WANKEL ROTARY COMBUSTION ENGINE


現在、マツダが生産しているロータリーエンジンは、ドイツのフェリックス・バンケル博士の考案によるものが基本となっております。
これは「KKM」型(軌道回転ロータリーエンジン)と呼ばれるもので、1958年に完成しました。
エンジンの動作は4サイクル(よく、「ロータリーは出力軸1回転で1回の燃焼だから2サイクル」という人がいますが、それは間違い)

kkm これがKKM型ロータリーエンジン。おむすび型のローターが、固定された繭型のハウジング内を偏心しながら回転する。
125cc 21〜30ps/8000〜14000rpm

ところが、実はその1年前の1957年、バンケル博士は純粋回転運動をする「DKM」型(回転ピストンエンジン)を既に完成させていました。

DKM DKMカラー felix
これが「DKM54」と呼ばれるロータリーエンジン。中央のローターとトロコイドのハウジングが同方向に回転する。
125ccで29ps/17000rpm(注:ゼロの数は間違いではありません。25000rpmまで回せるらしい)

DKM型もエンジンの動作は4サイクル。御覧の通り、吸気はキャブレターから中央のローターシャフトを通過して燃焼室に送り込まれます。
ハウジングとローターはそれぞれ異なった速度(3:2)で同方向に回転し、トルクはトロコイドハウジングから取り出します。
3つの点火プラグがローター側に配置され、当然の事ながらローターと共に回転しています。
この方式の利点は、まず純粋な回転運動機関であること、そしてローターの頂点にあるアペックスシールに掛かる負荷が、トロコイドハウジングの回転により、常に安定している事です。

ところが、このDKM型はあまりにも構造が複雑であり、量産に向かないため、当時研究・開発をしていたNSU社はハウジング固定のKKM型への移行を決定しました。尤も、バンケル博士はこの決定を快く思わなかったようです。
というのも、ローターがハウジング内を軌道回転すると、アペックスシールに掛かる負荷は絶えず変化し、それによる新たな問題が発生することを危惧していたからです。マツダ(当時は東洋工業)もまた、後にこの問題に直面する事になります。

wankel_rx-7バンケル博士とMazda RX-7
renesis
Mazda RENESIS Rotary
・International Engine of the Year 2003
・Best New Engine 2003
・2.5-litre to 3.0-litre Capacity Class Award
(International Engine of the Year Awards 2003)

TOP RX-8に乗ってきましたヽ(´∇`)ノ ロータリーエンジン・モーターサイクル