ピンガードの製作/
トリガーガードの製作/
製作工具について/
材料と費用について/
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■製作の要点 「サクラ式輪ゴム拳銃 1号」を例に製作の要点を説明します。 ![]()
1.デザインと設計 ・利用目的を決めて、部材入手の目処が出来たら設計図を作成します。 銃身長は、使用する弾ゴムのサイズによって影響されます。#16の輪ゴムは、 最大38cmくらいまで引き延ばせますが、無理なく伸びるのは、20-25cmなので、 この位の銃身長で使うのが良いのではないかと思いますが、ウエブで紹介されて いるターゲット射撃用のゴム銃では、最大銃身長で製作されているものも 多い様です。 全長が28cm以下で有れば、A4の用紙8210x295)で無理なく収まります。 ・メモ書き程度にアイデアがまとまったら、原寸図を描きます。 手書きでも良いのですが、制作者の場合はCADソフトを利用します。 ・CADソフトは、フリーソフトのJWW_CADが、使い易くて便利です。 ・(アマチュアでも使えるフリーソフトのCADは、様々なものが有りますので 好みのものを選んで下さい) ![]() CADを使って正確な原寸図が描けても、実は制作者は図面通りに正確な加工が 出来ません。従って、実際に製作する過程で形状を変更する事が多いのです。 上図では、形状を表す曲線を使っていませんが、CADでは自由に曲線を 書くこともできます。 また、JWW_CADでは写真などの画像も取り込んで、その上から形をなぞって 作図する事が出来ますので、実銃に近いスケールモデルを製作したい場合には、 より正確なプロポーションを図面化出来るでしょう。 JWW_CADは、建築設計用のCADですが、フリーソフトで有るため、多くの分野で 利用されています。日曜大工や、模型が趣味のアマチュアも利用する方が 多いようです。 2.作動部構造(movement)の検討 作動部は最も重要な部分で、デザインにも影響されます。 サクラ式のこだわりは、「銃把よりも後にリリース装置が有ること」です。 また、銃の大きさから30mm幅の木材料使うことが多いので、銃把と 銃身を結合する強度面を考慮して、引き金の作動を伝達する為などにステンレス・ ワイヤーを使うことが多くなりました。 ![]() ステンレス・ワイヤーを使ったピン方式は、構造が簡単で、最も少ない 部品点数の構造なので、初心者も気軽に作れると思います。但し、材料の 入手と金属加工が必要な事にやや難点が有ります。 ステンレス・ワイヤーは、ステンレス針金とは異なります。ステンレス針金は 不向きです。 またクリーニング店の針金ハンガーも利用可能ですが、ステンレス・ワイヤー よりも太く弾力性もない為、加工に精度が必要です。ステンレス・ワイヤーの 方が、細くて弾力性があるために加工の誤差もごまかせる事が多いのです。 針金ハンガーの鉄製素材は、長い間に錆や変色も考えられますので、制作者は これからもステンレス・ワイヤーにこだわって使うと思います。 ステンレス・ワイヤーが手に入りにくい場合や、験しに作ってみたいと 思われる方は、身近に手に入る針金ハンガーの素材で作るのも良いでしょう。 ピン方式の製作で最も重要なポイントは、ピンを貫通する穴を開ける事です。 気に入った正確な穴が開くまで何度でも作り直しますので、完全に成型する 前の木片に、先ず穴開け作業を行う方が良いでしょう。 ![]() 構造が簡単なので小型化も可能です。ピン軸と引き金の角度が大きく ずれる場合は、ワイヤーをN字型に曲げて調整を行います。 ![]() ワイヤーが無いときに、直径4mmの竹丸棒を使って作りました。 作動部の幅(奥行き)は、10mmなので、直径4mm以上の丸棒だと、構造部に強度が 不足する場合もあります。 孟宗竹の素材が手にはいるなら、軸受けの部分を平たく強化した丸棒を 自作しましょう。大きなピン受け穴を開ける事が出来ますので、トリガーからの 作動伝達ピンは、針金ハンガーの素材も利用できます。 ![]() プラ板も利用価値の高い材料です。CDケースのプラ板(1mm厚)を切っても 使えますが、市販されている3mmのプラ板ならば強度も十分です。 プラ板の加工には、専用のカッターか鋸が必要です。プラ用鋸は、木材料の 細かい切断にも使えて便利です。 竹丸棒に差し込んだピンは、楊枝を使いますが、強度は十分でした。 ピン方式は、細い金属製のピンが突出するので、危険な感じがすると 言われた事がありました。(指で押せば引っ込む構造なので、それほどの 危険は無いと思いますが、衣服に引っかけた事が有ります)小さな子供さんの 居る環境で使用するなら、竹製ピンもお奨めです。 ※ ハンマー式については、このページでは解説を省きます。 3.トリガー(引き金)製作 トリガーはスムーズで正確な動作と、使用感に影響する重要な部品です。 銃本体の構成が完成したら、いきなり木材料を削り出すのではなく、 厚紙等に形状を切り出して、作動状況を確認して下さい。 回転軸には画鋲をさして、本体に仮止めして不具合が無いか確かめましょう。 |
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