このページは昭和40年度の修学旅行心得を記載致しました。
原文のまま記載、当時はこんな心得でしたが現代の心得に適しているだろうか。
全19ページで構成されている。
全て手書きでわら半紙すり。

昭和40年度 修学旅行心得
No1
・旅行目的
1.既往学習事項の実地見学と、将来の学習事項の予備的見開。
  実地に総合的探究することは、活きた社会を理解し、社会生活を豊かにする上に最も大切な事である。
  その土地の地勢、天候、産業、交通は勿論、歴史、人情、風俗などの全般にわたって見聞をひろめるべき
  である。
2.集団生活の実地訓練
  生徒の本分と自校の誇りとをもって行動し、無責任な態度、解放感をもたないようにする。
3.級友、教師との親睦
 ・注意事項
 1、正副委員長、班長、衛生委員の任務
  ・正副委員長・組の人員、事故の有無の掌握
        ・事前事後の主任への連絡
        ・主任よりの連絡事項を組員班長への伝達
  ・班長   ・班員の人員事故の有無の掌握
        ・事前事後の主任への報告
        ・連絡事項の班員への伝達
 2、行動、行進(歩行)中の注意
  ・行動の序列は特別の場合を除いて、1,2,3,4班の順で行動する。
  ・交通規則を守り、姿勢を正しく保ち、高声で話し合ったり、奇声をあげて人目を引く様な事はしない。
  ・街路や見学箇所で歩きながら物を食べないこと。
  ・前者との距離はできるだけ縮め、足を合せる。
  ・たんや、つばをはいたり、紙くずを捨てたりしない。
  ・列の増減は教師の指示によって行う。
  ・通行人を笑ったりすることは非礼である。
  ・諸車交通道路の横断には特に注意する。
  ・道路横断は秩序、敏捷な行動で教師の指示により行う。
 3、乗降車、車中における注意
  ・構内歩行は二列とし、特に階段歩行中は整然と行動する。
  ・乗車前の各組班の乗車口は教師の指示に絶対従う。
  ・降車後は教師の指示地点に整列、集合、点呼(委員長、班長)行う。
  ・携行品の有無を検査し事故める場合は届け出る。
  ・無断で車中に入ることをしない。
 ○列車の乗車について
  ・教師の指示により行動する。(秩序、、敏捷、整然)
  ・乗車口の近くの席から順次着席(左右いずれにても可)
  ・他の乗客に迷惑を及ぼす行動をつつしむ。
  ・同一班は同一列車に乗ること。
  ・指示あるまでみだりに席を離れない。
 ○車中の注意
  ・車中をちらかさぬよう、特に食べものの皮、紙等は降車前に清掃のこと。
  ・でき得れば長時間停車の際に始末すること。
  ・他の乗客に迷惑になる様な行為をしない。
  ・車の中から首や手を出したり、空きびんや、空缶などをなげないこと。
  ・停車中の列車から勝手にプラットホームに降りない。
  ・絶対にデッキに出ないこと。
  ・洗面所や便所はよごさないように使用し、またなるべく早くすませること。
  ・つり皮にぶらさがったり、とびらによりかかつたりしないこと。
 ○降車について
  ・乗車の順序で先頭から乗車の際と同方向より降りる。
 ○バスの場合
  ・乗車の際は先頭から奥へ順次着席
  ・降車の際は昇降口の近くの者より順次降りる。
 4、乗下船、船中における注意
  ・乗船の際は教師の指示する隊形、乗船口より適当な距離ををおき乗船する。
  ・船室の奥の方より着席、指示あるまで甲板にでない。
 ○洗面所や便所はよごさないように使用し、またなるべく早くすませること。
  ・甲板、通路等でふざけたりしない。
  ・緊急の場合独断の行動をしないで、指示をまつ。
  ・船室の出入口、救命胴衣のある場所をたしかめておく。
  ・夜間は危険だから甲板へ出ない。
  ・生徒二人が一組となり、いつも自分の相手をたしかめあう。
  ・便所、甲板へ出る時は必ず二、三人連れでいく。
  ・人が海へ落ちるようなことがあった場合は、近くにある救命ブイやイカダを投げ込んでやると
   共に大声で人に知らせる。
 ○下船の際は
  ・下船は教師の指示により携行品を携帯し、指示に従う。
  ・船室より昇降口に近いところから退出を行う。
  ・下船後は各組各班ごとに待期する。
 5、その他の注意
  ・列或は集団をはなれる場合、帰省の時は必ず班長、教師に連絡する。
  ・必要外の貴重品は必ず主任にあずける。
  ・自由外出、行動の際は単独行動を行わない。
  ・集合時間は必ず指示にしたがい行動する。
  ・休憩、食事の時間には紙くずを散らかしたり、食堂を荒らしたり、樹木に損傷をあたえたりしない。
 ○見学について
  ・静粛に説明案内を聞く(物を口にしない)
  ・施設文化財など禁制を犯さない。
 ○旅館心得
  ・騒々しくしたり、廊下を走ったりして他人に迷惑をかけない。
  ・火災、災害の非難を考えておく。
  ・階段の乗降には十分注意し、けがをしないようにする。
  ・貴重品は教師にあずける。
  ・他の旅客の部屋をのぞいたり、断りなしに入らないこと。
  ・就寝を十分にして休養をとる。
  ・門限5分前迄に帰館すること。
  ・浴室、便所、洗面所はよごさないように使用し、また浴室においては大騒ぎをしないこと。
  ・食事、寝具の申込、あやまって汚損した時、盗難にあった時はすぐ教師に申し出る。
  ・食事中は粗野になることを或めること。
  ・消灯後は、放歌、喧嘩に亘らないこと。
  ・宿舎の使用人にあまり世話をやかせないこと。
  ・入浴、食事は定められた時にすること。
  ・就寝の際は、持物を整理しておくこと。
  ・酒、タバコは禁止、違反した場合は厳重に処分する。
  ・宿舎の施設、設備をはかいしたり、持ち去ったりしないこと。
  ・他校の修学旅行隊との争いごとを起こさないように十分に注意すること。
  ・集団の一員としての自覚のもとに行動し、勝手なふるまいや、他人に迷惑をかけたりしないこと。
 ○外出について
  ・制服、制帽、身分証明書、宿の住所、電話番号を記入したものを携行すること。
  ・行き先を主任に届け、時間厳守、不安の時はパトロール、派出所へ届ける。
  ・明るい人通りを選ぶこと、風紀上よくない所、見知らぬ者の相手にならない。
  ・通行人を笑ったりしない、不良などの場合は言いがかりをつけられたりすることもあるから絶対に
   しない。
 ○衛生について
  ・生水は飲まない、暴飲暴食を避ける。
  ・間食はできるだけ取らないようにすること。
  ・身体の変調、異状に気付いた時は早く主任に連絡する。
  ・特に食事前の手洗い、うがいの働行、充分休養をとる。

