21世紀日本の構想

 私は、2006(平成18)年の夏に生活文化総合研究所の顧問を辞めてから、人のために定常的にやらなければならない仕事はなくなり、自分のしたいことだけをやれば良いことになった。そこでとりあえず、1938(昭和13)年からつけている日記を整理してホームページに載せるという生文研時代からの仕事を続けたが、それが一段落したのを契機に、1950(昭和25)年にから今までやってきた仕事の集大成的なことをやって見ようと考えるようになったのが、平成20年1月である。

 問題は、「どのように」やるかということである。私は既に83歳であり、何時死んでもぼけてもおかしくない。途中でそうなったら当然この仕事は未完成になるが、完成するまで発表を待っていたら、これは存在しないのと同じことになる。しかし未完成であっても、その中に何か役に立つものがあれば後に遺すことが望ましい。そこでこの仕事は、普通に本や論文を書く時のように全体の構成を先ず決めてから各部分を作って行くというやり方ではなく、作れる「部品」を先ずいくつか作り、それがある程度そろったところで組み立て、それからまた部品を作って行く、というやり方をとることにした。

 このやり方では、全体の構成は「部品」がそろうのに従って決まることになるので、現在時点ではどんな形のものになるのか全く分からないが、やろうとすることの性質は決まっている。それは、20世紀の日本で育った者が、そこで経験したことと21世紀初頭に起こっていることの観察を組み合わせて、21世紀の日本と世界へ送るメッセージを作るという仕事である。

 メッセージであるからには結論がなくてはならないが、上に述べたような事情のために、それは各部品の中にバラバラに入っているので、「まとめ」のようなものを書くことはできない。しかもその部品も、時間が経つのにつれて情勢が変わるので、その都度作り直すことになる。ここで最初に掲載する「戦後日本の経済発展とその現在」も、初めに書いたものが平成20年9月のリーマン・ブラザーズ破綻に続いてアメリカで大不況が始まったことから、大幅に書き直したものである。今後も同じようなことが続くが、それはこのような事情によるものである。

戦後日本の経済発展とその現在―耐久消費財革命から情報通信革命へ

産業革命から情報革命へ―古典経済学からの脱却

石油危機以後の日本経済とこれからの日本

日本のアメリカ化と情報化―特殊主義と普遍主義



平成21年3月 小金芳弘
戦後日本の経済発展とその現在〜耐久消費財革命から情報通信革命へ・・・・小金芳弘
2009年3月追加

産業革命から情報革命へ〜古典経済学からの脱却・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小金芳弘

石油危機以後の日本経済とこれからの日本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小金芳弘

日本のアメリカ化と情報革命・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小金芳弘

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