◎建物建設のための基礎工事を実施中、敷地の一部の土中にガラ混じり土(陶器、ガラス、木片ゴミ等が混入した茶色土)があることが判明。 ◎土壌調査をしつつ、さらに掘削工事を行っていたが、さらにその下の地層の一部から黒色ゴミ混じり土が出てきたため、工事を中断し、土壌汚染の有無を調査。 ◎この黒色土が、土壌汚染対策法に示された土壌汚染の判定基準値を超える物質を含むことが判明。この土壌汚染が原因とみられる地下水汚染も発生していることが判明。 ◎ゴミを含んだ土の総量は(あくまで現段階での推定値だが)5万6千立方メートル。 ◎この敷地の土地利用履歴も40年以上にさかのぼって調査したが、ここはもとは学校用地であり、その以前は農地および林地であり、土壌汚染発生の懸念がある工場や事業所があった履歴は無い。
◎こうした土地利用履歴の中の、いずれかの時点にこの地に持ち込まれたゴミが原因となって土壌汚染が発生したと推測される。(持ち込まれた時期はいまだ特定できず)
◎現在、さらなる詳細調査(有害物質を含む土壌および地下水の、正確な分布・内容の調査)を進行中。 ◎その詳細調査の結果が判明した後、具体的な対策を模索し決定する(川崎行政と相談しつつ)。 ◎また、詳細調査の結果は、8月上旬くらいに再度、住民説明会を開催して説明する。 ◎建物建設は、汚染対策の方法が決定して、実際の措置が完了するまで工事をとめる。(当然、来春3月入居開始などとしていた予定もすべて中断)。 ※計画中止との説明はされず。 ◎ただし、工事行程上「いますぐ工事を止めてしまう」と、固定されていない鉄骨・壁面・床面などが危険なままになってしまうので、こうした物を安全上問題のない状態に仕上げるための工事作業はいましばらく継続する。この作業が終了するのが、およそ7月中旬くらい。それ以降はこの建設現場内でのすべての工事をストップさせる。 ◎土壌汚染対策法の趣旨に沿って、考え得る対策措置としては「掘削除去」(汚染した土をすべて掘り出して除去する)、「封じ込め」(汚染土をなんらかの方法で建物の下に固めてしまう)、「現位置浄化」(固めるのではなく、その場所のまま薬剤中和等の方法で浄化する)といった方法が考えられるが、どういう方法にするかは、前述の通り未定。 ◎具体的な対策方法が決定するまでの暫定措置として、掘り出して地表に露出した土が風で飛散しないようブルーシートで覆ってある。このブルーシートは、降雨時に雨がしみこんで、地下水などで汚染物質が流出しないための配慮でもある。 ※但し、このブルーシートで完全に雨水の染み込みを防げるか、については事業者は明確な回答を避ける。 ◎また、(前出の汚染エリアの項目でも既に説明したように)地下水汚染は敷地内の部分に限定されているが、この汚染地下水の流出を監視するために敷地の境界部分に観測井戸を複数設け、今後も定期的に「汚染水が敷地外に流れ出ていないかどうか」の調査をつづける。万が一、流出が判明した際には、近隣住民に早急に連絡をする。 |
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〈サレジオ幼稚園側から撮影、正面は東名高速道〉![]() |
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掘り出され地表に晒された土部分がブルーシートで覆われている様子がよくわかる。 下記の追加写真をあわせて見ても、ここまで掘り下げるまで汚染がわからなかったのか、そして、その汚染された土層があるという部分をここまで“掘り出して”しまったのか、それをなぜ丸々3ヶ月間も近隣住民に連絡ひとつよこさずに済ませたのか、飛散防止というブルーシートの効力はどこまで期待できるのか、不安と心配そして疑問がわきあがります。 |
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【住民質問】この土地の開発をするにあたって、事前にボーリング調査を十数カ所もしていたはず(環境アセスの「準備書」等に記載済)、基礎工事時にも掘削をしていたはずだが汚染がわからなかったのか。そのうえ、それに気がつかないまま、汚染土を地表近くまで掘り出してしまったのか。 【業者回答】この計画では、環境アセスのこともあり、たしかに事前に土質調査は行っていたが、汚染には気がつかなかった。杭打ち工事等も行っていたが、その工程でも汚染土の存在はわからず工事をすすめた。 【業者回答】調査に時間がかかった。ことの実態がある程度わからないまま中途はんぱに説明をするわけにいかなかったので、ここまで時間がかかってしまった。 【住民返答】それにしても「いま調査中」とか、その調査の進展具合の報告など、経過をしめすアナウンスはできたはずだ。どうしてそれが一切、なんの連絡すらなされなかったのか、理解に苦しむ。 【業者回答】それまでの対処として、汚染土が風等で飛散しないようブルーシートで地表を覆っている。「詳細調査」は、汚染範囲のより詳細な確認のためと、汚染物質のより詳細な確定のための調査であり、この調べが済んで「どんな種類の物質が、どの範囲に分布しているのか」を正確に把握しないと、具体的な対処をすすめられない。 【業者回答】これからの「詳細調査」の結果を待ってから、その方法自体を検討する。剥がして撤去しなければならないかもしれないし、剥がさなくても対処できる場合もあるかもしれない。今は回答はできない。 【業者回答】いまのところ「月に2回」を予定している。 【業者回答】おおざっぱには把握している(図を示して説明あり)。詳細は調査中である。 【業者回答】検討する(この説明会の場では即答できない)。 【業者回答】……していない。そういった調査が必要かどうか、まず検討する。
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