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とある駅で直之は終電を待っていた。 都会から山まで通じている、とある私鉄の駅だった。 今日は店の遅番が、急に来られなくなり、通しで働いたのだ。 いつもと同じように下りのホームに電車が止まる。 山に近いこの駅は人もまばらだ。 直之はいつも決めている場所に座った。車両の隅の席だ。 ふと前を見るときれいな少女が座っている。 その少女は冷たい感じがして、近寄りがたい雰囲気を持っていた。 じろじろと見てはいけないと思いながらも、ついチラッとみてしまう。 直之は自分の駅に着いてしまったので、そこで降りた。 このまま一緒に彼女が降りるまで乗っていようか?とまで考えた自分にすこし驚いた。 |