The Bibliography on Afghanistan アフガニスタンに関する参考文献リスト


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 contents:

     歴史・地理等全般の概説書

     テーマ別  【ターリバーン,麻薬,天然資源
                 【国連
                 【一般社会
                 【マスウード
                 【ダリー語
                 【イスラーム

     論文・報告書・資料


歴史・地理等全般の概説書

 ★★☆ マーティン・ユアンズ(金子民雄監修、柳沢圭子・海輪由香子・長尾絵衣子・家本清美訳)
        『アフガニスタンの歴史―旧石器時代から現在まで』  明石書店 2002年

            アフガニスタンの歴史全体を通して知りたい、流れを大まかにつかみたい、という方にはオススメ。

 ??? 広瀬崇子・堀本武功
        『アフガニスタン―西南アジア情勢を読み解く』  明石書店 2002年

        おそらくアフガニスタン関連の研究者は一度は読んでいると思う。

 ★★★ 渡辺光一
        『アフガニスタン 戦乱の現代史』  岩波新書(新赤版) 2003年

        アフガニスタンの地理、近現代史に関する概説書。新書版で、内容的にも読みやすく、通勤・通学の
        合間なんかにオススメ。入門書(?)

 

テーマ別

 ターリバーン,麻薬,天然資源

 ★★★ アハメド・ラシッド(坂井定雄・伊藤力司訳)
        『タリバン―イスラム原理主義の戦士たち』  講談社 2000年

        題名通り、ターリバーンについて書かれた本だが、ターリバーン時代の北部同盟の動向や米国、
        パキスタンなど関連の深い諸国について知りたいときにも活用できる。アフガニスタンの天然資源、
        麻薬についての記述も詳しい。

 国連

 ★★★ 川端清隆
        『アフガニスタン 国連和平活動と地域紛争』  みすず書房 2002年

        アフガニスタンに関わる国連の動向を知りたい方にオススメ。カルザイ政権発足までの流れがつかめる。

 一般社会

 ★★☆ 大野盛雄
        『アフガニスタンの農村から―比較文化の視点と方法―』  岩波新書(青版) 1971年

        アフガニスタンの農民の暮らしが詳細に描写されている。農村社会など、より一般庶民の目線に立って
        アフガニスタンを眺めてみたい、という方には良いと思う。初版年の古さゆえ、言い回しが若干堅苦しく、
        専門的(?)と感じる部分もあるが…

 ★☆☆ 松井健
        『遊牧という文化 移動の生活戦略』  吉川弘文館 2001年

        パシュトゥーンとバローチの遊牧民についてとりあげた本。遊牧民の生活に興味のある方にオススメ。

 マスウード

 ★★☆ 長倉洋海
        『マスードの戦い』  河出書房新社 2001年

        北部同盟司令官の故マスウードとその周辺の人々を描写している。
        写真も多く入っていて、文体も読みやすいので、どなたでも取っ付きやすい。
        ただし、マスウードについて研究者の評価は分かれている。やはり、ムジャーヒディーンのひとりとして
        アフガニスタンで戦い、その意図の善し悪しは別として、多数の命を奪ってきたのは事実である。アフ
        ガニスタンでは、彼を良く思わない人も少なくない、ということを念頭に置いておくことをおすすめする。

 ★☆☆ 長倉洋海
        『子どもたちのアフガニスタン』岩波ブックレット559  岩波書店 2002年

        『マスードの戦い』がベースだと思うが、戦乱の中で生きるアフガニスタンの子どもたちに焦点を絞っている。
        子どもたちの生き様がありありと伝わってくる。

 ★★★ 長倉洋海
        『マスード 愛しの大地アフガン』  河出書房新社 2001年

        マスウードに密着取材したからこそ撮ることができた写真の数々。写真からアフガニスタンの雰囲気も
        伝わってくる。「難しい本はイヤだけど写真なら…」という方に最適。
        必見!!

 ★★★ 長倉洋海
        『獅子よ瞑れ アフガン1980‐2002』  河出書房新社 2002年

        マスウードの写真集の集大成(?)

 ダリー語

 ★★★ 嶋岡尚子
        『旅の指さし会話帳41 アフガニスタン』  情報センター出版局 2003年

        かわいい絵が満載のダリー語練習帳。見ているだけでも楽しめる。

 イスラーム

 ★★★ 東長靖
        『世界史リブレットN イスラームのとらえ方』  山川出版社 1999年

        イスラームについての基礎知識がコンパクトにまとまっている。初心者でも読みやすい本。

 ★★★ 21世紀研究会編
        『イスラームの世界地図』  文春新書 2002年

        イスラームの基礎知識から、紛争や民族、ジェンダーに関することまで幅広くとりあげている。
        巻末の『イスラーム用語小事典』や『イスラーム過激派国際テロ組織』は、イスラームについて
        学ぶときやニュースを見るときに参考になる。『常識の世界地図』(2001年)も面白いのでオススメ。

 ★★★ 片倉もとこ
        『イスラームの日常世界』  岩波新書(新赤版) 1991年

        イスラームの考え方がよく分かる。イスラームに対する見方が変わるかも。。。
        一読の価値あり!是非読んでもらいたい!!

