長崎と横浜の風景



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 幕末になると長崎や横浜にはいろいろな外国人が見られるようになった.ここでは賑やかな音楽の聞こえる画題をとりあげる.




図1.「ストームボートノ図」
画家不詳
神戸市立博物館蔵

蒸気船の乗組員が高らかにラッパを鳴らしている.




図2.「紅毛人」
画家不詳
神戸市立博物館蔵

長崎の人も象にはびっくりしただろう.




図3.「紅毛人巡検之図」
画家不詳
神戸市立博物館蔵

象に乗ったオランダ人.太鼓・ホルン・地球儀を運ぶ人が従う.上部の OLIFANT は象を意味するオランダ語.




図4.「蛇踊囃[原字は口偏に羅,ラ だが囃に置き換えた]方之図」
画家不詳
神戸市立博物館蔵

中国人が賑やかにパレードをしている.




図5.「オランダ[原字は口偏に賀と口偏に蘭だが意訳した]人康楽図」
画家不詳
神戸市立博物館蔵

食事と音楽を楽しむオランダ人.この時代まだ外国人女性は日本本土に上陸できなかったはず.




図6.「異国人酒宴遊楽之図」
一川芳員 画
(1860年 万延元年12月)
神戸市立博物館蔵
ヴァイオリンとチェロがスタンバイする中,子供が踊っている.大きな窓から海が見える.



図7.「横浜異人屋敷之図」
一川芳員 画
(1861年 文久元年1月)
マスプロ電工博物館蔵
客を呼んでチェロを楽しんでいる.



図8.「横浜異人商館座敷之図」
貞秀 画
(1861年 文久元年9月)
神戸市立博物館蔵
レストランで縦笛とチェロとの合奏を楽しむ.



図9.「横浜異人商館之図」
貞秀 画
(1861年 文久元年9月)
神戸市立博物館蔵
ヴァイオリンを手にする女性.外はすぐ海である.


(2009年12月)


[参考] 神戸市立博物館蔵は 同館の展覧会『描かれた音楽』(2003年11月1日〜12月25日)のカタログによる.
     マスプロ電工博物館蔵は 端山 孝『浮世絵で見る 幕末・明治文明開化』改訂新版(講談社,1980年7月)による.

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