必読! プロが指南する「文章の書き方講座」




 フリーライター(物書き職人)であるsakuraは、よくこんな風にいわれます。
「フリーで仕事しているなんてすごいね。やっぱり文才あるんだね」。
こんな時、sakuraの返事は決まって同じです。
「文才じゃないのよ。
文章はある程度は鍛練だから。何度も書くこと、いつも書いていること。
その積み重ねが実際多くを占めているわけで……」。

 これは謙遜ではないんですよ。
天賦の才として「文才(書く力)」を与えられたわけではなくて、
その多くは実践の積み重ねです。
もちろん、人それぞれの個性やセンスの違いはあるわけですが…。
誰でもいきなり上手な文章を書けるわけではないし、また逆も真なりで、
「努力次第で誰でも、読ませる文章が書けるようになる」ということでもあるのです。
 読みやすい文章、グッと読ませる文章、わかりやすい内容、はたまた出版上のルールなど…、
文章を上手に書く上で必要な知識、ノウハウをこのページで紹介していきます。

「sakura(さくら)の部屋」を訪れてくれた方の参考になれば幸いです。
当講座の成果をカタチにして、「sakura’s文章添削道場」にぜひご投稿ください。
期待して待ってます!


文章執筆のポイントを紹介いたします。
内容は思いつくままランダムですが、参考にしてみてください。


file1.●リズムを大切にすること  
 文章にはテンポやリズムがあります。流れるような文章は読んでいて心地よいものです。逆に「一本調子」の文章は面白くありません。文章のリズムを決めるのは、「です」「ます」「ました」「ません」「でしょうか」などの語尾です。リズムを出すには同じ語尾が続かないように、異なる語尾でつないでいくこと。これが基本ですね。

file2. ●形容詞をたくさん並べない  
 何かを言い表そうとする時、形容詞を使いますね。「大きい」「美しい」など、形容詞の種類は数多くあります。ちょっと古い話ですが、「いちごみるく」というキャンディーのCMを覚えていますか。CMソング(ナレーションだったかな?)で、いちごみるくのことを「♪まぁるくて・ちぃちゃくって・さんかくだぁ〜」と表現していました。丸くて三角とは…どういうことですかい?と思ったものですが、それはさておき、形容詞は3つも並ぶと何が何だか余計につかめなくなるものです。それにしつこいですよね。
 例題です。「新築のいかにも立派で大きな家には、天井まである高い窓が四方に付いていて、明るい日光がさんさんと射し込んでいる」。どうでしょう? これでは読みにくいですよね。この例題は形容詞と副詞を使い分けているので、「形容」が多い割りには何とかカタチにはなっていますが…。形容詞(副詞も含む)の羅列はせいぜい2つが限度と覚えておきましょう。ちなみに例外もあります。作家の椎名誠さんの作品には、意図的に形容詞の羅列を使ってオモシロおかしく書いているものがあって、興味深いのです。

ile3. ●固有名詞が出てくる時は…
  この世の中には数多くの「固有名詞」が存在しています。文中に固有名詞を登場させる場合、それが「名詞」でいう何にあたるのか、わかるように説明しなくてはいけません。例えば、前章(file2.)の最後に出てきた「椎名誠」さんについても、名前の前に「作家の」とことわりがあります。固有名詞が登場する場合には、「飲食店の○○○○」「人気歌手の○○○○さん」など、「一般名詞」を付け加えます。もしくは「わたしは久々に美容院に立ち寄ってみました。いきつけの○×○×サロンは、……」のように、文脈において美容院であることがわかればOKです。広く一般に向けて発表する文章であれば、固有名詞の説明は必須です。新聞記事では必ず使われていますから、注意して見てください。ただし、場合によって例外があります。たとえば雑誌などで「美容サロン」特集と銘打っている場合などは、その中に登場してくるお店をいちいち美容サロンの○○○○と書く必要はありません。
file4.●書き出しがカンジン!
 文章は書き出しが重要です。「はじめ良ければ終わり良し」。冒頭から上手くリズムに乗ってしまえばこっちのものです。最初に何から書き始めるか、手を止めて考えるくらいの余裕を持ちましょう。いきなり本題に入らずに、風景や心象風景から書き始めることもあります。また必ずしも過去の出来事から順番に列挙しなくて構いません。要は主題となる部分が最も強調されればよいのです。何から書き始めれば、主題が伝わりやすいか、それが最も重要なポイントです。
file5.●ボキャブラリーを豊富に
 ものごとに対する観察力と、感受性、そしてボキャブラリー。これらは文章執筆に欠かせない要素です。「見る」「感じる」、そしてそれを表現する「言葉の表現力」。sakuraは、流行グッズの仕事で女子高生にインタビューしたことがありますが、何を聞いても「かわいいから」「みんなが持っているから」という回答しか出てこなくて困ったことがあります。どんな風にかわいいのか、どこが気に入ってるのか、なぜそのグッズなのか、そのようなことを表現する力がない…、というか日常の中で表現する必要がないからなのかな。ともかくボキャブラリーとか形容する力というのは、文章を書く上で必要で、いくらたくさん持っていても荷物になることはありません。
 文中ではひとつのものを表現するにあたって、「言い換える」という技術も必要です。たとえばパソコンについて書くとして、「パソコン」を表す言葉をいくつか使い分ける必要があります。「マシン」「モデル」「機種」「これ」「それ」「製品」「商品」…などなど。このような技術は文脈の中で生きてくるので、ちょっと分かりにくいかも知れませんが、頭に入れておくとよいでしょう。


file6.●言葉の重複に気をつけよう

 例題です。「ボクの愛車は、馬力が31馬力しかなくていつも馬力不足に悩まされているんだ」。この一文を読んで、どう感じられたでしょうか。「馬力」という単語が連続3回も出てきて、読みにくかったことでしょう。そうなんです。ついつい書いてしまうものですが、同じ単語の連続はしつこく感じられるのです。例題を書き換えるとしたら、「ボクの愛車は31馬力しかなくて、いつもパワー不足を感じているんだ」など、馬力を他の言葉に置き換えるとすっきりします。文章は一度書いたものを見直して、すっきり読めるように余計な言葉を省いていく事後処理が必要なのです。





……to be continued(続きは随時更新いたします)