 ★☆☆ 白須英子
        『イスラーム世界の女性たち』  文春新書 2003年

        個人的にジェンダー問題に対しては関心がないので評価は低いが、これは面白いし、
        読みやすい。イスラームについて学ぶなら、ジェンダーの問題は無視できない。

 ★☆☆ 板垣雄三編
        『「対テロ戦争」とイスラム世界』  岩波新書(新赤版) 2002年

        「イスラーム,中東研究といえばこの人!」という先生方によって執筆されたもの。
        ターリバーンについては山根聡氏が執筆されています。興味がないと読みにくいかもしれないが、
        イスラーム世界全般をほぼ網羅しているので、視野を広げたい方にはオススメ。

 ★☆☆ 宮田律
        『現代イスラムの潮流』  集英社新書 2001年

        「現代イスラムの潮流を、わかりやすく読み解く格好の入門書」と書いてあるが、イスラーム世界全般
        あるいは世界各国に興味がないと、読んでいて疲れてしまうかも。内容的には申し分ないと思う。

 ★★☆ 桜井啓子
        『日本のムスリム社会』  ちくま新書 2003年

        隣人はイスラーム教徒!? そうでなくても、日本で暮らすイスラーム教徒について知る試みは
        無駄にはならない!日本のことだから、読みやすい。日本社会について考えるきっかけにもなる
        かも。

 ??? 大川玲子
        『聖典「クルアーン」の思想 イスラームの世界観』  講談社現代新書 2004年

        クルアーン(コーラン)について知りたい!という方には入門書としてオススメ。
        きちんと読んでいないので、評価はつけません。

 

論文・報告書・資料

 ★★★ 鈴木均
        『ハンドブック 現代アフガニスタン』  日本貿易振興機構アジア経済研究所 明石書店 2005年

        ロヤ・ジルガの論文で参考にしたアジア経済研究所の『アフガニスタン研究基礎ノート』の市販バージョン。
        おそらく内容は変わらない。詳細な年表や様々なデータが活用できる。

 ★☆☆ Babar Shah
            “Loya Jirga and the Present Day Afghanistan” Strategic Studies, vol.20, no.4, autumn, 2000

        「ジルガとは何か」という根本的な事項から論じている。2002年の緊急ロヤ・ジルガ開催以前の、
        アフガニスタンの主要勢力の動向が分かる。(英文)

 ★☆☆ Babar Shah
            “Post-9/11 Afghanistan: Is the Loya Jirga 2002 A Turning Point?”
        Strategic Studies, vol.22, no.3, autumn, 2002

        2002年の緊急ロヤ・ジルガとその前後のアフガニスタン政界の動向が分かる。(英文)

 ★★★ M. Jamil Hanifi
          “Editing the Past: Colonial Production of Hegemony through the "Loya Jerga" in Afghanistan” 
        Iranian Studies, vol.37, no.2, 2004

        アフガニスタンに対する大国の干渉・支配、研究者の非パシュトゥーン軽視の姿勢を猛烈に批判している
        論文。極論と言えなくもないが、一読の価値あり!
        ロヤ・ジルガに関する研究論文の中ではイチバンのオススメ!!(英文)

 ★★★ S. Fida Yunas
            Afghanistan Jirgahs and Loya Jirgahs the Afghan Tradition (977A.D. to 1992A.D.)
             Peshawar

        アフガニスタンにおいて開催されたロヤ・ジルガについての記録。ロヤ・ジルガに関してこれほど総括的に
        取り扱っている文献は、おそらく他にない。
        ただし、その情報源・根拠は十分信頼できるとは言い難い。(英文)

 ??? Sayed Askar Mousavi
        The Hazaras of Afghanistan An Historical, Cultural, Economic and Political Study
             Curzon Press, London, 1998

        おそらくアフガニスタンのハザラについて深く研究したものだろう。アフガニスタン史の本といえば、ほとんど
        アフガニスタン王室、つまりパシュトゥーンの歴史を扱ったものが多い中で、非パシュトゥーンのハザラに注
        目しているのは珍しい。(英文)

 ??? Edited by Myraon Weiner and Ali Banuazizi
            The Politics of Social Transformation in Afghanistan, Iran, and Pakistan
             Syracuse University Press, New York, 1994

        アフガニスタン研究で有名なBarnett R. Rubinや社会学者Olivier Royも参加している論文集。(英文)

 ??? Samuel Munzele Maimbo
            The Money Exchange Dealers of Kabul A Study of the Hawala System in Afghanistan
             The World Bank working paper, no.13, Washington, D.C., 2003

        アフガニスタン経済には欠かせない、地下送金システム“Hawala”に関する、世界銀行による報告書。
         (英文)

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