◎普通科旅行日程 ◎工業科旅行日程
第一日目(9月9日:木)一バス 二列車 〜船 --徒歩 第一日目(9月9日:木)一バス 二列車 〜船 --徒歩
相川発6:30 一 両津8:30 〜 新潟11:00 相川発6:30 一 両津8:30 〜 新潟11:00
一 駅14:35 二 修学旅行専用列車(車泊、夕、朝食)  一 新潟駅11:20 二 上野18:47 -- 旅館泊
第二日目(9月10日:金) 第二日目(9月10日:金)
京都 一 奈良見学 一 京都旅館泊17:30 旅館8:00 一 都内遊覧 一 東京駅21:20車中泊
第三日目(9月11日:土) 第三日目(9月11日:土)
京都6:30 一 神戸7:50 〜 関西汽船 高松 一   二 大阪7:44 二 宇野12:30 〜 高松14:25一
屋島13:00 一 栗林公園14:50 一 琴平旅館泊 屋島 一 栗林公園 一 琴平18:00 旅館泊
第四日目(9月12日:日) 第四日目(9月12日:日)
琴平6:30 一 高松 〜 宇野9:19 一  琴平6:30 一 高松7:30 〜 神戸 一 水族館
宇野駅11:03 二 岡山 二 姫路 二 大阪15:18  一 大阪城15:00 一 京都16:30旅館泊
 一 大阪城16:10 一 京都旅館泊 第五日目(9月13日:月)
第五日目(9月13日:月) 京都8:00 一 宇治平等院 一 薬師寺 一 
京都8:00 一 京都市内見学 一 京都駅17:00車中泊 法隆寺 一 奈良公園 一 京都17:00旅館泊
第六日目(9月14日:火) 第六日目(9月14日:火)
 二 東京5:40 一 浜松町6:40 二 空港 二  京都8:00 一 京都市内見学 一 京都駅17:00
都内見学18:00 上野旅館泊  二 修学旅行専用列車 車中泊
第七日目(9月15日:水) 第七日目(9月15日:水)
旅館 -- 上野 二 新潟12:47 〜 両津16:00  二 新潟12:30 〜 両津16:00 一 相川17:20
 一 相川17:20

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